登山地図

ルート

宮ヶ瀬湖の北には南山という低山があります。丹沢山塊に属しています。周辺には鳥屋と呼ばれる福寿草(フクジュソウ)の群生地があります。他に東一華(アズマイチゲ)も見かけることができます。またラン科植物やカンアオイと言った植物を見かけます。

今回は橋本駅からバスに乗って南山を登山し、宮ヶ瀬遊園地からバスに乗って本厚木駅へ帰宅する計画です。まずは橋本駅からバスに乗って上長竹バス停で下車します。

長竹カントリークラブの横を通って登山道へ向かいます。去年も同じ時期に南山へ登ったのですが、その時は狩猟日でした。開猟期間は11月から2月または3月頃までで、土日が狩猟可能な日になっています。去年は狩猟本能むき出しの猟犬に飛び掛かられて、襲われてしまいました。今年は開猟期間が終わっているので安心です。

カンアオイの花を1ヶ所に沢山見つけました。他に、何か所にもありました。豊富に存在するようです。どれも去年の花なのか、古そうでした。

花の紹介はこれくらいにして、登山道を進んで行きます。バス停から南山山頂までの標高差は300mくらいです。基本的になだらかで歩きやすい道がほとんどです。運動不足解消や久しぶりの登山にぴったりの場所です。

分岐を左に行くと、宮ヶ瀬ダムへ行けますが、今回は山頂がある右へ進みます。橋本駅から南山へ登山する人は、バス終点の鳥居原ふれあいの館バス停で下車して、南山を登った後、宮ヶ瀬ダムへ下山する人が多いように思います。私は鳥居原ふれあいの館バス停へ下山します。

ちなみにバス代を安くするなら、本厚木駅から宮ヶ瀬バス停までバスに乗車し、そこから宮ヶ瀬虹の大橋を渡り、鳥居原ふれあいの館バス停から登山して宮ヶ瀬ダムへ下山すると行きも帰りもバス代が安くなります。電車もJRより格安な小田急線利用になります。登山は何かと財布の中にが交通費として、湯水のように消えていく娯楽です。

標高538mある南山の山頂に到着しました。ベンチが2つあり、昼食にします。山頂からは仏果山や大山、塔ノ岳、檜洞丸など数々の丹沢山塊が見渡せます。

座間から登山をしに来ている2人組と出会い、どうやら次回グループで南山を登るために下見登山をしているとのことでした。福寿草の存在を知らなかったようで、この時期に南山を登るのは福寿草目当てだと勝手な先入観がありました。登山の目的は十人十色です。

食事を終えたら権現平経由で鳥居原ふれあいの館の方へ下山します。天気が良ければ、いつも宮ヶ瀬ブルーは健在です。

無事に下山しました。鳥居原ふれあいの館では多くのバイクと車が集結していました。

遊覧船「ミーヤ丸」が見えました。鳥居原ふれあいの館から帰りのバス停がある宮ヶ瀬までコースになっています。他に30分周遊コースもあります。乗車する人がいなければ欠航と放送があったので、時間帯によっては通常料金で貸し切りなんて状況もありえそうです。

右には宮ヶ瀬虹の大橋が見えます。福寿草の群生地を観光しに行ったら、大橋を渡ってバス停へ向かいます。

鳥居原ふれあいの館は道の駅のような施設で、食事処があり、植物や野菜などの販売コーナーもありました。アメジストなどの鉱石も売っており、デアゴスティーニの鉱石がどれだけぼったくりかを知ることになります。

「つくいきな粉のチーズケーキ」が380円で売っていました。味はおいしいですが、きな粉の存在感が想像以上に強く、チーズの味が分からず、きな粉を食べているようでした。それ故に滑らかさやクリーミーさは弱いです。黒蜜があると、より美味しいと思います。ネット通販だと送料込みですが1個700円以上します。

鳥居原ふれあいの館の近くにある福寿草散策路に到着しました。群生地はここと、ここから片道10分の場所にある相模原市鳥屋地域センター周辺の2ヶ所あります。今回はここだけの散策にします。両方行かないと後悔するような要素は特にありません。

福寿草

福寿草(フクジュソウ)

フクジュソウ

去年の今頃は見頃を終えて終盤でした。今年は2月下旬から咲いていますが、開花が遅いようで見頃でした。土から顔を出したばかりの個体もいました。まだまだ花を楽しめそうです。

キンポウゲ科の植物であり、ツクモグサのような葉っぱが特徴的です。また日光が十分にないと花を開きません。

花を見終えたら、宮ヶ瀬遊園地へ向かいます。宮ヶ瀬湖の反対側に見える中央の山は、今回登った南山です。ダイエットにはならないくらいの運動量でしたが、日頃の不摂生によって登り始めから足が重かったです。

宮ヶ瀬虹の大橋を渡ります。宮ヶ瀬バス停の近くが登山口になっている春ノ木丸へ登ってみたい気持ちもあります。登山開始から下山まで約1時間ほどで、展望も特にないため、次いでじゃないと登ろうとは思わない山です。

橋を渡るとミツマタが咲き始めていました。宮ヶ瀬バス停がある宮ヶ瀬遊園地は、「水の郷商店街」と呼ばれる飲食店が幾つも並ぶ場所があり、混雑していました。ジビエ料理である鹿肉の串焼きが販売されていました。バスに乗車し、本厚木駅へ行き帰宅しました。

アズマイチゲ(東一華)はまだ開花していないばかりか、2個体しか発見できませんでした。去年は沢山存在していたため、時期が早すぎたのか、私の目が節穴だったのか、数を減らしてしまったのか。どうなんでしょうか。キクザキイチゲもそろそろ咲き始める頃でしょうか。

日程表