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丹沢の塔ノ岳を目指して植物探し登山 1日目
1週間前に丹沢の雨山・檜岳・伊勢沢ノ頭を登山しました。その時は約22km歩きましたが、今回も負けず長距離登山です。丹沢の塔ノ岳を登りながら、植物を探します。
秦野駅から増便されたバスに乗って、ヤビツ峠へ行きました。新しく建てられたヤビツ峠レストハウスに訪れたことが一度もなかったのですが、あいにく開店前でした。
植物を探しながら塔ノ岳に到着すると、富士山がまだ見えていました。朝早くか、日暮れじゃないと富士山がくっきり見えなかったり、雲の中に隠れてしまうイメージです。
塔ノ岳の山頂では重機が運び込まれていましたが、どうやら巨大な太陽光パネルを重機がある場所に設置するようです。山頂の景観が大幅に残念なことになりそうです。便所のし尿分解に必要な電力を安定的に確保するためとのことです。
何事もなく下山し帰宅できました。ここからは、登山で出会った植物を紹介していきます。初めて対面した植物や、大群としては初めてだった植物、その生長段階を見るのは初めてだった植物などいました。
カヤラン
神奈川県では絶滅危惧II類に指定されている植物で、ラン科の着生植物です。他の樹木の枝に着生して生息しているため、私の肉眼では存在に気が付けず、仮に見つけても近くで拝むことが難しいと思っていました。
初めましての植物です。たまにダメ元で上空を見ながら探していたのですが、ダメ元でたまたま探していたら視界に入ってきました。
ヤブエビネ(ジエビネの1つ)
エビネは今まで見たことがあるのですが、色違いのこの植物は初めましてです。実は、以前からこの植物がいる場所で、ラン科の葉っぱを見かけており、人為的に隠されていたので気になっていました。
また、見つけることはなかったのですが、今回歩いた他の場所にもヤブエビネがいたようです。2週間後(5月23日)に丹沢山塊を登山した時は別の尾根にもいたので、意外と生息場所はあるのかもしれないです。
サカネラン
開花する前の姿はまだ見たことがありませんでした。人生で一度しか見たことがなく、花期以外は土の中に姿が隠れてしまう、光合成をしない腐生植物なので、再びお目にかかりたい植物でした。
もともと登山は好きだけど、植物全般に興味はありませんでした。興味ないのに樹木医補だったりしますが。けれど腐生植物に出会ってから、腐生や寄生、ラン科の植物にはまってしまいました。サカネランは絶滅危惧Ⅱ類のラン科の腐生植物です。
それから2週間後(5月23日)に、花を観に行ったら、地上部が千切られていました。楽しみにしていた植物だけあって、理想と現実を突きつけられたようです。食害ならば運がなかっただけですが、実際はどうなんでしょう。
今年、ヤマウツボを初めて見るために西丹沢にある檜洞丸に登ったのですが、こんな群生は見つけられませんでした。寄生植物は、腐生植物と同様光合成をしないため、こんなに綺麗な色を持っています。菌に寄生するのが腐生植物で、植物に寄生するのが寄生植物と呼ばれています。
ヤマシャクヤク
この時期、僅かな間だけ白い花を咲かせます。群生地でしたが、残念ながら咲き終えていました。準絶滅危惧になっています。絶滅危惧種だからその植物を見たいわけではないのですが、その植物が持つ魅力ゆえに盗掘されて絶滅危惧種の仲間入りになってしまうのだと思います。そして、その魅力に魅かれて、直接目で見て、写真に収めたいと思ってしまいます。
腐生植物であり、土から顔を出して日が浅いため、透明感のある純白が素敵です。毎年一回は必ず見たい植物です。森の白い妖精です。
コイワザクラ
時期的にぎりぎり間に合うかどうかと思っていた植物で、なんとか出会えました。初めましてです。サクラソウに似ているのは、サクラソウ属だからですね。日本固有種の絶滅危惧Ⅱ類です。
シロヤシオ
満開になると圧倒的な美しい景観をつくる植物で、5月の丹沢では風物詩になっていると思います。満開になるまではまだ後になりそうです。
シロカネソウ
この時期、丹沢でよく見かける植物です。真っ白な花に黄色のアクセント、そして小さなキンポウゲ科特有の葉っぱから「山の小さな春」を見つけた気分です。
ワチガイソウ
あまり目立たない花で、山の中をただ歩いているだけでは見逃してしまうような存在でした。
オウギカズラ
初めての植物です。パッと見た時、小さな森の中に、妖精オジサンが群生していると思いました。タイトルをつけるなら、「妖精オジサンの森」です。または蜘蛛のようにも見えます。雄しべの先端が黒いため、目のようでした。日本固有種です。
オジサンになる前は、丸い毛玉になって夢を見ているようです。ピュアハートの持ち主です。
丹沢の標高の低い里山ではキンランは終盤になっていますが、標高のある山の中ではこれからの個体が多くいました。花を咲かせる前は、すごくスタイリッシュなんですね。
目立つ場所に、分かりやすいように棒まで挿してあったキンランを2週間後に観に行くと、消えてました。サカネランが観れなかった無念からか、石が動いているのがとっても気になります。
ユキザサはこれからでした。蕾の状態だとマムシグサに似ています。
イチヤクソウ
エンレイソウもヤマシャクヤクと同様に花が終わってました。ぴえん。けれど、里山では見頃を終えているクマガイソウが、標高のある丹沢ではちょうど見頃のようです。今日歩いた登山道で咲いてたらしいです。
クマガイソウの場所はピンポイントでネットに載っており、その情報はすぐに消されていたのですが、記憶していました。2週間後の登山で、通り道だったので確認してみると、存在を確認できました。2週間後なので花は当然終わっています。
プリケツで枝をつかむ苔を見つけました。真剣白羽取りを成功させるとは、野原しんのすけ顔負けの珍技です。
ササバギンラン
2週間後の登山で、新たに見つけました。ピンポイントでネットに載っていた場所では確認はできませんでした。登山で出会った花好きの人から、ササバの方が一般的でよく見かけると言っていたのですが、ギンランしか見たことありませんでした。葉っぱの丈が花よりも大きいのがササバの特徴なので、見分けは容易です。
こちらも2週間後の登山で、新たに見つけました。去年と同じ場所に存在していたツチアケビの新芽が4本ありました。ここは毎年顔を出しそうです。
植物紹介は以上で終わりです。同じ道を歩いて、同じ光景を見ても、植物は見える人にしか見えないと思えることが何度もあります。目の前に存在しているのに、何度気が付けずに通り過ぎたことでしょう。けれど、少しずつ植物を認識できるようになっていきたいです。
次回の登山は「ヤマシャクヤクを観に立山・畑尾山・大洞山・三国山へ行く」っていうお話だよ。じゃん、けん、ぽん♪うふふふふ。
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