丹沢遊人
丹沢遊人 第2号
丹沢は水が豊富な山塊。
幾千もの滝と氷瀑が出迎える。
丹沢には宮ケ瀬湖や丹沢湖があり、それに伴った玄倉ダムや三保ダムなどもあります。丹沢は水が多い山で、丹沢水系と呼ばれています。そこには有名な滝から無名滝、寒い冬にしか姿を現さない氷瀑が数多く存在します。
今回は遺言棚や雨棚など技術の必要な沢登りやロープワークが不要な滝や氷瀑を紹介します。登山初心者向けのコールでたどり着くことができます。
西丹沢にある有名な本棚と下棚から、名前すらない氷瀑など様々あります。
新緑の本棚
6月24日
西丹沢にある本棚は落差約60mある滝で、丹沢三滝の1つに選ばれています。滝の目の前には比較的簡単に行けますが、滑りやすいためストックがあると安心です。
冬の本棚
冬の寒い季節には、滝の一部が凍り付き氷瀑になります。
西丹沢にある下棚は落差約30mある滝です。本棚の側にあり、本棚と比べると見劣りしてしまいますが、積雪時にはとても情緒ある光景になります。本棚よりも歩きやすいです。
新緑の下棚
冬の下棚
落差30mの滝で、西丹沢のモロクボ沢にあります。滝までは何度か渡渉する必要がありますが、沢に入らなくても何とかたどり着くことができます。滝より先は沢登りになります。
積雪した犬拓氷瀑
冬の寒い時期にだけ出現する氷瀑です。凍っていない時期は通り過ぎてしまうくらい変哲もない場所です。氷瀑は育たずに氷が融けてしまう年もあり、一番の見頃の時期に訪れるのは難しいです。
冬の寒い時期にだけ出現する2段になった氷瀑です。
冬の寒い時期にだけ出現する氷瀑です。岩から染み出た水が凍り、氷瀑になっています。
穴ノ平沢F1
氷結
西丹沢県民の森の近くにある穴ノ平沢のF1です。迫力はありませんが、凍り付くと白くなります。
金目川の源流付近にある滝です。蓑毛バス停から歩いて行くことができます。
不老山の近くに存在する滝です。
丹沢にあるミツマタの群生地、不動尻にある滝です。