豪雨から晴天になった槍ヶ岳と逆さ槍が綺麗な水鏡の天狗池 1日目
登山する1週間前、金曜から日曜にかけて天気が良さそうなので、急遽登山する事になりました。さわやか信州号の最後の座席が残っていたので、槍ヶ岳へ行くのに上高地行の夜行バス予約しました。帰りの座席は残っておらず毎日アルペン号で予約しました。
しかし出発する2~3日に金曜から日曜が雨の予報になってしまいました。毎日アルペン号のキャンセル料は高いので、雨でも行く事になりました。雨が凄ければ、槍ヶ岳じゃなく涸沢カールや蝶ヶ岳に行っても良いと考えていました。
いざさわやか信州号に乗車すると満席だったはずなのに、ガラガラです。隣の座席も自由に使用でき、前と後ろの座席に人がいないので広々と使用できます。キャンセル料が100円なので7~8割の乗客がキャンセルしたようです。
上高地に到着すると、天気はなんとか持ちこたえているようです。雲は多いけれど、雨は降りそうにない予感ですが、水量が普段よりも多いのが気になります。
家から持ってきたペットボトル3本のうち、1本に無料の水を汲んで槍ヶ岳へ向けて出発です。
上高地から横尾までは平坦な道です。上高地にある小梨平は普段はテントが多いイメージですが、ガラガラでした。
後で知った話ですが、前日は上高地への道が封鎖されてしまいました。上高地へ行けない事があるなんて知らず、もし1日早く夜行バスに乗っていたら上高地へ行けず、路頭に迷ってたでしょう。
明神へ到着です。登山者がとても少ないためか、後ろから追い抜かす人もいません。前にも後ろにも人が見当たらず自由な山旅です。
3日目は時間があるため、明神から明神池へ寄ろうと思います。
徳沢へ向けて歩いているとニホンアナグマを発見しました。ハクビシンと似ている動物で、初めて見ました。こちらが動かずじっとしていると、逃げる様子もなく近くまで来て通り過ぎていきました。
次に出会ったのは上高地と言ったらよく出会う猿です。結構体格が大きいのですが、こちらを無視して通り過ぎていきます。
3日目は大量の猿に囲まれながらこの道を下山するとは思うはずもなく...
徳沢に到着です。テントはとても少ないですね。ここにある井上靖の小説に登場した徳澤園にいつか宿泊してみたいものです。おしゃれでノスタルジックな施設です。
少しずつ下山中の登山者とすれ違うようになってきました。しかし追い越しの登山者はおらず、少し不安になってきます。
横尾に到着し、菓子パンで朝ごはんにします。少しすると徳沢から登山者がやってきて安心します。
朝食が終わり、少なくなった水を補給し出発しようとすると、雨が降り出してきました。暑がりなので、シャツを1枚脱いでからレインウェアを着ます。槍ヶ岳山荘までは危険な箇所はないため折りたたみ傘をさしました。
その方がレインカバーをしたリュックが首元から濡れる心配は皆無です。
増水の影響なのか登山道が浸水しています。槍ヶ岳までのルートは梓川の脇を通り、渡渉する箇所があるため心配です。
次第に雨が強くなってきました。午後にはこの道も浸水してしまうのでしょうか?
実はこの日、上高地からパノラマコースを経由して涸沢カールへ向かった登山者が奥又白谷の沢で流されて亡くなっています。地上が小雨なら山は大雨って言いますし、雨の日の沢ルートはやはり怖いです。槍ヶ岳へのルートも注意して行きます。
槍沢ロッヂに到着しました。健脚者でなかったり、上高地入りの時間が遅い場合はここで1泊します。今回はここは行きは通過点であり、帰り宿泊する予定です。
大雨だしもう泊まりたい気持ちありますが、まだ朝の9時なのでもったいないですね。
2個で100円のドーナツを購入しました。山小屋スタッフがブログで、自身の山小屋のドーナツをお勧めにしていた記憶があるのですが、どこの山小屋だっけ?
槍ヶ岳の稜線上にある南岳小屋でした。明日、南岳小屋に立ち寄る予定なので、ドーナツ買ってみようかな?(この時、売っていないとは思ってもいませんでした。)
テント場であるババ平に到着しましたが、誰もいません。レインウェアと傘のダブルで防雨対策していますが、強い雨風で取り出したカメラが傘の下にあっても濡れてしまいます。レンズを拭いても拭いても濡れるので、写真が雨でボケてしまう結果になります。
山肌には晴れてたら出現してないであろう滝が幾つもありました。雨の日の特典だと前向きに考える事にします。じゃないと今日から3日間の雨予報で気持ちドンヨリしてしまうよ。
やっぱり来るんじゃなかった!!! 。゚(゚´Д`゚)゚。
槍沢大曲りに到着です。え...待って!やっぱり!だよね!
