真鶴半島の先端に位置する真鶴岬には、三ツ石(笠島)と呼ばれる岩礁があり、真鶴岬と三ツ石は「かながわの景勝地50選」は選ばれています。約15万年前に噴出した溶岩によって真鶴半島はできました。
干潮時には三ツ石まで歩いていく事ができ、神奈川県の天然記念物である「ウメボシイソギンチャク」などの様々な生物と出会えます。また真鶴半島南部は、サンゴイソギンチャクの北限となっています。
真鶴半島には「お林」と呼ばれる魚つき保安林があり、自然の宝庫になっています。絶滅危惧種のナギランや、ギボウシラン、サガミランなどが自生または絶滅しています。他にタシロランの群生地となっており、同じ腐生植物のマヤランも自生しています。

基本情報

住所
神奈川県足柄下郡真鶴町
アクセス
真鶴駅より伊豆箱根バスまたはコミュニティバスに乗車しケープ真鶴(バス停)で下車し、徒歩。
駅から徒歩だと52分(3.8km)です。
営業時間
24時間
料金
無料
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
30分~1時間
その他

三ツ石

潮騒遊歩道から見た三ツ石
鳥居としめ縄
干潮時
石は藻によって滑ります。
三ツ石の岩礁
三ツ石の側まで歩くには、干潮または大潮の時を狙って訪れる必要があります。

海の生き物

ウメボシイソギンチャク
ウメボシイソギンチャクは潮が引いて触手を引っ込めた状態では、名前の通り梅干しに似ており、直径5cmほどの赤茶色の塊です。

魚つき保安林「お林」の植物

タシロラン
葉緑素を持たない腐生植物です。
真鶴半島ではタシロランが大繁殖しており、数歩進めば、別の個体を見つける事ができます。
6月頃が見頃です。
黄褐色を帯びてます。
背丈と色から見つけやすい。
ヤブミョウガ
海岸沿いにいたスカシユリ(イワトユリ)