ワット・シェントーン
ワット・シェントーンとは、1560年にラーンサーン王朝のセーターティラート王により建立された寺院です。ルアンパバーンで最も美しく最も古い寺院の1つで、ビエンチャンの商人で一財を築いたチャンターパニットの自宅があった場所にあります。
本堂の屋根は大胆に湾曲した屋根が特徴的なルアンパバーン様式です。壁面は仏教に関する物語やかつてここにあった大きな樹木「マイ・トーン(黄金の木)」がモザイクで表現されています。
北の壁面にあるゾウの頭はガネーシャで堂内の水道と繋がっており、4月のピーマイ・ラーオ(ラオスの正月)ではここから流れ出てくる水を求めようと人々が集まっています。
霊柩車庫には1960年のシーサワンウォン王の葬儀で遺体を乗せた霊柩車が納められています。

基本情報

別称
Wat Xieng Thong
住所
Khem Khong, Luang Prabang, Laos
アクセス
ルアンパバーンの街(半島部)から徒歩圏内。
営業時間
7:00~18:00
料金
20,000キープ
観光シーズン
乾季(11~2月)
観光時間
30分
その他

入口

20,000キープを入口で支払います。
入口は2ヶ所ありますが、自転車を止める場合はメコン川沿いでない入口を利用します。自転車に鍵をかける事はできません。
入口にいる入場チケットを販売する係員は時間によって交代するため、自転車が誰のか把握していないと思います。
入場券は連続する2日間使用できますが、観光時間はそんなにかかりません。

本堂

背面には1960年代に職人によって制作されたマイ・トーン(黄金の木)がモザイクで表現されています。
この木は実際にかつてここに立っていたと伝えられる高さ160mの大樹がモチーフになっています。仏教に関する物語が表現されています。
マイ・トーン
9枚の屋根で構成
北側の壁面には、ヒンドゥー教の神の1つであるガネーシャのゾウの首があり、堂内の水道と繋がっています。4月のピーマイ ラーオ(ラオスの正月)ではここから流れ出てくる水を求めようと人々が集まっています。
本堂内の仏像
扉のレリーフ
カーラと思われる姿

霊柩車庫

霊柩車
縦型の棺
霊柩車は1960年のシーサワンウォン王の葬儀で使用され、縦型の棺には立ったままの遺体が納められていました。
棺の模様
霊柩車の模様
模様は鮮明に残っています。
ラーマーヤナ物語が描写された霊柩車庫
扉のレリーフ

立像堂

本堂の左にある小さな祠です。
内部には半神半人の神のキンナリー(緊那羅)が安置されています。
キンナリーは美しい天女であり、ときおり地上に舞い降り、水浴びなどして遊んでいると言われます。半人半鳥で、下半身が鳥に似ています。
祠はシンプルな白い壁とガラス装飾が施されています。
立像は天井ぎりぎりの大きさです。

レッドチャペル(赤堂)

1569年、セーターティラート王により搬入された涅槃仏は青銅製の仏像であり、全長約1mあります。
1957年にブッダ生誕2500年を記念して装飾されたモザイク画の壁は当時の生活や文化が描かれています。

その他