グヌンカウィとは、11世紀頃に一枚岩を彫り抜いて造られたバリ島で最大の石窟遺跡です。グヌンカウィとは「古代詩の山」という意味で、大きな崖を内側に削る形で作られた石墓です。ワルマデワ王朝の第6代王アナック・ウンスが造った王家の陵墓とされています。
2ヶ所に分かれている石墓は4つと5つの計9つあり、それぞれ石墓の高さは7mあります。
グヌン・カウィは誰が彫ったのか不明です。当時のインドにも同じような石窟遺跡があり、インドの文化や技術がバリ島にも伝わっていたことを示しています。
ウブドからは車で30分の距離にあるため、カーチャーターで行くのが一般的です。
遺跡は割れ門の入口から続く細い一本道を下っていくとあります。結構下にあるため、入口からは遺跡は見えません。
この辺りは「パクリサン川流域のスバックの景観」としてユネスコ世界遺産に登録されています。ここから車で5分の場所にティルタウンプル寺院があります。
このグヌンカウィを造ったバリのワルマデワ王朝の第6代王アナック・ウンスの父親はダルマ・ウダヤナで第4代王です。
第4代王の妻は東ジャワのクデェリ王国のマヘンドラダッタ姫です。
アナック・ウンスの兄はエルランガで、東ジャワのクデェリ王朝のダルマ・ワンサ王の女婿になっています。
2番目の兄はマラカタで、第5代王です。
石墓は、巨人が一晩で指の爪で刻んで作り上げたのだという言い伝えが残っています。
パクリサン川が流れる石橋を渡った対岸の先には5基の石墓があり、王家の陵墓になっています。
4基の石墓の方が王家の陵墓で、父①ダルマ・ウダヤナとその妻の②マヘンドラダッタ姫、兄③エルランガ、④アナック・ウンスを祭っていると説明されることもあります。
その場合、マラカタに関する記述が一切記述されることがないため信ぴょう性は低いように思います。マラカタはダルマ・ウダヤナ死後、王になりました。マラカタが亡くなった後、アナック・ウンスが王になっています。