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ヒメムヨウラン
ヒメムヨウラン
小さくて葉が無い蘭であることが名前の由来になっている光合成をしない多年生植物です。全身が赤褐色であり、色の濃さは個体差が大きくあります。葉緑素がありません。土壌に存在する菌類から栄養をもらっており、適応した場所でないと生きられないため分布が限られます。そのため絶滅危惧種になっています。
背丈は大きくて20cm程、花弁の長さは約3mmなので、人の目では見逃してしまう存在です。花柄子房がねじれないため、唇弁が上側にあります。
赤い色素がなくなった真っ白なアルビノ個体のシロバナヒメムヨウランや、全身が黄色であるキイロヒメムヨウランが確認されています。
基本情報
和名:漢字
姫無葉蘭
学名
Neottia acuminata
分類:目
キジカクシ目 Asparagales
分類:科
ラン科 Orchidaceae
分類:属
サカネラン属 Neottia
分類:種
ヒメムヨウラン N. acuminata
花期
6月
赤リスト
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
神奈川県:絶滅種(EX)
山梨県:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
分布
富士山麓, 三ッ峠山
分布地
北海道、本州中北部
その他
植物
中国語では、尖唇鸟巢兰(尖唇鳥巢蘭)と呼ばれおり、唇弁または蕊柱が尖った口ばしに見え、鳥(花)が沢山いる巣のような蘭といったところでしょうか。。
ヒメムヨウラン
6枚あるように見える花弁は、全て花弁ではありません。中央上部にあるのが唇弁で、その両脇に側萼片です。その下に側花弁があり、一番下にある1枚が背萼片です。中心部から出ている突起物のようなものは蕊柱で、雄しべと雌しべが合着してできた構造物です。
赤褐色が強い個体
赤褐色が薄い個体
6月12日(三ッ峠山)
花茎は曲がりやすいです。
ヒメムヨウラン
花は最初は真横を向いていますが、咲き終えると花柄を上に持ち上げて天を見上げる姿になります。唇弁や側萼片が黒く萎れながら北海道、本州中北部、子房が膨らみ始めます。

キイロヒメムヨウラン

キイロヒメムヨウラン
唇弁と子房に色が濃くでています。
上部はまだ蕾の状態です。
ヒメムヨウランと姿や生育条件は変わりません。針葉樹林の林床に生え、背丈は10〜20cmほどです。
総状花序であり、花は下から上へ次第に開花します。花茎の下に見える小さな葉のようなものは、光合成をしなくなり葉が退化した鞘状葉です。葉緑素を持たないので光合成をしない腐生植物です。
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