屋久島中央部に水源を持つ鯛ノ川にある落差60mの滝です。モッチョム岳(本富岳)の東側の斜面に広がる巨大な花崗岩の岩盤に面しており、その岩盤の大きさが千尋(千人の人間が手を結んだくらい大きい)という例えが名前の由来です。
千尋の滝の「千尋」の読みは「せんぴろ」です。映画監督の宮崎駿は屋久島の自然を愛しており、映画「千と千尋の神隠し」の「千尋(ちひろ)」はこの滝から名前が付けられたと言われています。
年間降水量が日本一の屋久島で、雨が降ると滝の水量も多くなり激しい滝に変貌します。その反面、水量が多い天気だとガスって滝の姿が隠れてしまう事もあります。
基本情報
アクセス
レンタカー・タクシー利用か、屋久島周遊バスツアー「やくざる号」利用が現実的です。
料金
入場料:無料
「やくざる号」1日ツアー:5000円
展望台の入口

げじべえの里 千尋販売所

お土産
げじべえの里では屋久島の特産である「たんかん」を使ったジュースや鹿児島の郷土菓子「かからん団子」、屋久杉の工芸品など販売しています。

海まで見渡す事が出来ます。

モッチョム岳の登山口があります。
屋久島の多くの地域が世界遺産に登録されていますが、千尋の滝は世界遺産の範囲外になっています。
千尋の滝展望台

千尋の滝

豪雨で登山客が大量孤立した日の水量
屋久島の中央山岳部は花崗岩の隆起によって形成されています。降った雨はその場に留まらず、花崗岩の上をそのまま流れていくため、雨が降るとすぐ千尋の滝の水量が増えます。

展望台

モッチョム岳の花崗岩の岩盤