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登山で見かける興味を持った高山植物のおすすめランキング
登山をする人の中には山の景色やピークハントには興味あるけれど、高山植物にはあまり興味がない人もいます。例えば、高山植物で有名で個性的なコマクサの名前は多くの登山者が知っていますが、ギンリョウソウは見かけても認知度は凄く低く感じます。
山だからこそ出会える植物は数多く、街中に咲く花とは大きさも姿も大きく異なる個性的な花が沢山あります。
そこで、個人的に好きな高山植物をランキング形式で紹介していきたいと思います。

1位 チングルマ

初めての本格登山で登った北アルプスの笠ヶ岳で出会ったのがチングルマのピンク色の穂です。
その姿は唯一無二で、強い衝撃を受けました。白い花びらと黄色い雌しべと雄しべのコントラストが綺麗な花も好きですが、穂の姿が一番好きです。また秋には赤く草紅葉するため、長い期間、登山者を楽しませてくれます。色んな高山で見かける一般的な植物で、密集した群落を作る事が多いです。
チングルマの花
草紅葉したチングルマとそのピンク色の穂

2位 ギンリョウソウ

梅雨の季節、森林限界よりも低い場所で見かける葉緑体を持たない真っ白な植物です。不気味でありながらも、その真っ白な全身は美しさがあります。
個性的なのは姿だけではありません。菌類に寄生する腐生植物です。そのため腐葉土から有機物を得る能力はなく、光合成もしません。モリチャバネゴキブリと言うゴキブリにギンリョウソウの果肉を提供する代わりに、果肉の中にある種子を散布してもらって子孫を増やしています。
似たような植物として、小型の腐生植物であるショウキランやヒナノシャクジョウがあります。
ピンク色のギンリョウソウ
腐生植物のサカネラン
腐生植物のツチアケビ

3位 コマクサ

「高山植物の女王」と呼ばれ、人気の高い植物です。ピンク色の花が馬(駒)の顔に似ている事が名前の由来になっています。他の植物が育たない砂礫で育つその姿と光景は特徴的です。夏場、ピンク色のコマクサは高山地帯でよく見かけますが、シロバナコマクサと呼ばれる白い花の個体は自生では滅多に見かけません。
コマクサの全株が有毒であり、日本においてコマクサを食する天敵は北海道大雪山にのみ生育する天然記念物のウスバキチョウの幼虫のみです。
南八ヶ岳の白いコマクサ
白馬五竜高山植物園の白いコマクサ

4位 コバイケイソウ

高山植物の中では大型で、全草が有毒です。6月から8月に穂の先に白い花を咲かせ、単体ではその魅力は分かりにくいですが、群落になると迫力があり、純白の花畑が魅力的です。高山地帯でよく見かけます。
双六岳周辺はコバイケイソウの群落地です。

5位 ツクモグサ

高山植物の中でも開花が最も早く6月上旬ごろで、咲き始めの花がヒヨコの姿に似ていて最も美しいです。日本固有の高山植物ですが、生息地が限られており、北海道の山々と本州では白馬岳と八ヶ岳のみです。

6位 ミズバショウ

湿原に咲く植物で、花に見える葉が変形した白い仏炎苞が綺麗です。咲き始めの小さい個体が可愛らしく、大きくなるとオバケミズバショウと呼ばれます。登山者でなくても知名度がある植物で、有名な群落地としては尾瀬が人気です。
色違いの似た植物でザゼンソウがあります。

7位 クロユリ

小柄の黒いユリは可憐で、ついつい足をとめてしまいます。ミヤマクロユリは本州と北海道に分布します。エゾクロユリはミヤマクロユリよりも花が黒く、北海道に分布します。
北アルプスの弓折岳にいたミヤマクロユリ
箱根湿生花園のエゾクロユリ

8位 釜無ホテイアツモリソウ

幻の花と言われ、絶滅危惧種に指定されるアツモリソウです。有名な観賞地として入笠山が挙げられます。独特な花の形は、さすがラン科です。大きな袋状の唇弁を持っているのがアツモリソウ属の特徴で、同じ属としてはキバナノアツモリソウやクマガイソウがあります。
キバナノアツモリソウ
クマガイソウ
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