バリ・ヒンドゥーの元日(サカ暦の元日)の事で、この日、バリ島では一日中外出禁止になります。観光客も同様で、全ての施設が閉鎖されます。
ホテルの宿泊は可能ですがチェックイン・チェックアウトは不可で、空港も閉鎖しています。
外出禁止の他に、電気や火の使用禁止、仕事の禁止、殺生の禁止があり、一日静かに瞑想し世の中の平和を神に祈ります。
観光客は日中ホテルで電気を使用出来たり、ホテル内でレストランを利用出来る場合もありますが、夕方以降から使用や利用は出来ない事がほとんどです。
ニュピの前日は、オゴオゴと呼ばれるお祭りが行われお昼ごろから交通規制が実施されます。
基本情報
アクセス
オゴオゴ祭り会場
クタ:Jl. Raya Legian
観光シーズン
バリ・ヒンドゥーの元日(サカ暦の元日)とその前後1日。西暦の3月ごろ。
日付
西暦 | サカ暦 | ニュピ |
2017 | 1939 | 3/28 |
2018 | 1940 | 3/17 |
2019 | 1941 | 3/7 |
2020 | 1942 | 3/25 |
2021 | 1943 | 3/14 |
ニュピ前日

クタのJl. Raya Legianで展示されるオゴオゴ
ニュピ前日はオゴオゴ祭りが行われます。お昼ごろから交通規制が実施され、あちこちで車両が通行止めになるため車での観光は難しいです。
オゴオゴは鬼のような姿をした悪霊でバンジャール(村組織)ごとに制作され、コンテストで競い合います。オゴオゴのクオリティーはとても高いです。
ニュピの3~4日前にはムラスティと呼ばれるバンジャール(村組織)ごとに保管してある神聖な物を、正装した信徒たちが御神輿や頭上に載せて運び、ビーチで浄化の儀式が行われます。

オゴオゴの素材は発砲スチロールや竹等です。

ヨダレの部分までこだわりがあります。
クタのオゴオゴ

口が電動で動きます。
オゴオゴは子供が制作した小さいサイズのものから、数メートルのものあります。また複数のオゴオゴを1つの作品にしたり、電動で動くもの、煙を噴出するものなど個性は多様です。

5体のオゴオゴで構成された1つの作品です。1体ずつ迫力あり。

真ん中のオゴオゴが回転します。

顔の毛や筋肉の表現までこだわっています。

躍動感あふれるオゴオゴとの対決。

煙が噴出しています。

会場に移動する前のオゴオゴ

子供が制作したオゴオゴ
ウブドのオゴオゴ

女性を奪おうとするオゴオゴ
お祭りの行進

ニュピ前日、至る所で行進があり道路は渋滞します。

民族音楽のガムランを鳴らして行進しています。
寺院

オゴオゴ祭りの準備中

寺院内でガムランの演奏があります。
ニュピ当日
ニュピ当日は外出禁止のため、普段聞こえる車や人が行き交う音が聞こえず静寂が訪れる1日となります。
外出禁止のため、日中はホテルで1日を過ごすことになります。明るいうちならレストランや、プール、マッサージ等のアクティビティが可能であるホテルもあります。
もしレストランがニュピの間やっていない場合、事前にスーパーで食べ物を購入する必要があります。
夜はバリ島全体で火や電気が使われないため、365日の中で一番綺麗な星空を観賞する事が出来ます。

星空