カレン族の支族であるカヤン族はミャンマー内戦の煽りを受けてミャンマーからタイに逃げてきた難民です。現在はタイ政府の命令で、首長族のカヤン族はチェンライの観光村に移り住み現在に至ります。
首長族の女性は首に金色の真鍮リングを着用しています。また両膝下に真鍮コイルを巻き、両腕には銀色のアルニウム製の輪を4個から10個ほどはめています。

ヤオ族は中国の長江周辺に暮らしていましたが、政府の干渉を避けて山間へ移住し、その一部が雲南省を経てタイの北部地方へ移り住むようになりました。
赤いマフラーを首に巻いているのが特徴で、「ヤオ族」は漢民族の言葉で野蛮人を意味するので、自分達の事を「ミャン族」と称しています。

今回訪れた観光村では同じ場所に首長族とヤオ族が別れて暮らしています。

基本情報

別称
Long Neck Village
住所
3VJ3+XG Tha Sut, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai, Thailand
首長族の村は複数あり、この記事の村は上記の場所です。
2V8Q+XJ Nang Lae, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai, Thailand
アクセス
チェンライ国際空港から車で約24分(22.2km)。
営業時間
7:00~18:00
料金
首長族入場料は必要。ツアー参加の場合は入場料込。
観光シーズン
10~2月(乾季かつ冷季)
観光時間
30分~1時間
その他

首長族(カヤン族)

歳を重ねる程、首のリングは長くなります。
手足の輪っかやコイルは身を守る意味もあります。
首や手足に付けているリングなどは5歳くらいになると女性は装着し始めます。寝る時も装着したままです。首長族のリングは、1本の真鍮でできたコイル状の輪です。リングの数が多い程美人とされいます。また虎に襲われて命を落とす事がないように防具としての意味合いもリングにはあります。
織物を作って土産物として売っています。
観光で成り立っている村なので、写真撮影は快く引き受けてくれます。写真撮影される事が仕事になっています。
観光客向けの首のリングを装着し、一緒に写真を撮ったりする事も可能で、お金は入場料以外にかかりません。
この村で一番の美人さんです。
若い人は首のみ着用が多いようです。
子供
腕には時計を着用してました。
コイルを着けた足の部分が細い。
小さな子供達も撮影に協力してくれました。お姉ちゃんが妹をあやす姿や、親が子供の世話をする姿がどこの国も変わらない光景でした。
首輪を外した女性
リングはとても重いため、外しても着けていた時の跡が残っています。
首にリングを装着しても、実際は首が長く成長しません。肩の骨が少しずつ下へずれていくために、首が長いように見えます。
リングを外していれば、そのうちに肩の骨が少しずつ元に戻り、普通の首の長さに戻ります。
村のメイン道路でコの字に建物が並びます。
お土産
コの字に建物は首長族の女性を見せたり、お土産屋を売っている場所です。
コの字に建物の裏側に住居があります。
バイクや自転車もあります。
首長族の男性はメイン道路には出てこないで、住居の中にいるようです。男性は女性のように装飾品は着けておらず首は長くありません。

ヤオ族

赤いマフラーがヤオ族の証です。
住居の中
首長族とは集落は別です。
ヤオ族はタイの他にベトナムやラオスへも移り住んでいます。ヤオ族の数は多い国順に中国、ベトナム、タイ、ラオスの順になっています。同じヤオ族でも言語は複数に分かれています。