タイにあるスコータイとは、バンコクの北にあり、タイ族最古のスコータイ王朝が存在したスコータイ歴史公園で有名です。近隣にあるシーサッチャナーライ歴史公園とカムペーンペット歴史公園と合わせ、「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
スコータイ歴史公園にある遺跡はスコータイの旧市街にあり、主に3つの区域に分かれています。城壁内、城壁北側と城壁西側に分かれており、それぞれ入場料の100バーツが必要です。旧市街で自転車をレンタルすれば3つとも1日で観光することが可能ですが、入場料とは別に10バーツが自転車持ち込み代金として必要です。
必ず観光したい場所としては、ワット・マハタートやワット・シーチュム、ワット・サパーンヒンが挙げられます。
バスでの行き方は、チェンマイとピッサヌロークからスコータイ行きのバスがあり、それに乗車します。スコータイの下車は旧市街と新市街のどちらでも可能です。旧市街と新市街は互いにソンテウで行け、市街間の所要時間は15分、料金は30バーツ、運行時間は6:00~17:00になります。
飛行機での行き方は、国内線のみで、スコータイ空港に発着します。スコータイ歴史公園までは遠いため、空港にあるトランスファー受付でタクシーに乗るか、空港のバス停で黄色いソンテウに乗る必要があります。料金は18バーツと格安ですが、バス時刻は当てになりません。
別称
Sukhothai Historical Park
อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย
อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย
地図
観光シーズン
10~2月(乾季かつ冷季)
観光日数
1泊2日
場所:城壁内
スコータイで最も重要とされる王室寺院の遺跡です。スコータイ歴史公園の中心部、王宮の西にあります。スコータイ王朝の設立と同じく13世紀に創設されました。中央の一番高い仏塔(チェディ)のように先端がハスの蕾の形をしていたり、仏像の細くて滑らかな姿や頭頂に火炎宝珠があるのはスコータイ独自の建築様式です。歴史公園内の多くの寺院で見られます。
場所:城壁北側
スコータイ歴史公園の城壁の西北に位置する寺院遺跡です。13世紀に建立されており、寺院名のシー・チュムは「菩提樹の森」の意味があり、スコータイを象徴する「アチャナ仏」が祀られています。大仏は高さ15m、幅11.3mある仏坐像です。大仏を囲む4方の壁は仏堂であり、各面の幅32m、高さ15mで正方形の形をしています。仏堂の隙間から大仏の顔が覗いているように見える姿が有名です。
場所:城壁北側
スコータイ歴史公園の城壁北部にある小さな遺跡です。仏塔の土台の四方に計24頭の象の彫刻が飾られています。ワット・チャーンロームとも呼ばれ、意味は象に囲まれた寺院です。1412年のソラサック碑文によると、インタラソラサックという人物が、後にタンマラーチャー3世となる王子から土地を寄贈されて、そこに私財を投じてこの寺院の元となる僧院を建てました。
場所:城壁西側
スコータイ歴史公園の城壁の西に位置する寺院遺跡です。標高200mの丘の上に、厚いレンガ造りの壁を背にした高さ12.5mの仏立像が立っています。仏立像はプラ・アッタロットと呼ばれています。丘の頂上からは眺望があり、スコータイ王朝の3代君主のラームカムヘーン大王は満月や新月の時、白象に乗ってこの寺院を参拝していたと記述が残されています。
場所:城壁内
スコータイ王朝が存在するよりも早い12世紀末から13世紀初頭に、クメール人によって建立された、クメール様式のヒンドゥー教寺院でした。ヒンドゥー教の神シヴァを崇めるための寺院で、三神一体を表す3基の塔堂がありました。スコータイ王朝時代かそれ以降の15世紀に、2つの礼拝堂が追加されて、仏教寺院に改修されました。
場所:旧市街
スコータイ歴史公園の中心部近くにある市場でワット・トラパントーンの側にあるため、「ワット・トラパントーン・マーケット」とも言います。観光客よりも地元の人でにぎわっており、主に食料品を取り扱っています。朝早くから夜まで営業しています。