今回の登山先は神奈川県の低山です。横浜最高峰の大丸山と鎌倉最高峰の大平山、横浜最高地点であるへ天園をハイキングします。これら3つの頂は神奈川県の分県登山ガイド54座に含まれており、3座制覇できます。オカトラノオや腐生植物のギンリョウソウなどの植物を探しながら、円海山から北鎌倉まで歩き通します。

まずは駅からバスを利用して円海山氷取沢市民の森へ来ました。

一般的な入り口ではないマイナールートから歩き始めたため、注意看板が設置されていました。

いっしんどう広場に到着しました。本当は円海山の山頂に訪れてみたいですが、私有地なので諦めます。

ハナイカダ

ハナイカダです。花が葉の中央で咲きますが、実もそのまま中央についてました。

オニシバリ

オニシバリも結実しています。春に花をよく見かけますが、それ以外は気に留めることがなかったので、赤い実になるとは知らなかったです。

ムラサキニガナ

ムラサキニガナ

植物探しが目的ですが、未踏峰だった大丸山も重要な目的の1つです。大平山と天園は以前登頂しています。そしてこの山頂で、神奈川県の分県登山ガイド54座のうち、40座目の登頂になります。全ての登山記録を公開しているわけではないため、40座分の公開記録はありません。ボツになったものや、載せるとまずいものもあったりします。

アジサイが綺麗ですね。この前、あじさい寺として有名な明月院に訪れたら、身動きできない程の観光客がいて、そそくさと退散してきました。

横浜市の最高峰である大丸山

横浜市の最高峰である大丸山に登頂しました。標高156.8mです。横須賀の街並みを見下ろせる場所です。夜景を楽しめるスポットにもなっています。

市境広場に到着しました。ここからは鎌倉ならではの岩と苔の景色が広がる道になっています。

石を切って開いた古道のような、情緒があります。苔が生えて、鎌倉と言ったら鳩サブレよりも、この景色です。

ホタルブクロ

今回歩いたコースはオオタカやサンコウチョウが生息する場所になっており、鳥を撮る鳥屋を見かけました。一瞬だけサンコウチョウの雄を見つけましたが、鳥を撮影する用の望遠カメラは持っていないため、目で見るだけでした。

オカトラノオ

鎌倉市の最高地点である天園に到着です。最高峰より最高地点の方が標高が高く、159.4mになっています。

大平山の山頂広場でお昼休憩です。紅葉の土日は大混雑する場所も、時期が違えば、もぬけの殻でした。

鎌倉市の最高峰である大平山は標高159.2mです。

ヤマユリ

ヤマユリが咲いていました。登山や山野草に興味を持つ以前ですが、鎌倉のお寺を全て巡ろうとしたことがありました。全て巡ることを重視していたためか、どの寺に訪れたのか、撮影した写真を見返さないと分からない状態です。

イワタバコと言ったら梅雨の鎌倉、梅雨の鎌倉と言ったらイワタバコと言えるくらい、イワタバコの季節でした。昔、東慶寺でイワタバコを見たのを記憶に残っています。当時は写真撮影が可能でしたが、現在は撮影禁止のようです。

ユキノシタが咲いていました。筑波山でホシザキユキキノシタを見に行かないとと思いながら、いつ見に行くことになるのでしょうか。ツクバキンランの時期に行こうと思いながら、ハルザキヤツシロランを見に行って、丹沢でその時期限定の長距離登山などで、行かずに終わってしまいました。

ギンランの結実した姿を発見しました。以前、コクランを見つけた場所の近くだったので、なぜかコクランだと思ってしまいました。葉っぱが違うのに、脳内処理は先入観に脆いのだと自覚した次第です。

ギンリョウソウを見つけました。地元の人に話を聞くと、毎年ここに出没しており、毎年見に来るのだと言ってました。

カントウカンアオイ

クマガイソウもいました。人目が届きにくい場所に1株だけいたので、植栽ではないような気がします。ただ、鎌倉にある東慶寺や覚園寺や横浜にある金沢動物園などのクマガイソウは植栽で、それらの種子が何らかの方法で飛んできた可能性もありそうです。

日程表