フエのホテルで朝を迎えました。今日は世界遺産であるホイアンに移動し、街並みを観光します。特にホイアン名物であるカオラウやミークアン、クアンタンの家でホワイトローズを食べるのが楽しみです。またホイアン・トラディショナル・アート・パフォーマンス・ハウスで伝統舞踏ショーを鑑賞予定です。
朝食はホテルの近くにあるお店(Quán Lươn Xứ Nghệ)で、ミエン・ルオン(Miến lươn)を注文しました。
ルオンとは田んぼにいる鰻のことで、同行者が今回の旅行で食べたいと言っていた食材です。春雨麵(ミエン)とおかゆ、スープの3種類のバリエーションがありますが、春雨麵を選んでいます。鰻は泥臭くなく、身が厚く柔らかいため、美味しいです。小骨はありません。
朝食を食べたらコンビニに立ち寄り、そしてバス乗り場でホイアン行きのスリーピングバスに乗りました。ハノイから夜通し走行したバスであり、使用済みの席しか空いていませんでした。また定員オーバーのようで、通路に座るしかない旅行者を見かけました。
車窓からの眺めはとても良いです。やることがないので、お菓子を食べてカウチポテトになるのみです。
ホイアンに到着しました。実は、今日の夜にホイアン劇場で水上人形劇が開催される曜日だったのですが、劇場の存在を調べてこなかったため、観ることはありませんでした。もったいないことをしました。
今日宿泊するホイアンドリームシティホテルに到着しました。ここは無料のコーヒーと無料の自転車レンタルがあります。宿泊費も安いですし、今回の旅行で一番当たりのホテルでした。
部屋の窓からは、ホテルのミニプールが見えました。部屋は清潔で、トイレとシャワーは区切ってあります。ホテルで荷物を置いたら、家電量販店でSDカードを購入しました。実は、SDカードがメモリー不足になってしまいました。1件目の家電屋ではSDカードを売っておらず、2件目では中国製のSDカードがありましたが認識せず、3件目でちゃんと使えるSDカードが売っていました。日本の通販サイトで買えば半額以下で手に入れられたと思う値段で、3000円ほどでした。
昼食を食べに行きます。小さな路地は世界遺産の街だけあって、情緒があります。ちなみに明日の夜にダナンに到着するのですが、その時にホイアンの物価がいかに高いか衝撃を受けることになります。後で考えてみれば、観光地値段だからそりゃそうだよね。それくらいダナンは物価が安いです。
ラオカウとミークアンを食べられるお店(Mì Quảng Ông Hai)にやってきました。ラオカウ(Cao lầu)を注文します。
味は化学調味料が多い気がしました。本当は夜にこのお店でミークアンを食べる予定でしたが、取り止めです。ラオカウとは日本の伊勢うどんが由来になったホイアン名物です。ホイアンは貿易で栄えた場所で、16世紀には日本人が住んでいました。
ホイアン市場を探索します。ここでも食事が出来ます。同行者は、他の人へプレゼントする小物を買いました。
ホイアンでは5枚綴りのチケットを購入して、そのチケットを使って観光スポットになっている建物に入場します。ここ、クアンタンの家に入るにはチケットが必要です。
しかし入口の人に食事をしたいと伝えれば、チケットなしで入れます。これはガイドブックに記載されていない情報だと思います。
クアンタンの家の奥でホワイトローズと揚げワンタンを注文しました。料理が出されるまで、家を見学します。こちらは蒸し餃子を作っている現場でした。
ホワイトローズ(Bông hồng trắng)がやってきました。ホワイトローズ4個と蒸し餃子2つでした。どちらも美味しいです。2人旅は、1人分の料理を複数頼んでシェアできるのが良いですね。ちなみにホイアン市場で以前食べたホワイトローズは、少量のスープかヌクチャムに浸った状態で提供されました。
次は揚げワンタン(Hoành thánh chiên)です。ケチャップと具材が載った料理で、ケチャップを付けたスナック菓子のようで微妙でした。どちらもホイアン名物ですが、お腹いっぱいになる料理ではありません。
ちなみにココナッツジュースはきんきんに冷えてて、極上のうまさです。同行者はビールを頼みました。ベトナムビールは幾つか種類があり、どれもアルコールが薄く水のようだと評価されます。今回の旅でビールを飲み比べするようです。
今度はフーンフンの家を観光します。ここで1枚目のチケットを使います。家系の観光スポットは目が死んだようなつまらなさです。
