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エフェソス遺跡
イズミールから南方70kmのセルチェクの街の郊外3kmに残された大規模な都市遺跡。
エフェソスはヘレニズム都市として栄えたが、紀元前2世紀に共和政ローマの支配下に入りました。
紀元前1世紀のエフェソスには、ローマの執政官カサエル派のアントニウスとエジプトのクレオパトラ女王が滞在したとされます。
その後、古代ローマ帝国の東地中海交易の中心となりました。
4世紀以降キリスト教が公認されると、エフェソスはたびたび教会会議や公会議の舞台となり東ローマ帝国の下で更に発展しますが、8世紀になると、急速に拡張してきた中東イスラム勢力に対抗できず、東ローマ帝国はエフェソスを放棄しました。
基本情報
住所
Atatürk Mh., Uğur Mumcu Sevgi Yolu, 35920 Selçuk/İzmir, Turkey
アクセス
イズミル(İzmir)からバスに乗車しセルチュクで下車。50分。
イスタンブールからクシャダス(Kuşadası)行きのバスに乗り途中下車。12時間。
鉄道でイズミルまたはアドナン メンデレス空港から乗車し、セルチュクで下車。
営業時間
8:30~19:00
料金
25TL
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
2時間
その他
ヴァリウスの浴場
ヴァリウスの浴
エフェソス遺跡の入口は北口と南口の2ヶ所あります。バスや徒歩の場合は北口から、ツアーバスは南口利用になります。
南口から入場して右手にあるのがヴァリウスの浴場です。
紀元前2世紀に建てられたハマム(風呂)。冷水・ぬるま湯・熱湯などの各種浴場を備えた典型的なローマ式浴場です。
この街に入る人々は漆喰を塗って全身を消毒し、この浴場で体を洗ったと言われています。
ローマ時代に建造、ビザンチン時代に改修されているといわれています。
オデオン(音楽堂)
約1400人を収容できた音楽堂。
市議会や音楽会に利用されました。
山の斜面を利用して階段状に席を設けている典型的なローマ式劇場になっており当時は屋根があったといわれます。
プリタネイオン(市庁舎)
左側の2本柱が市庁舎の目印。
アルテミスの礼拝所だったが、紀元前3世紀に市議会堂として修復されました。この場所から出土したアルテミス像はエフェソス考古学博物館で展示されています。
メミウスの記念碑
紀元前88年にローマ帝国の重税に苦しめられていエフェソスの人々がローマ帝国に反旗を翻し、虐殺されたローマ市民を悼むための記念碑です。
装飾の施された部分はほとんど消失しているが、トウガを纏った兵士の彫り物はメミウスとその父カイウス、そして独裁者の祖父スラを表わしたものです。
装飾(レリーフ)
トラヤヌスの泉とポリオの泉
トラヤヌスの泉
ポリオの泉
トラヤヌスの泉は西暦102年~114年建設に造られた泉。守護神アルテミスとローマのトラヤヌス帝(ローマ帝国の皇帝)に捧げられました。
ポリオの泉は西暦97年にセクティリウス・ポリオにより造られた泉。
ニケのレリーフとドミティアヌス神殿
ニケのレリーフ
ドミティアヌス神殿
ニケのレリーフはヘラクレスの門のアーチ装飾でした。勝利の女神ニケのレリーフで、左手には月桂樹の冠を持っています。ニケ(NIKE)はシューズメーカーのナイキ(NIKE)のマーク由来になっています
ドミティアヌス神殿はローマ帝国のドミティアヌス帝に捧げられた神殿です。エフェソスの街でも最大級の神殿で現在は数本の柱が残るだけです。
ドミティアヌス帝はエフェソスに最初に神殿所有の都市となる権利(ネオコロス)を与えました。
クレテス通り
クレテス通りにある石像
ヘラクレスの門
ヘラクレスの門はヘラクレスの彫刻を施した門で、観光客は門の真ん中に立ち、両手を広げて写真を撮るのに順番待ちしています。
テラスハウス
住居
モザイク画の地面
クレテス通り
コンクリートで修復されているが大理石の便座が当時のまま残っています。
隣との仕切りはありませんが、便座の下には深い溝があり下水は完備されていました。
手前の足元には手を洗うための上水も引かれていました。
ローマ帝国の影響により浴場や泉、トイレ等、水に関する建築が発達しています。
便座
セルシウス図書館(ケルスス図書館)
ここはローマ帝国のアジア州執政官であったセルシウスの墓でした。西暦117年に息子ティベリウスが父の業績を記念するために、父の墓の上に建造した2階建ての図書館。
本来は木と石が組み合わされた建物でしたが、260年の火災で木造部分が焼失しいます。
現在のものは1970年代に修復された高さ11m、幅17mの図書館正面入口だけが建っています。
かつては1万冊を超える蔵書を誇り、アレキサンドリア、ペルガモンと肩を並べる図書館でした。
セルシウス図書館
図書館の壁には前門には4体の女性像が置かれています。
全てレプリカですが、左からソフィア(知恵)、アレテー(徳)、エンノイア(思考)、エピステーメー(認識)です。
知恵を象徴するソフィア
商業アゴラとマーブル通りの足型
商業アゴラ
足型
当時、図書館からすぐ近くにある売春宿まで秘密の地下通路がありました。足型は、この足型より小さい人は売春お断りという意味らしいです。
大劇場
紀元前3世紀に建設され2.5万人収容できた円形大劇場です。直径154m高さ38mの半円です。かっては、この大劇場のすぐそばに港がありました。現在は海から遠く、港町とは想像できません。
大劇場
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