ディネマ・ポリブルボンとは南米に自生する小型の着生ランです。1つのバルブに2つの葉をつけ、冬に黄色い花を咲かせます。洋蘭の中では堅強で育てやすく、増えやすいため、初心者に向いています。草丈は5cm、花径は3cmくらいです。
一般的な育て方としては水苔に植えたり、または水苔と共に木の枝や幹に着生させます。乾燥に強く、耐暑性もあります。耐寒性は弱いですが、霜に当てなければ、一年中屋外で育てられます。乾燥気味に育てることが推奨されていますが、花芽が形成されたら常に用土を湿らせておかないと、花芽が枯れてしまいやすくなります。
品種改良されておらず、原種が洋ラン専門店やインターネットで販売されており、500円以下で購入できることが多いです。
学名：Dinema polybulbon
木の枝に根っこを巻き付け、その上に水苔を被せ、糸で縛ると失敗しません。1年中、用土を湿らせて置いても枯れず、旅行で1週間程、水を与えない日があっても問題ありません。根が活着すると今まで以上の環境に耐えます。
花芽が形成されてから、蕾になり、開花するまで3ヵ月程の期間が必要になります。その間は水を要求します。肥料を与えなくても問題ありません。花芽がない冬の時だけ、乾かし気味に育てるのが良いかもしれません。
春の4月頃に、長く伸びた匍匐茎を切って株分けしたり、植え替えを実施します。株分けの場合は、バルブを少なくとも4～5個単位で切ると安心です。
ネット販売だけでなくホームセンターでも売られてることがあります。