覚悟はしていましたが、増水の影響で渡渉しなくてはいけません。転んでも流される事はなさそうですが、靴が浸水しないように歩く場所を考えないといけません。
無事に渡り終えましたが、これから幾つ川を渡るのでしょうか?このルート最後の水場になっている場所とか氾濫してそう...
こちらは川が二手に分かれてますが、左側の川は本来川ではありません。登山道が川になっています。靴が浸水しそうな水位があって、マジさげぽよ~(意気消沈)
出た!次の渡渉箇所!
川の中の石は浮石かもしれないので、滝のように段差になっている場所の石を踏むのは危険です。怪我のもと。段差のない場所で、かつストックで石を叩いて渡ると安全です。
登山をする時、ストックは使用しないのですが、毎回持参しています。増水時の渡渉ではすごく便利だと再認識しました。増水時は渡渉するようなルートを歩かないのが一番ですけれど。
標高を上げながら登山をしていくと、下から数人登ってくるのが見えます。その中の1人が傘をさして歩いていました。登るスピードが速く、程なくして追いつかれたのですが、半袖半ズボン姿で傘をさした欧米の外国人でした。
すごく寒そう。(((((((;´д`)))))))ガタガタ
沢を渡ります。ここはちょっと流れが速く深さもありそうです。コテコテに防水スプレーをしてきた靴の効果も虚しく、今までの雨と幾つもの沢渡りの影響もあり、遂に靴が浸水してしまいました。
天狗原分岐です。遂に雷鳴が轟き、遠くに稲光が落ちます。さしている傘に落下しないように、暫し傘をしまいましたが、すぐに雷は止んだので傘をさし始めました。
この沢が槍ヶ岳までのルート上で最後の水場です。飲みたいと思わないし、たぶん飲めないと思います。
大きな石があった場所に腰を下ろし、傘の下で昼食にしました。家から持参したおにぎりで、最後まで頑張りたいと思います。
水が登山道にあふれ出していますが、中までびしょ濡れの登山靴なので気にせず歩いて行きます。
ここら辺から槍ヶ岳山荘までの距離が岩に書かれており、1550と書いてありました。約1.5kmです。上高地から槍ヶ岳山荘までは約20kmなので、もうすぐです。しかしここから急な登りの岩場になってきます。
字面はたったの1.5kmですが、実際は1時間以上かかるすごく長い1.5kmです。
坊主岩屋下の分岐点まで来ました。本来はようやく槍ヶ岳の穂先が見えてくる場所でしたが、生憎の天気です。
播隆窟で少しだけ雨宿りをしました。
雨に濡れているためチングルマの穂が鮮やかなピンクになっています。去年槍ヶ岳に登った時は、ここでチングルマの穂と穂先のツーショット写真を撮りました。
チシマギキョウの群落が去年と同じ場所に咲いていました。
殺生ヒュッテの分岐までくれば槍ヶ岳山荘まであと少し。余談ですが、前日の宿泊者数は殺生ヒュッテで2名で貸切状態だったと宿泊した人が教えてくれました。槍ヶ岳山荘は5名だったそうです。南岳小屋は0人で売店含めた売り上げ自体が3日連続で0円とのこと。
寒さに凍えながらなんとか槍ヶ岳山荘に到着。この日の宿泊者は65人で布団は1人1枚でした。翌日の朝食は朝早く並ぶ必要もなく、穂先も行列ができないので、ラッキーです。
靴がびしょ濡れなのでチェックイン時に乾燥室に靴を干して大丈夫か聞いたところ、本当は駄目だけれど...と言う回答でした。(駄目だけれど今回は特別。と言う意味だと解釈。)
乾燥室に行くと靴も衣類も山ほど乾かしてありました。
夕食は去年来た時と同じなので、毎日同じメニューだと思います。ニンジンが入っていないなんて事もあるので気になる人は食べる前に他の人の皿と比較してみてください。同行者のお皿にはニンジンがありませんでした。
食事はとても美味しかったです。ワサビふりかけかけ放題が嬉しいですね。
Tシャツを購入しようと思ったのですが、毎年デザインが変わるとの事で、去年のシンプルで普段着出来そうなカッコいいTシャツは売ってませんでした。今年のは、着るのがちょっと恥ずかしいかもという事で来年に期待します。
天気予報によると明日は午前中だけ晴れと予報していたり、1日中曇りと予報していたり様々です。今日は山荘からでも間近の槍ヶ岳の穂先は見えませんでした。もし明日も同様の天気でも穂先に登ろうと思います。
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