Bánh đa cua 5B Thọ Xương

ベトナムに到着した初日はカフェで夜を明かすことになりましたが、外が明るくなり始めたので朝食を食べに向かいます。朝早くから営業しているお店(Bánh đa cua 5B Thọ Xương)でバインダクアを食べます。

今日の予定はホーチミン廟でホーチミンの遺体と対面するのと、世界遺産のタンロン城跡を観光、タンロン水上人形劇場で観劇、そして猫料理を食べることです。

バインダクア

バインダクアとは田んぼにいる蟹で出汁をとり、サトウキビで色付けした米麺を使った料理です。ハイフォン名物になります。蟹の味やサトウキビの甘さは分かりませんでしたが、美味しかったです。ベトナムの麺料理と言ったら、フォーだけではありません。ちなみに一番好きな麺は、ブンでもフーティウでもなく、ミエン(春雨麺)になります。

ホーチミン廟

ホーチミン廟に行きました。まだ時間が早いため、散策します。

一柱寺

一柱寺(延祐寺)を見ました。着生蘭を沢山見かけましたが、花はありませんでした。日本の野山に自生するような着生蘭と比べて、大型で堅強なのが良く分かりました。

時間を潰したら、ホーチミン廟でホーチミンの遺体を見学しました。見学するための行列に1時間程並んで、遺体と対面できるのは1分未満です。エジプトのミイラと違って、死後直後のままの状態が維持されており、あたかも眠っているかのようです。このように公開されるのは、本人の意思ではなかった記憶があります。

ホーチミンの家

ホーチミンの家をさっと見学します。

次はハノイトレインストリートへ向かいます。事前情報によると午前8時半、午前9時半、午前11時半に電車が通過するようです。タクシーに乗れば午前9時半に通過する電車を見れそうです。

タクシーを呼ぶアプリ、Grabを数年ぶりに使ってみました。すると10秒もしないでタクシーが決まり、更に10秒もしないでGrabの塗装をしたタクシーが目の前で止まりました。やけにスムーズだと思いながら、Grabの仕組みを理解しないでタクシーに乗り込んでしまいました。

実は予約したタクシーではありませんでした。予約したタクシーになりすました悪徳タクシーでした。ドライバーが、やけに話しかけてきて嫌な予感がし、メーターを回しながら遠回りされて料金が上がっていき、そもそも事前に値段が決まっているGrabタクシーはメーターを回さないことから乗るタクシーを間違えたことに気が付き、予約していた本当のGrabタクシーを急遽キャンセルしました。

ハノイトレインストリート

ハノイトレインストリートに到着し、メーターに表示された約6万ドン(360円)を支払おうとすると、更に悪いことが続きました。ちなみに正しいGrabタクシーに乗っていたら乗車料金は約3万ドン(180円)と半額です。英語で約60万ドン払えと言われました。断ると、ベトナム語を日本語に翻訳するアプリを使って脅迫してきました。「あなたのSNSアカウントを知っている。友人30人がどうのこうの。」みたいな変なことが書いてありました。メーターに記載されている正しい料金(それでも遠回りされてますが)を払って、降りてしまえば良かったのですが、数年ぶりの海外で数年ぶりのタクシーです。自分の中にある海外スイッチが完全にオフでした。10万ドンでケリを付けようなんて、余計なことを考えてしまい、結局元々の料金である約6万ドンを取り返すのを忘れ、10万ドン+約6万ドン、合計約16万ドン(約1000円)を払ってしまいました。

遠回りされるわ、脅迫されるわ、悪い予感がした瞬間から録画する判断をしないわ、結局午前9時半の電車は来ないわ。不運続きでした。ちなみに今回のベトナム旅では、流しのタクシーを含め、タクシーを沢山乗ることになります。

タンロン城跡

タンロン水上人形劇場で15時開演のチケットを購入して、タンロン城跡を観光します。世界遺産になっていますが、遺跡というより博物館のような場所なので、眠くなる場所でした。

今日は午後5時10分に、フエ行きの寝台バスに乗らないといけません。時間に限りがあるため、Grabでタクシーを呼ぶことにしました。すると直ぐにタクシーが目の前に止まりました。アプリを見ると、手配したタクシーはまだ到着していないと気が付きました。アプリに掲載されているドライバーの顔も、目の前にいる人と別人です。こうして騙されず、正しいタクシーに乗ることができました。ちなみにアプリに車体番号が記載されており、それで手配したタクシーかどうか簡単に見極められると気が付いたのは、数日後でした。

