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燧ヶ岳から至仏山へ尾瀬の縦走登山 2日目
ルート
朝霧が発生した尾瀬沼です。今日は長英新道から燧ヶ岳へ登山し、見晴新道で下山します。そして見晴にある尾瀬小屋で宿泊し、翌日の至仏山へ備えます。どの登山道も倒木やスリップ、泥まみれになること間違いなしの悪路です。
朝食の前に、目覚めの尾瀬沼を探索します。朝霧とニッコウキスゲが幻想的でした。ニッコウキスゲは一日花なので、昨日出会った花と今日出会う花は別です。きっと同じ景色に見えて、違う景色なのだと五感が問いかけます。
履き崩した靴と共に歩いて来た長い道が、ここまで繋がって来たように思います。
朝食を食べに尾瀬沼ヒュッテへ引き返します。
朝食は山小屋でよく見かける市販品の魚の甘露煮、半熟卵、切り干し大根、ハム、納豆、海苔でした。甘露煮はいつ食べても美味しいものです。
寝床は、使用したままにして山小屋を発ちます。個人的に、使用した布団などはもとの綺麗な状態にしません。どの布団を使用して、どの布団を使用していないか小屋のスタッフに分かりやすく伝えるためです。
昨日は風があって見られなかった逆さ燧ヶ岳を眺めたら、その頂を目指して出発します。登山道ではどんな植物がいて、どんな景色が待っているのか今から楽しみです。
尾瀬沼を周回する道を歩いていくと長英新道の入口へ到着します。ここもギンリョウソウの宝庫になっています。
短足ではまたげず、下をくぐるにはリュックが邪魔な倒木が幾つかありますが、何とか通過します。ぬかるみを歩けば、靴が浸水し始めます。
マイヅルソウ
幾つか梯子を登り、標高を上げていくと山頂が見えてきます。コバイケイソウの群生地になっていました。
今回宿泊した山小屋やビジターセンターなどが集まる尾瀬沼東岸が見えました。
昨日昼食を食べた沼尻平です。手前に伸びる木道は燧ヶ岳へ続いており、準絶滅危惧種のヒカリゴケが生息しています。
尾瀬では雲一つ漂わないような晴天ですが、梅雨明けの猛暑で汗だらだらです。
遠くには富士山が見えました。
燧ヶ岳は最高峰の柴安嵓と俎嵓、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の合計5つのピークがあります。人が通過できるのが前者の2つです。右に見えるのが俎嵓のようです。御池岳の斜面にはまだ雪が残っていました。
ハクサンシャクナゲ
オオバミゾホオズキ
燧ヶ岳は東北地方最高峰であり、活火山でもあります。最後に目立った活動があったのが、1544年の水蒸気噴火ということで、活火山だと言われてもピンとこない山です。
山頂近くまで来ると大量のトンボが飛び交うようになります。出会いたいのは、トンボではなくオコジョなのですが運任せです。
標高2,346mある爼嵓の山頂に到着です。「まないたぐら」と読むようですが、読めませんし、読めるようになるとも思わない漢字でした。
梅雨明け初めての天気が良い週末ということで、山頂には多くの登山者がいました。
目の前に見えるのが燧ヶ岳の最高峰である柴安嵓です。こちらは「しばやすぐら」と読みます。ここから標準タイムが20分ですが、細い登山道で追い越ししにくいため、標準タイム20分では辿り着けそうにありません。
柴安嵓の山頂近くにはインディアンの仮面みたいな巨岩があります。実際は洞窟のような隙間があり、風穴になっていました。汗びっしょりの顔にクーラーのような涼しい風が吹きます。
標高2,356mある燧ヶ岳の山頂(柴安嵓)に到着しました。こちらも漏れなく大勢の登山者でした。
柴安嵓から見た爼嵓です。
山頂はトンボがひっきりなしに360度の空を覆いつくしています。見晴新道を下山して標高を下げるとトンボの数が激減します。尾瀬ヶ原の先には明日登山予定の至仏山が見えています。
見晴新道は登りで使った長英新道よりも、更に滑りやすく泥だらけです。尾瀬らしさなのだと思います。
長英新道登山口までたどり着きました。用意したペットボトル4本の水は9割り消費していました。幾つもの山小屋が集まり尾瀬の中心部、見晴へ向かいます。
今日宿泊する尾瀬小屋に到着しました。この小屋の売店(レストラン)はカイノミを使った牛ステーキやフランス料理が食べられるようで、宿泊者以外でも大丈夫なようです。あえて山小屋の夕食を頼まないで、そちらを注文するのもありだと思います。
まずは昼食にしたいと思います。持参した菓子パンを食べようかと思ったのですが、明日の昼食にしようと思います。弥四郎小屋でチョコレートケーキが売っていたので、糖分補給します。山でのケーキはとっても美味でございます。
尾瀬小屋のテラス席が空いたので、尾瀬小屋でも食事にします。アイスがついたフレンチトーストを頼みました。席まで運ばれてくるのを待っている間、至仏山を眺めながら疲れた足を休めます。
見た目もお味も贅沢なひと時でした。気温が高いので、アイスは秒で溶け始めます。
昼食を終えたら、植物探しに出かけます。
ミズチドリ
腐生植物のオニノヤガラが咲き終えた姿で見つけました。
キンコウカ
今回出会いたかったトキソウが咲いていました。準絶滅危惧種ですが、尾瀬ヶ原などでは普通に見かける種類のようです。
モウセンゴケは時にトンボも捕まえ、ゆっくり消化します。小さな虫しか捕まえられないかと思ったら、侮れないです。
ホソバノキソチドリ
赤トンボを良く見かけましたが、種類が幾つかあるようです。この個体は胸まで赤いのでナツアカネのようです。
オオヤマサギソウ
麦わら帽子を被って、Tシャツ一枚で、虫取り網を片手に走り回る夏休みが似合いそうな景色です。
尾瀬小屋に戻って入浴した後、夕飯です。天ぷらがメインで、とても美味しかったです。
コバノトンボソウ
食後は外に出て、陽が沈む刻を堪能します。暗くなった頃、蛍が光っていました。米粒のような大きさで、こんなに小さかったのかと思うと同時に、もう何年も蛍を観たことがありませんでした。そもそも蛍を観たことが人生であったのか疑問になる程です。
紫色のニッコウキスゲが咲いているかと思ったら、コバギボウシでした。
尾瀬小屋では昨日宿泊した尾瀬沼ヒュッテと違って、シーツや枕カバーなどの用意がありませんでした。インナーシーツを持参していたので、それを使って就寝します。入浴タオルや歯ブラシも有料になります。
本日宿泊する尾瀬小屋の部屋です。
明日はいよいよ最終日です。至仏山では、絶滅危惧Ⅱ類のオゼソウが咲いている時期なのでとても楽しみです。
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