パムッカレ石灰棚 ヒエラポリス遺跡
パムッカレ石灰棚とヒエラポリス遺跡とは、炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて出来た白い石灰棚です。石灰棚とそこにあるヒエラポリスと言うローマ帝国の都市が存在した遺跡は世界遺産になっています。
これらがあるパムッカレはトルコ語で「綿の宮殿」という意味です。綿とあるのは昔からこのあたりが良質の綿花の一大生産地でした。
石灰棚は裸足になって歩く事が出来ますが、年々源泉の量は減ってきており干からびた場所が多くあります。
ヒエラポリス遺跡は紀元前2世紀にペルガモン王国の都市として建設され、西暦2世紀頃ローマ帝国の温泉保養地として栄えましたが、1354年の大地震で完全に廃墟と化しました。現在はローマ様式の街並みの一部とローマ劇場、ローマ浴場が残るだけとなっています。

基本情報

住所
Merkez, 20190 Pamukkale/Denizli, Turkey
アクセス
イスタンブールからデニズリへは長距離バスに乗車。
デニズリからパムッカレへはPamukkale Belediyesiと書かれた町営バスに乗車。
パムッカレから石灰棚へは徒歩。
営業時間
8:30~21:00(冬期は閉館時間がもっと早い)
料金
35TL
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
1~2時間
その他

入口

地図

パムッカレ石灰棚

パムッカレの街を見下ろせます。
干からびています。
1988年に世界遺産に登録された事によって、観光客が押し寄せるようになったため、付近にホテルが乱立しました。ホテルが勝手に温泉を引いた事で湯量が激減してしまい一時は枯渇してしまいました。現在は僅かな源泉が湧き出すのみになっています。
石灰棚にたまった源泉はぬるま湯です。
野良犬

ヒエラポリス遺跡

パムッカレ・テルメル
パムッカレ・テルメルは温泉プールのような施設で、天然の炭酸泉が沸いています。温泉の底にローマ時代の遺跡が沈んでおり、その中で泳ぐことが出来ます。