軍艦島とは、長崎港から南西およそ19kmの沖合いに位置する端島です。南北に約480m、東西に約160m、周囲は約1200m、面積は埋め立て工事によって、本来の約3倍の面積に拡張され0.063 km²になりました。端島は海底炭鉱の島で、岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋アパートが立ち並ぶ外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。2015年、国際記念物遺跡会議(イコモス)により、軍艦島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されました。
住所
長崎県長崎市高島町端島
アクセス
長崎港から軍艦島上陸ツアー船に乗船し、約40分。
営業時間
午前便と午後便の各1便。(時間帯は各旅行会社により異なる)
・(株)シーマン商会(ツアー所要時間・・・約2時間50分)
・軍艦島クルーズ株式会社(ツアー所要時間・・・約3時間20分)
受付開始 | 集合時間 | 常盤2号桟橋→ | 軍艦島 | →常盤2号桟橋 | |
午前便 | 9:45 | 10:10 | 10:30 | 11:30〜 12:30 頃 |
13:00 頃 |
午後便 | 13:00 | 13:20 | 13:50 | 14:30〜 15:30 頃 |
16:10 頃 |
受付時間 | 出発 | 高島上陸・見学 | 軍艦島上陸見学 | 高島港 | 長崎港 | |
午前便 | 8:10~ 8:50 |
9:10 | 約30分 | 約50分 | 11:45 | 12:30 |
午後便 | 13:00~ 13:40 |
14:00 | 約30分 | 約50分 | 16:45 | 17:20 |
料金
・(株)シーマン商会
大人:3900円(乗船料)+300円(施設見学料)
中高生:3100円(乗船料)+300円(施設見学料)
小人:1900円(乗船料)+150円(施設見学料)・軍艦島クルーズ株式会社
大人:3600円(乗船料)+300円(端島見学施設使用料)
小人:1800円(乗船料)+150円(端島見学施設使用料)
大人:3900円(乗船料)+300円(施設見学料)
中高生:3100円(乗船料)+300円(施設見学料)
小人:1900円(乗船料)+150円(施設見学料)・軍艦島クルーズ株式会社
大人:3600円(乗船料)+300円(端島見学施設使用料)
小人:1800円(乗船料)+150円(端島見学施設使用料)
観光シーズン
夏以外(南よりの波が入り上陸率が他の季節より下がるため)
観光時間
全行程で約3.5時間
その他
見学通路のみ観光可能です。
軍艦島クルーズ株式会社のクルーズ内容を紹介です。長崎港から乗船し出発。今回は高島よりも先に軍艦島へ向かいます。船の名前はブラックダイヤモンド。黒とオレンジ色の船が特徴です。このクルーズでは高島の軍艦島ミュージアムに立ち寄ります。
ブラックダイヤモンド
こんなに波がない日は珍しいそうです。
いよいよ上陸!
天川の護岸
明治期、島の拡張に伴う護岸づくりは、石灰と赤土を混ぜた天川と呼ばれる接着剤を用いた石積み工法によって実施されました。島の至る所で現存しています。
明治期、島の拡張に伴う護岸づくりは、石灰と赤土を混ぜた天川と呼ばれる接着剤を用いた石積み工法によって実施されました。島の至る所で現存しています。
貯炭ベルトコンベアー
精選された石炭は、このベルトコンベアーによって貯炭場に蓄えられ、石炭運搬船に積み込まれました。
精選された石炭は、このベルトコンベアーによって貯炭場に蓄えられ、石炭運搬船に積み込まれました。
第二堅坑坑口桟橋跡
主力坑だった第二堅坑を含め、鉱山施設は現在ほとんど崩壊しています。辛うじて残っているのは第二堅坑へ行くために設けられた桟橋への昇降階段部分です。
総合事務所
鉱山の中枢であったレンガ造りの建物。この中には炭坑作業員のために大きな共同浴場がありました。浴槽は炭坑作業員の汚れでいつも真っ黒だったそうです。
左の建物:31号棟、右の建物:30号棟
30号棟
30号棟アパートは1916年に建てられ、日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートと言われています。鉱員社宅として利用され、内庭や地下に売店がありました。31号棟アパートは地階に一般用の共同浴場があり、1階には郵便局や理髪店がありました。
軍艦島を後にしたら、高島へ向かいます。
端島模型がある石炭資料館と岩崎弥太郎銅像を観光し、長崎港へ。長崎港で軍艦島クルーズ終了です。
端島模型がある石炭資料館と岩崎弥太郎銅像を観光し、長崎港へ。長崎港で軍艦島クルーズ終了です。