ホイアンは日本人の観光客を多く見かける印象の場所だと思っていたのですが、それよりも遥かに中国と韓国の団体客が多いです。狭い家に団体客と被ると最悪です。ひっきりなしに入れ替わり立ち代わりの場所もあります。
ベトナムの2万ドン紙幣に描かれている日本橋(来遠橋)で2枚目のチケットを使います。修復作業中だったので見学しようか迷いましたが、逆に貴重な機会だと思いました。ベトナムの通過であるドンは、日本語の銅が由来になっています。日本から輸入した銅でベトナムの銅銭を作っていたからです。
3枚目のチケットで訪れたのは廣肇會館です。中国人の手によって建てられた集会所で、他の観光スポットより楽しめると思います。人によってはホイアンの街中観光よりも郊外にあるココナッツフォレストで竹籠舟に乗船するアクティビティーに参加した方が良いです。街中から4.5kmの場所にあるため、自転車で行ける範囲にあります。
チケットを使用するなら、ここ廣肇會館と福建会館がお勧めです。
そしてホイアン伝統芸術パフォーマンスハウス(Hoi An Traditional Art Performance House)もお勧めです。一番訪れたかった場所で4枚目のチケットを使用します。別料金ではないのが驚きです。ただし、公演時間が10:15、15:15、16:15の3回しかないのと、早めに会場入りして座席確保するのが吉です。満員で立ち見がいました。
ベトナムの音楽が生演奏されながら、民族舞踊ショーを楽しむことができます。会場が狭く、舞台との距離が近いため、間近で鑑賞できます。また熱い外と比べて涼しいのも魅力です。後半ではビンゴ大会が始まり、1名だけにランタンがプレゼントされます。
5枚目のチケットを使ったのは、複数の団体客でまともに歩くこともできなかったタンキーオールドハウス(進記家)です。
1985年に政府によってホイアンで初の文化遺産に登録されたのがタンキーオールドハウスです。ホイアンが世界遺産になる前から保護されていました。歴史的に、ここを訪れるべき場所になっています。また螺鈿細工の家具が綺麗です。
チケットを全て使い終わったので、ホテルに戻ります。途中でバインイットラーガイが売っているという路地(Hai Bà Trưng)を歩くも、販売していませんでした。露店でマンゴーケーキ(Bánh xoài Hội An)が売っていたので購入しました。
ラップでゴミが入らないようにしていますが、路上で裸のまま売っていると、日本人はなかなか購入しないで終わるかもしれません。
ホイアンのマンゴーケーキは、もちもちしたお餅に甘い餡が入っていて美味しいです。原材料はもち米粉、落花生、胡麻、白砂糖であり、マンゴーは使われていません。粉っぽいのは小麦粉のようです。
Bà Mụ Templeを訪れます。ここは写真映えするスポットです。夜間はライトアップするようです。
徳賽寺では観光客がほぼおらず、静かな時を過ごしました。入場無料です。
あえて訪れる必要はないですが、通りかかったなら立ち寄ってみるのもありだと思います。ホテルの近くにあるコンビニに立ち寄った後、ホテルで飲み食い休憩をします。本日が9日間の旅行の4日目であり、残りの残金が気になるところです。お財布の中の10万ドン紙幣を数えたところ、ホイアンの街中で1万円を両替することにしました。
夕食は、たまたま見かけたお店でミークアン(Mì Quảng)を食べました。ミーとは小麦粉という意味ですが、ミークアンの場合は米粉です。ダナン発祥の麺料理であり、日本のきしめんのような平たい麺と少量のスープが特徴です。米粉で出来たおせんべいを割って入れます。美味しかったです。香草は同行者の希望で茹でてもらっています。野菜を摂取したいけれど、生は食べられないためです。
ホイアンナイトマーケットを散策します。ホイアンは昼よりも夜が魅力的だと思います。特にアンホイ橋の周辺では、1万ドンの灯篭流しや、乗船時間20分で15万ドンのボート乗船のアクティビティーがあります。
ランタンに囲まれて写真撮影する有料の野外フォトスタジオが幾つもありました。我こそは美男美女であると自信がある人向けです。
ドリアンが販売していました。安くて25万ドン(1500円)です。タイで購入すると300～500円で買えると思います。
同行者が大好きなフルーツ、釈迦頭が売っていたので1つ購入しました。3万ドンが2万ドンになりましたが、多分1.5万ドンが打倒な気がします。同行者の感想は熟しており、美味とのことでした。ホテルに戻って終了です。明日は今回の旅で唯一ツアーに参加します。ミーソン遺跡を訪れます。