タクシーで向かったのは、こちらの犬肉と猫肉が食べられるお店(Pham Bang)です。お店に着いたものの、タクシーの降り方が分かりませんでした。到着したのに、アプリは乗車中の表示であり、会計ボタンがありません。実は、以前Grabアプリを使っていた時はクレジットカード登録をしておらず、タクシーを利用する度に現金払いでした。今回はクレジットカード登録をしており、目的地に到着したら、そのままタクシーを降りれば良いだけでした。

戸惑いながらも、無事にタクシーから降りれました。

メオハップ(mèo hấp)と呼ばれる蒸した猫肉

お店で注文したのは、メオハップ(mèo hấp)です。蒸した猫肉です。犬肉よりも猫肉が食べられるお店は少ないです。以前、露店で犬肉(皮と骨が付いた肉と腸詰め)を食べた時は、とにかく臭くて美味しくありませんでした。このお店の犬肉は食べていませんが、多分美味しいと思います。

なぜなら、こちらの蒸した猫肉は臭みがほぼありません。柔らかく、脂身もあり、美味でした。付けダレはマム・トムだと思うのですが、きつい臭いですがお肉に付けると、いけます。ただ、すぐ飽きてしまう味というか臭いです。塩があったので、半分以上は塩を付けて食べました。余談ですが、日本人は鯨を食べますが、ベトナムでは鯨は神様です。

食事をした後は、タクシーではなくバスを乗り継いで、Hàng Than通りへ向かいました。

この通りはバインコムが売られています。私は猫肉の昼食でしたが、同行者はそんなゲテモノは食べません。お餅を昼食代わりにしました。

購入したのは、2種類のバインコムとバインイットラーガイ、バインピアです。

バインイットラーガイ

まずはバインイットラーガイ(Banh It La Gai)です。ホイアンで買う予定だったのですが、ホイアンでは買うことができませんでした。ガイの葉で黒くなった餅には緑豆餡が包まれています。甘さ控えめです。

バインコム

バインコム(Bánh cốm)は通常より早く収穫した緑色のもち米で作ったお餅です。こちらも緑豆餡です。餅の色が薄い方は、米を油で揚げていると言っていました。ちなみにバインは餅、コムは米の意味です。

バインピア

バインピア(Bánh Pía)はドリアン月餅と呼ばれ、ドリアンの微かな風味を味わえる月餅です。1個ごとに包装されており、お土産にぴったりです。

ドンスアン市場を少し観光したら、ハンバック通り(P. Hàng Bạc)で両替をしました。空港でも両替をしていますが、この通りの方がお得です。空港では手数料無料でかつBUYの値が高い両替所を選びました。

タンロン水上人形劇場に来ました。ロータス水上人形劇場にしようか迷いましたが、知名度のある方を単純に選びました。

タンロン水上人形劇場

言葉が分からなくても、くすくす笑えるような内容だったりします。ベトナムの楽器演奏は良かったです。撮影可能なので、後ろの席だと人のカメラや手が邪魔して、劇を楽しめません。

ベトナムに観光したなら、一度は鑑賞しに訪れても良いような場所でした。歩いて見て回る観光だけだと物足りなくなります。

夜行バスに乗る時間までの間、ホアンキエム湖で夕食を探します。とりあえず、ドリアンアイスを食べます。ドリアンが入っているというより、香料が入っているだけのように感じました。昔、ドリアンアイスを見つけたら必ず食べていたのですが、その時の美味しさは感じませんでした。

コム(米)とチャオ(おかゆ)を履き違えて注文してしまった、おかゆが今日の夕食です。美味しかったですが、熱々でした。

スリーピングバス

33人乗りのスリーピングバスに乗車します。3列シートで、窓側かつ下の段の席を選びました。カーテンがあるので、車内でお着換え可能です。快適に過ごせました。

バスの車内にトイレが多分ないように思います。トイレ休憩がありました。熟睡とまではいきませんが、眠れました。またUSBの充電が可能です。