西丹沢で滝の本棚と下棚を観に畦ヶ丸へ登山 1日目
ルート
今回は丹沢山塊の中でも知名度が低い西丹沢です。その中でも更に知名度が低い畦ヶ丸に行きます。展望はまったくないルートですが、本棚と下棚の2つの滝があり本棚は落差60mもあります。今日の天気はよろしくないので、もともと展望のない滝を見に行く登山に決めました。
まずは新松田駅から西丹沢ビジターセンター行のバスに乗り、大滝橋で下車して登山開始です。帰りは西丹沢ビジターセンターからバスで帰ります。大滝橋で下車したのは他に4人グループのみでした。
展望はないけれど水と苔にあふれた登山道になっており、水は綺麗な青色です。雨が降った時の方が苔が生き生きとした色になって綺麗ですが、転倒に注意です。
小雨が降ってるような降ってないような天気ですが、登山を決行したのは来週行く南八ヶ岳に向けての体力強化が目的です。だいたい1週間筋肉痛になって、治った頃に1泊2日の南八ヶ岳です。そうすれば再び筋肉痛にならずに南八ヶ岳で2日目も歩けそうです。
大きな登山をする1週間前にある程度の登山をして筋肉痛になる方法は登山デビューとして登った笠ヶ岳1泊2日の時にとっても役に立ちました。今までは登山をした事なかったのに、いきなり標準タイム8時間かつ登りの標高が合計2119mほどある笠ヶ岳を1日で登りきる事は難しいと考え、1週間前に丹沢の大山に登りました。おかげで笠ヶ岳で無事に本格登山デビューを完了することが出来ました。
話は戻りますが、畦ヶ丸への登山道は細かい分岐はなく目印も充実しています。
沢沿いルートのため橋は複数あります。大雨だと増水してそうな感じです。折りたたみ傘を差しながら進んでいきます。
橋と同様にハシゴも複数ありますが、短いため危険はありません。
丹沢は日本百名山ですが、一番人気なのは東丹沢に分類される塔ノ岳ではないでしょうか。展望がとにかく素晴らしく富士山が綺麗に見えます。それ故か西丹沢は丹沢のリピーター向けで、西丹沢と言ったらツツジの時期に込み合う檜洞丸が一番人気。畦ヶ丸、頑張れ!
一軒家避難小屋に到着しました。収容人数は約10人でトイレはありません。快適に宿泊する場合、3人ぐらいが限界で、小屋の大部分を土間が占めます。
避難小屋の側の花
多様な苔が沢付近で見かけます。まだ見た事ない苔で、一度は見てみたいのはヒカリゴケです。暗い場所で苔に当たった反射光は、まるで苔がエメラルド色に光ったように見えるようです。
苔は毒をもった種類はないため食べる事が出来ます。苔には葉緑素・脂肪酸・油分と言った栄養素が含まれていますが、野菜を食べた方がより多く摂取できるそうです。
ただ、ヒョウタンゴケは鉛、ホンモンジゴケは銅を吸収する苔で、それらの金属が高濃度で溶けだしている雨水があるような場所で生息しており、それらは食べたら危険ですね。苔自身には毒はなくても、毒を吸収し保持する苔。
次第に雨は止んでいったので折りたたみ傘はしまいます。片手が塞がっていると写真を撮りにくいし、転んだ時に危なかったり。けれど雨具を着る程の雨でもないし。
苔の森と言ったら、もののけ姫をいつも思い出します。いつもワンパターンの連想です。
沢の横を通ります。
森林整備の後でしょうか。
次第に標高を上げ、尾根道になっていきます。畦ヶ丸を登頂し善六のタワを通過するまで、暫くの間は沢とはお別れになります。
木漏れ日が出てきました。展望はないけれど、晴れてくれた方が嬉しいです。
大滝峠上に到着です。ベンチで休みたい気持ちもありますが、標準タイム1時間で山頂なので、通過します。ここから右手に行くと畦ヶ丸、左手に行くと屏風岩山へ続きます。
山頂まで尾根を歩いて行きます。丹沢と言ったらこの時期は既にヤマビルが出ており、雨が降った今日なんかはヤマビルが活性化してそうですが、西丹沢である畦ヶ丸ではヤマビルはほぼ見かけません。
山頂手前にある畦ヶ丸避難小屋に到着です。宿泊でき、泊まるなら先程の一軒家避難小屋よりここが良いです。
畦ヶ丸避難小屋の中です。綺麗だし窓から明かりが入って明るい。
畦ヶ丸の山頂に到着しました。標高1,293mです。低山ですが冬には積雪があります。山頂に大きなベンチが1つあるため、昼食をここで取る事にしました。
白石峠補修の大きな記念碑
食べ終えたら本棚と下棚に向かって出発します。この2つの滝は全行程の終盤にあり、歩くのが好きでない場合は西丹沢ビジターセンターから滝を往復した方が簡単に行けます。
権現山が見えます。
長い階段を下って行きます。これだけ長いとスケール感があり、冒険心のようなアスレチック魂のようなものが燃(萌)えます。
善六のタワです。「タワ」とは「たわんでいる所」という意味で峠の場所に付けられます。ちなみに、タワと呼ばれる峠はコル(鞍部)と呼ばれる山と山の稜線上にある一番標高が低い場所です。色んな呼び方があっても、どれも同じ意味のようです。
つまり今まで山頂から下って来たけれど、これからは登り返しって事ですね。
崩壊した場所はストックを利用すると安全です。尾根道から沢沿いの道へ切り替わります。
本棚の滝入口です。滝の側まで行くには傾斜のきつい側面を通過する必要がありますが、とても滑りやすくなっています。手前の滝壺に落ちないように注意が必要で、ストックがあると渡りやすいです。
落差約60mの本棚の滝は右手の滝かと思ったら、左手に隠れている滝でした。
本棚の滝
次は下棚の滝入口です。これらの滝は西丹沢ビジターセンターへそのまま行く登山道から寄り道した所にそれぞれあります。滝の存在を知らないと見逃してしまいます。落差約40mの下棚の滝は本棚と異なり、滝の入口から困難なく滝の側へ近づけます。
下棚の滝
西丹沢ビジターセンターへの道に戻り、沢沿いを下って行きます。
対岸へは橋がないため、石に足を乗せて濡れないように渡ります。増水時は注意が必要です。
堤防を下ればもうすぐです。
橋を渡れば左手に西丹沢ビジターセンターがあります。
今回の登山はこれにて終了です。本棚と下棚は登山者にとってはそれほど有名ではないですが、合わせて丹沢三滝の1つに選ばれ迫力がある滝です。残りの2つは早戸大滝とモロクボ沢大滝で、前者は日本の滝百選に選ばれた落差50mの滝で、後者は本棚と下棚から割と近い場所にあります。畦ヶ丸の周辺は沢登りする人にとっては人気のエリアだと思います。
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