クアンシーの滝
クアンシーの滝とは、ルアンパバーン市内から南に約30km程はなれた場所にある滝です。幾つもの滝が連なる遊歩道の奥に3層からなる落差50mの滝があります。山道を登って滝の一番上まで行く事が出来ます。
カルスト地形によって石灰分を含んだ水が流れ落ちながら無数の石灰華(石灰棚)が造形されました。滝壺での水浴が観光客に人気です。水中に溶け込んでいる太陽の光と石灰分によっ水がエメラルドグリーンに見えます。
敷地内にはツキノワグマ保護センターがあり、ツキノワグマを観察する事が出来ます。

基本情報

別称
Kuang Si Falls
住所
Luang Prabang, Laos
アクセス
ルアンパバーンの街から車で1時間。
営業時間
8:00~17:30
料金
入場料:20,000キープ
個人:乗り合いタクシーなら往復料金:25,000キープ
ツアー:
ホテルでの予約は少し割高で往復料金:40,000キープ
象乗り・パークウー洞窟・クアンシーの滝・昼食付のセットで315,000キープ(35USD)
観光シーズン
乾季(11~2月)
観光時間
2時間
その他
雨季の方が水量があります。乾季なら水の色は綺麗です。

入口

入口
駐車場にあるお土産屋

ツキノワグマ保護センター

入口を進んですぐの場所にあります。
ツキノワグマは絶滅危惧種に指定されています。密猟、森林の破壊、そして人間社会の拡大により、アジア全体での野生の熊の数が大幅に減少しています。
クマは掌、爪、そして胆嚢が伝統医の薬品のために密猟されています。薬草や合成薬等、動物の密猟する事なく使用できる代替薬がありますが、クマの材料を使った処方は続いています。
ツキノワグマ(マレーグマ?)

石灰華

光と陰影で輝く小さな滝
沈んだ倒木
橋の上が撮影スポット
石灰華は最初は小さな落差の滝ですが、奥に行くほど落差は大きくなっていきます。
日本で見かけない白い花
水着持参で泳げます。
倒木
遊歩道から少し外れた場所にある滝つぼはプライベート空間で泳ぐことが出来ます。簡易更衣室はありますが、貴重品は自己管理が必要です。
ここが一番石灰棚が綺麗な場所です。
幾つもの緩やかな段差と落差のある段差が魅力的な場所です。泳げるほどの深さもないため、写真撮影も人が映り込みません。

クアンシーの滝

メインの落差50mの滝
石灰成分。
ここでは泳ぐことが出来ません。他の滝と異なるのは落差が激しいだけでなく、水の流れる方向に沿って石灰成分が大きく成長し続けている事です。これは鍾乳石が成長する原理と同じです。それによって普通の滝では見る事の出来ない独特の姿をしています。

滝の上部へ続く登山道

登山道からは山の景色が見えます。
落差50mの滝の左側には登山道があり、そこを登って行くと滝が落下する場所へ行く事が出来ます。観光客の数は一気に減ります。乾季なら靴が濡れずに20分程で登りきる事が出来ます。

頂上

滝の落下地点
水源は奥まで続きます。