山小屋を宿泊したり、利用する登山者の中には印象に残る変わった人がいます。お客様は神様と言われることもありますが、本当に仏様にならないように、山小屋のスタッフは登山者にアドバイスや小言、お叱りの言葉を伝えるのですが、必ずしも聞き入れてもらえるわけではありません。
山小屋のスタッフ目線での変わったお客様は、登山者目線では気が付かない事もあるため、紹介していきます。注意:実在したお客様たちです。
山小屋のスタッフ目線での変わったお客様は、登山者目線では気が付かない事もあるため、紹介していきます。注意:実在したお客様たちです。
陽が暮れてから山小屋に到着する場合、失礼のないように山小屋に電話すれば大丈夫と考えているお客様もいますが、陽が暮れる前の到着が大切です。
電話で陽が暮れる前に到着できる代替の山小屋への宿泊をすすめても、翌日の登山予定のために、何が何でも宿泊する山小屋の変更を承諾してくれないケースがあります。山小屋によっては夕食の予約は16時までに到着して申し込みが必要と明記している場所もあります。17時からの1回目の夕食で宿泊者全員食べれるはずが、17時より遅く来たお客様のために2回目の夕食時間を用意しなければいけないケースがあります。
電話で陽が暮れる前に到着できる代替の山小屋への宿泊をすすめても、翌日の登山予定のために、何が何でも宿泊する山小屋の変更を承諾してくれないケースがあります。山小屋によっては夕食の予約は16時までに到着して申し込みが必要と明記している場所もあります。17時からの1回目の夕食で宿泊者全員食べれるはずが、17時より遅く来たお客様のために2回目の夕食時間を用意しなければいけないケースがあります。
遅い到着は遭難予備軍です。心配させます。
テント泊のお客様に夕食や朝食を提供する山小屋もあれば、そうでない山小屋もあります。事前に調べずに、食料を持参せずテントだけ持ってくるケースがあります。似たようなケースとして宿泊は予約必須であるのに予約なしで来る人がいます。予約不要の山小屋もありますが、確認が必要です。
テント泊は食料の持参が必要な事もあります。
北アルプスでテント泊するなら、こちらで食事の提供可否が分かります。
→テント泊で食事可能な北アルプスの山小屋情報
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冗談抜きでATM機を尋ねる人がいます。遠い未来から来られたのかもしれないですね。現代では、クレジットカードに対応している山小屋は一部です。通信環境によってはクレジットカード対応していても、利用できないこともあります。またATM機は小屋の中及び周辺にはありません。自然災害等で延泊が必要になる事もあります。現金は余分に持っていくと安心です。
ヘリコプターで食料品などの荷物を運搬する山小屋はあります。しかしお客様の荷物を配送する業務はしておりません。山小屋のスタッフをボッカとして雇えません。
山小屋から山頂まで何時間もかかり、幾つも分岐点があるのに登山地図や地図アプリを持たずに登山口から山小屋まで登ってくるお客様がいます。道を知らずに地図なしは危険です。コースも時間も分かっていないのは、登山計画どうなっているのでしょうか?登山届出してなさそう。山小屋で情報を収集する事は良いことですが、最低限の登山装備と登山知識は事前にお客様自身で調べてください。
山小屋によっては小屋で買ったビール缶のゴミも購入者が持ち帰る必要がある場合もあります。しかし、山小屋で売っていない商品のゴミを山小屋に置いて行くお客様がいます。山小屋スタッフにゴミのお土産は不要です。布団の中に入れておくのはコンビニのゴミではなく枕銭だと嬉しいですね。
人生経験豊富な中高年から年配者に多いケースです。例えば、翌朝弁当が必要かどうか決めかねている登山計画が曖昧で優柔不断なお客様にどうするのかキレた若いスタッフに対して、お客様に対する態度じゃないと逆ギレされる事はお勧めいたしません。山小屋はホテルではなく、登山者の安全を確保する場所です。夕食や朝食でご飯やみそ汁はお代わり自由な事が多いですが、「お代わりお願いします。」と「おい、お代わり。」では印象が異なります。スタッフもお客様も人間です。
台風直撃なので、電話するまでもないと思います。台風が直撃するどうかの確認は山小屋でなく、ニュースや天気予報で確認しましょう。台風直撃する日に既に山小屋にいる場合、翌日の予定があるかからと山頂へ普通に出かけていくお客様もいますが、危険です。
自分のサイズと同じ真新しい他人の登山靴を履いて、自分のボロボロになった登山靴を小屋に置いて行くお客様がいます。他に、乾燥室で他人の衣類を盗る人や、テント場で他人のテントを留守を狙って盗る人、山小屋が用意したお弁当を盗る人もいます。山小屋に監視カメラはなくても、お客様自身の心の中には善良な監視カメラがいつも作動していると思います。