千尋の滝とは、屋久島中央部に水源を持つ鯛ノ川にある落差60mの滝です。モッチョム岳(本富岳)の東側の斜面に広がる巨大な花崗岩の岩盤に面しており、その岩盤の大きさが千尋(千人の人間が手を結んだくらい大きい)という例えが名前の由来です。
千尋の滝の「千尋」の読みは「せんぴろ」です。映画監督の宮崎駿は屋久島の自然を愛しており、映画「千と千尋の神隠し」の「千尋(ちひろ)」はこの滝から名前が付けられたと言われています。
年間降水量が日本一の屋久島で、雨が降ると滝の水量も多くなり激しい滝に変貌します。その反面、水量が多い天気だとガスって滝の姿が隠れてしまう事もあります。

基本情報

住所
鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
アクセス
レンタカー・タクシー利用か、屋久島周遊バスツアー「やくざる号」利用が現実的です。
営業時間
24時間
料金
入場料:無料
「やくざる号」1日ツアー:5000円
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
20分
その他

展望台の入口

げじべえの里 千尋販売所
お土産
げじべえの里では屋久島の特産である「たんかん」を使ったジュースや鹿児島の郷土菓子「かからん団子」、屋久杉の工芸品など販売しています。
海まで見渡す事が出来ます。
モッチョム岳の登山口があります。
屋久島の多くの地域が世界遺産に登録されていますが、千尋の滝は世界遺産の範囲外になっています。

千尋の滝展望台

千尋の滝
豪雨で登山客が大量孤立した日の水量
屋久島の中央山岳部は花崗岩の隆起によって形成されています。降った雨はその場に留まらず、花崗岩の上をそのまま流れていくため、雨が降るとすぐ千尋の滝の水量が増えます。
展望台
モッチョム岳の花崗岩の岩盤