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鍋割山へユーシン渓谷から登山 1日目
今日はユーシン渓谷へ行きます。そこはユーシンブルーと呼ばれる青い水が流れる秘境だそうで、密かにブームになっているみたいです。また紅葉の今、青い水と紅葉のコントラストが魅力的で、人を呼び寄せています。ただそこを観光するだけだと物足りないので、鍋割山へ行き、名物の「鍋焼きうどん」を食べに登山もしようと思います。下山は寄バス停です。
まずは新松田駅から西丹沢ビジターセンター行のバスに乗って玄倉バス停で下車します。
ユーシン渓谷へ向けて林道を歩いていきます。木々は紅葉し、雲一つない真っ青な空と乳白色がかった青い丹沢湖を目の前にすると、来て良かったと思います。
ユーシン渓谷も鍋割山も行った事がないので楽しみですが、ユーシン渓谷から鍋割山へのルートはマイナーで整備が行き届いておらず、登山客も少ないようなので不安はあります。登山デビューを今年の夏にして数か月。道迷いや疲労による歩行困難で遭難だけはしたくありません。
雨山橋まではずっと平坦な林道ですが、トンネルが幾つか通過します。その内の1つが中が真っ暗なためライトの持参が必要です。
初めての場所ですが、人が結構多くいて安心感があります。この中の何組かは鍋割山へ行くのかと推測してしまったとしたら、その推測は裏切られる事になります。
境隧道
新青崩隧道
このトンネルの中が真っ暗です。周囲に誰もいなかったら、通過するのをためらってしまうと思います。だってトンネルってホラー映画やドラマの定番の場所...
トンネルを抜けると、別世界であった。川端康成も息を吞むかもしれない場所です。迫力ある渓谷ってまさにこれです。
石崩隧道
あっ、ここも駄目だ。この凸凹感がすごく苦手です。炭鉱感が不気味というか、ゾワゾワします。
玄倉川に設置された玄倉ダムに到着しました。ここで自分の姿が映った写真を撮影すれば、丹沢湖にある酒匂川水系ダム管理事務所でダムカードが貰えます。
放流中のためか、水がそこまで綺麗なユーシンブルーではないですね。水深がある場所はとても綺麗でした。
真っ赤で色鮮やかな紅葉とはいきませんが、渓谷の中にある大自然の紅葉は日光を浴びて輝いています。
自然に造られた滝壺は青かったです。地球は青かった...
事故防止の工事中なのか作業員が誘導しているトンネルがありました。まさか数か月後に玄倉林道の斜面崩落が起き、2022年まで封鎖されるとは思いもしませんでした。
雨山橋に到着しました。ユーシン渓谷までは400mの立て札がありますが、ユーシン渓谷はもう楽しめたので、鍋割山へ向かう事にします。ここから坂を登っていきます。
誰もこっちのルートを登っていかないと思ったら、私のすぐ後を1組の夫婦が付いてくるようです。誰かいるだけで安心感がありますね。人込みは嫌いだけれど、誰もいないのはそれで嫌いなのかもしれない。
思った通り、整備が行き届いていないために、道が崩落してたり階段が壊れてたりします。ただ進めないわけではないので、そのまま雨山峠を目指します。
そういえば、丹沢って熊がいるのかな。どうでしょう。人がいないと獣と遭遇する確率上がるのかな。色々な邪念が頭を通過してます。
ちなみに丹沢には数は少ないがツキノワグマが生息しているようです。
枯葉で埋め尽くされた地面に、沢が流れている部分だけ綺麗な青になっているのは、自然の芸術。筆で沢を描いてるみたいです。
小さな滝壺が幾つも連なっています。迫力はなくても、これはこれで風流です。
基本的に左側の沢沿いを歩いていけばよいため、道迷いはありません。崩落個所を登るのに苦戦していると、後ろにいた夫婦が追い付いてきました。
どこまで行くのか質問すると、なんとユーシン渓谷でした。地図は持っていないらしく、ちょうど夫婦の目の前を歩いていた私がユーシン渓谷に行くのだと思い込み、ついて来たようです。
そういうわけで、夫婦はここで引き返し雨山橋へ戻っていきました。地図を見せたので、立て札に気づかなくてもユーシン渓谷に行けると思います。
雨山峠まではもうすぐですね。立て札があると、道に迷っていないって明確に分かるので安心します。
登山テープもちゃんと探しますが、個人で勝手につけた登山テープも山によっては存在し、迷子の原因になる事もあると聞いた事があります。
雨山峠が見えてきました。ベンチがあるんですね。先客がいるようです。
