朝食はニンビンで宿泊したホテルHavana Tam Cocでバイキングでした。本来宿泊する予定だったホテルでもバイキングでした。料理はどれも美味しかったですが、サンドイッチを素手で掴んだのに、食べずに元の場所に戻す現地の団体客がいたりと、カルチャーショックがありました。
今日は自転車を半日レンタルして、ムア洞窟に行きます。またタムコッククルーズに参加します。ハノイに戻った後はホアンキエム湖周辺で夕食を食べ、ハノイ大教会を訪れ、スーパーマーケットでお土産を買います。ノイバイ国際空港近くのホテルに宿泊し、翌朝日本への飛行機に乗って旅は終了します。
ホテルで自転車をレンタルしてムア洞窟に向かいます。半日借りて2万5千ドンでした。田植えの時期でした。来月までは乾季のはずですが、昨日と今日と、ニンビンでは霧や雨で天気が悪いです。
ムア洞窟まで目前になってくると、駐車場の勧誘が始まります。駐車料金が不明ですし、何か注文しないと駐車料金が無料にならないだろうし、無視しました。ムア洞窟にある正規の駐車場に自転車を2台停めて、1万ドンでした。
ムア洞窟のチケットは数年前の2倍である1人20万ドンでした。ここから500段あると言われる石段を登って2つの山頂を目指します。ここには名前の通り洞窟もありますが、観光客の全員が「横たわるドラゴンマウンテン(Lying Dragon Mountain)」への登山のために訪れます。
ドラゴンがいて、一番標高が高い場所からの景色はこんな感じです。悪天候で残念ですが、晴れていれば素晴らしい景色が待っています。今日はこんな天気だから、ここに訪れようかかなり迷いました。代わりにビックドン寺(Bich Dong Pagoda)やVai Gioi Caveを観光しようかとも思いました。
標高が低い方の山頂では、現地4人組のダブルカップルが10分以上、写真撮影で占領していました。実は、長時間映えスポットを独占してしまうのは、ベトナム女子のあるあるです。
下山をしたら、本当のムア洞窟を訪れます。特に何もないため、通り過ぎても大丈夫です。ホテルに自転車を返す道中でタムコッククルーズのチケットを購入します。こちらも数年前は2人で39万ドンでしたが、現在は50万ドンに値上がりしています。
タムコッククルーズに参加します。コースは1つしかなく、2人乗りのため、相席不要です。傘を差しながら船に乗ったカメラマンが観光客を撮影して写真を販売してきますが、写真の印刷は船上でするのか気になりました。
タムコックもチャンアンと同様に「チャンアンの景観関連遺産」の一部として世界遺産に登録されています。訪れる時期によって景観に雲泥の差があると思います。乾季(～2月)は稲作がされておらず、タムコックの魅力が発揮されていません。雨季の6月初旬は、黄金色に輝く稲が山水画のような景色に溶け込み絶景ですが、雨だと残念なことになります。3～4月は乾季でかつ稲は植えてあるものの見応えはまだまだです。
タムコックがあるニンビンには野生のヤギが多く生息しており、山羊肉が名物料理になっています。船上からヤギを見つけました。
途中で下船したら狭い階段を登っていきます。
雨で残念ですが、それでもタムコックの絶景を見下ろせる場所に到着しました。稲が植えられたばかりなので、まだ迫力はありません。ムア洞窟にある横たわるドラゴンマウンテンの山頂からも似たような景色を見ることができますが、今日の生憎の天気で見ることができませんでした。
再度船に乗って、クルーズに戻ります。通常のタムコッククルーズには含まれない場所のため、船頭に10万ドンのチップを渡しました。
幾つかの鍾乳洞を通過します。タムコックは折り返し地点で船上の物売りがいるはずなのですが、今日は一人もいませんでした。
カルスト地形ならではの水墨画の世界に、沢山の鳥が羽ばたいていると絵になります。
ボートを乗り終えたら、近くのお店で昼食にします。実はとある料理を食べたのですが、それが原因でウイルス性の胃腸炎になり、嘔吐や下痢に襲われることになります。
観光客が通るような道端では犬肉が売っていました。一番右の肉は犬の尻尾なのが分かります。
ミニバンに乗ってハノイに戻って来ました。ホアンキエム湖の周辺にあるスーパーマーケット(BRGMart 120)でお土産を購入しました。路上でバインコムが売っていたので、翌日の朝食用に購入しました。実際は胃腸炎で何も食べないことになります。
ハノイ大教会にやって来ました。ダナン大聖堂では中に入れなかったので、こちらでは中に入ります。
午後6時になるとミサが行われました。
夕食にブンダウを食べようと思い、ハノイ旧市街を歩いていると、バインドゥックノン(Bánh đúc nóng)の露店を見つけました。お店の名前はBánh đúc nộmです。
ベトナム北部の料理で、ベトナム風のお雑煮と言ったところでしょうか。柔らかくツルツル食感のお餅とスープがとても美味しかったです。
バス停23 Hàng Treから86番バスに乗ってノイバイ国際空港に向かいます。若干、車酔いになりましたが、原因はバスではありました。食中毒による気持ち悪さでした。ですが、まだ症状は出ておらず元気でした。
今夜宿泊するホテルGolden Lotus Airport Hotelに徒歩で到着しました。パスポート不要でチェックイン出来ました。
部屋に入るとベッドが1つしかありません。クイーンベッド2台の広々とした部屋を予約したのに、手違いのようです。
受付ロビーで部屋違いを伝えると正しい部屋に泊まれました。残念なことにコップは水垢だらけ、シャワーの温度は水のようで、給湯器の出力を最大にしても、ぬるま湯でした。部屋の電気のスイッチが壊れており、明かりを消すには、カードキーを抜いて全ての電源を落とすしかありません。
しかし部屋で荷物をほどいた瞬間から、気持ち悪くなり、嘔吐が始まってしまい、部屋を変えてもらう余裕はなくなりました。嘔吐は約6時間程続き、吐き出すものがないのに止まりませんでした。夜中の3時頃に、フエで熱中症対策のために買った岩塩を摂取すると、気分が回復して2時間だけ眠れました。
目が覚めてからは下痢が始まりました。そして自分の皮膚や口から腐敗臭がするようになり、気持ち悪さは続きます。
食欲がないどころか、食べ物を受け付けない状態になったため、バインコムは日本に持ち帰ることになりました。
