祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋とは重さ約5トンもあるシラクチカズラ(サルナシ)を編み連ねて創られる原始的な吊橋で、幾つもあった祖谷のかずら橋の中で現存する数少ない1つです。長さ45m、幅2m、高さ14mあります。現在は安全のためワイヤーも使用されており、3年毎に架け替えが実施されます。
祖谷のかずら橋の由来は、祖谷を訪れた弘法大師が困っている村人のために作ったという説や、源氏と平家の戦いで敗れ、追っ手から逃げ込んだ平家の落人が、追手が来た時に楽に切り落とせるようシラクチカズラで作ったという説が残っていますが、定かではありません。
毎日19:00~21:30の間ライトアップされます。(渡橋はできません。)
他に現存するかずら橋としては、奥祖谷二重かずら橋や福井県にある池田町のかずら橋があります。

基本情報

住所
徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
アクセス
JR土讃線「阿波池田駅」から
四国交通バスもしくは三好市営バスに乗車し、「かずら橋」バス停で下車。
営業時間
日の出から日没まで
4月~7月20日:7:00~18:30
7月21日~8月:6:30~19:00
9月:7:00~18:30
10月~11月:7:00~17:30
12月~2月12日:8:00~17:00
2月13日~3月:8:00~18:00
料金
中学生以上:550円
小学生:350円
障がい者割引(介護者1名も同等の割引を適用):
中学生以上270円, 小学生170円
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
40分
その他
架け替え実施中は、橋を渡る事ができなくなります。

かずら橋 夢舞台

かずら橋の夢舞台
かずら橋への入口
豊富なお土産が売られています。
ここで購入できるお勧めのお土産は、徳島県産の食用の藍だけを使用したお茶、藍茶です。藍は染めるだけでなく、食用として栄養価が非常に高く、生活習慣病に効果があるスーパーフードです。

やまざと

かずら橋の手前にある飲食店やまざと
お店にはタヌキが居着いています。

かずら橋

祖谷のかずら橋
重要有形民俗文化財に指定されています。
3年に1度、架け替えが実施されます。
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」がまとめた「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に、静岡県にある「夢の吊橋」と共に徳島県の「かずら橋」も選ばれています。
高所恐怖症でも手すりをつかめば渡れます。
足元を見ると14m下にある祖谷川が見えます。
木の板は細く、もし折れたら...と考えてしまいます。板が置かれる間隔が広いため、足元が非常に不安定に感じ、手すりにつかまらず歩くのが難しいです。
橋は一方通行で、観光客が前方にも後方にもいるため、一度渡り始めたらギブアップできません。
橋の幅が広いため、反対側の手すりをつかむのが難しいです。
かずら橋からの景色
祖谷川
祖谷川

琵琶の滝

琵琶の滝
高さ50mある琵琶の滝
源氏と平家の戦い敗れ、祖谷に流れ着いてきた平家の落人が、この滝で京の都を懐しんで琵琶を奏でた事が、名前の由来になっています。
実際に平家の落人が祖谷に逃げ込んできたのかは不詳の伝説です。