先客の登山者は寄バス停から寄沢のルートを歩いて来たようです。ここで昼食を食べたら鍋割山やユーシン渓谷へは行かず、寄バス停へ引き返すようです。
気が付けばもうすぐ正午です。けれど昼食会場は鍋割山で、そこまでの標準タイムは70分です。まだまだ先は長いです。
雨山峠からは富士山が見えてました。
少し休憩したら鍋割山へ向かいます。ここから滑りやすい登山道になってきました。鍋割山までは誰ともすれ違わない登山になります。
幾つもの鎖場が登場してきます。中には高低差が20~30m程ある鎖場も1つあり、スリルを感じます。
痩せ尾根は、ちゃんと道幅があるので怖さはありません。
鎖場が再度登場です。
木々の隙間からは丹沢の山が見えます。この時は何の山か知りませんでしたが、一番右の山頂は丹沢山で一番左の山頂は蛭ヶ岳だと思います。
茅ノ木に到着しました。玄倉バス停からちょうど10km歩きました。その内の8kmが平坦な林道で、2kmが登山道です。今日は17km以上のコースなので、まだまだ歩き続けます。
足元が滑りやすい状態での長くて高低差のある鎖は、楽しいとか好きと言える余裕はない新米登山者です。私は永年、登山のペーペーです。
鍋割峠まで来ると、鍋割山の山頂までもう少しです。
最後の一頑張りは足の筋肉を酷使する登りです。気が付けば、結構疲れてました。山頂でじっくり休憩しないとね。
山頂付近ははげ山になっているのか、展望は既に良く、南アルプスが見えました。
丹沢って意外に奥深い山のようです。時刻は午後ですが、幸運にも富士山がはっきり見えました。鍋割山の山頂からもほぼ同じ景色が見れます。
富士山が見える場所に住んでいるのですが、こうやって自然の中で見る富士山は、街中で見る姿と印象が異なります。
山頂に到着しました。鍋割山荘で鍋焼きうどんを注文します。お値段は1000円です。結構な人気のようで、注文待ちの行列ができる時もあるようです。そのためか1500円に値上がりしてしまう事になります。
鍋割山荘は土日のみ宿泊できますが、2019年より大晦日のみ宿泊利用可になってしまいます。
みんな大好き鍋割山荘の鍋焼きうどんの実食です。お味は結構甘さが強いです。味が濃かったり甘かったりするのは、山小屋料理あるあるかもしれないですね。登山で失った糖分や塩分を補給する意味合いでこの味なのかも。
小田原の街と太平洋が見下ろせます。
こっちは湘南の方面ですね。左側の尾根は塔ノ岳からの大倉尾根です。
山頂で一番待ち遠しいのは、景色... ... じゃなくて、この山頂の標識かもしれないです。標高1,273mあります。
十分に休憩したら、寄バス停へ下山します。大倉尾根へ下山する事も可能ですが、まだ通った事のない寄バス停へのルートを選択しました。
後沢乗越に到着です。ここから左へ下っていけば大倉バス停へのルート。まっすぐ栗ノ木洞の方へ行けば寄バス停へのルートです。ここでの選択がすぐに後悔する事になります。
紅葉が綺麗ですが、11月の終わりで、時刻が15時を過ぎています。日没まで下山できるよう、急げるところは少し急ぎたいと思います。
と思ったけれど、なんと登りがありました。大倉へ向かっていたならひたすら下りだったのですが、寄には登りがまだ待ち構えていました。登りに使う筋肉は鍋割山に到着した時に使い果たしてしまったので、結構きついです。下りはまだまだ歩けるのに、登りはきつい~。
歯を食いしばって進むと、やっと栗ノ木洞に到着です。山頂っぽさは皆無です。山頂なのか栗ノ木洞と名付けられたポイント地点なのか、どっちでしょう。
少し歩けば、櫟山です。名前的にここは山頂っぽいけれど、ここも山頂っぽさは皆無です。夕陽でススキが輝いて綺麗な場所でした。
近くなってきた街も夕陽を浴びて、今にもカラスが飛び去りそう。日没前に下山できるのか。
林の中に入ると、絶対に日没前に下山したいって思います。暗闇の状態で木々の中を歩くのは恐怖の中の恐怖でしかない。ライト持ってるけれど、恐怖は薄れません。
この階段を下りたら、アスファルトで舗装された林道を横切ります。
何とか日が沈み切る前に、茶畑まで来れました。人里を通過し、寄バス停で出発ぎりぎりのバスに乗って帰宅しました。寄バス停はバスの本数が少ないため、バスに間に合ってよかったです。
寄と言ったらロウバイが有名ですが、まだ見た事がないので、いつかロウバイ祭りの時に訪れてみたいです。
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