日本百名山を踏破したいけれど、どの山から登っていけば良いのか登山を始めたばかりだと分かりません。初心者だからこそ安全に登山をするために、少しずつ難易度をあげてステップアップしていきたいものです。

そこで、無雪期の日本百名山において、その山の魅力と共に難易度の低い山をランキング形式で紹介していきます。今まで日本百名山に挑戦するのをためらい近場の里山をメインに歩いていた人や、初めて登山をするならデビュー記念として日本百名山を選びたい人におすすめです。

単純に難易度の低さだけで決めたランキングではなく、魅力の度合いも若干加味しています。

1位 霧ヶ峰

長野県茅野市と諏訪市にまたがる八ヶ岳近くにある百名山です。最高峰は1,925mある車山で、バス停や駐車場からリフトを使用すれば徒歩5分ほどでたどり着けます。登山者だけでなく、多くの観光客が訪れ、老若男女問わない難易度の低さです。

山頂からの展望は素晴らしく、登山者憧れの高山(北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山、富士山)などの展望を雲海やモルゲンロートと一緒に眺めることができます。これから挑戦していく山を眺めながら、日本百名山制覇する旅の始まりの地にするにはおすすめの場所です。

霧ヶ峰で一番標高が高い車山の山頂
八ヶ岳と雲海の展望

2位 那須岳

栃木県にある百名山です。最高峰は1,915mある茶臼岳で、バス停や駐車場からロープウェイを使用すれば徒歩40分ほどでたどり着けます。登山者だけでなく、家族連れやカップルなど多くの観光客が訪れます。

現在も活発に活動する活火山であり、硫黄の匂いと共に水蒸気が山肌から吹き上げている景色を間近で見られます。紅葉の名所としても知られており、体力があるなら那須岳を構成している朝日岳や三本槍岳も一緒に目指すこともできます。

朝日岳から見た茶臼岳
活火山特有の地質

3位 大菩薩嶺

山梨県にあり、関東から電車でのアクセスが便利な百名山です。山頂の標高は2,057mあり、2,000m以上の高山ですが、登山開始から下山までのアップダウンの累積標高差が僅か458mしかありません。標準タイムも合計3時間未満であり、緩やかな登山道が多いため、世代を問わず登られる山となっています。

山頂からは富士山の展望があり、大菩薩峠から大菩薩嶺までの見晴らしの良い両線歩きが人気です。

山頂からの紅葉した景色
空に浮かんだ南アルプスの眺望

4位 三ッ峠山

山梨県にあり、河口湖からバスや車でアクセスできる百名山です。最高峰は1,785mある開運山で、山頂近くまで乗り物でアクセスできますが、帰りのバスはなく自力下山が必要なため、車利用がおすすめです。徒歩での下山は難しくはありません。バス停や駐車場から山頂までは2時間かかりません。

富士山の展望や新緑、紅葉が綺麗な山ですが、珍しくて盗掘されてしまうほどの直物が多く存在する場所として人気があります。アツモリソウやカモメランなど花目当てで訪れる登山者は数多く、山野草好きの聖地となっています。

山頂から見える富士山とツツジ
三ッ峠山で保護されているアツモリソウ

5位 赤城山

群馬県にあり、バス停や駐車場から歩道歩きも含め、徒歩2時間で標高1,828mある最高峰の黒檜山へ到着できます。累計の登りの標高差は500mもなく、体力や筋力に自信がなくても大丈夫です。

噴火によってできた大沼を含む複数のカルデラ湖や、その外輪山巡りなど地形の魅力だけでなく、ツツジの名所としても人気が高いです。水芭蕉やモウセンゴケなど湿地特有の植物にも出会えます。

外輪山の1つ駒ヶ岳から見た大沼
黒檜山から見える谷川連峰

6位 天城山

静岡県の伊豆半島に唯一ある日本百名山で、標高1,406mの万三郎岳が最高峰です。伊東駅からバスで天城縦走登山口まで行け、2時間30分で最高峰に到着できます。

展望はほとんどありませんが、新緑の緑や、天城山にしかいないアマギシャクナゲが人気で、あまり知られていませんが紅葉のスポットでもあります。

アセビのトンネル
天城山の固有種アマギシャクナゲ

7位 谷川岳

ロープウェイとリフトを使うと、比較的簡単に2時間30分で山頂へ到着できます。岩は滑りやすい山ですが、下山も行きと同様のルートであれば問題ありません。山頂にある谷川岳肩ノ小屋に宿泊すれば、星空観賞やご来光も拝めます。

険しい岩稜の姿ですが、山頂は双耳峰となっておりリフトを降りた場所からは猫の姿に見えます。山肌が一面赤と橙色に染まる紅葉も人気があり、山頂まで行かずとも観光客も多く訪れます。

紅葉
山頂からの断崖絶景