東平洲
香港よりも中国の深圳市にずっと近くに位置する、香港最東端の島です。
東平洲には波に浸食された堆積岩が無数に見られます。自然によって造られ、むき出しになった巨大な岩の模様や造形美と、暮らしの痕跡がまだ一部残る廃屋が最果ての秘境を感じさせます。香港の都会らしさとは無縁です。
島は1周6kmあり、ユネスコ認定世界ジオパークになっています。すぐ近くの中国大陸が肉眼で見えますが、中国からの航路はなく、香港から船でしか行けません。香港の領域となっています。
土日祝日のみ運航するフェリーでのみ行く事が出来、その時だけ帰って来る元住民によって食事処が営業されます。バーベキュー場があり自由に使用できます。

基本情報

住所
香港新界大埔区
アクセス
大學駅から徒歩で馬料水フェリー乗り場(馬料水渡輪碼頭)に行き、
東平洲行のフェリーに乗る。
営業時間
馬料水出発:9:00
東平洲:17:15
料金
往復乗船料金:90香港ドル
観光シーズン
土日祝日のみ運航
観光時間
滞在時間:6時間
島一周:3時間
その他

フェリー乗り場

馬料水にあるフェリー乗り場は馬料水渡輪碼頭と馬料水三號梯台があり、場所が異なります。
馬料水渡輪碼頭は東平洲や塔門、黃石、赤徑などへ行きます。東平洲への出発時間は9:00ですが、それ以外の行き先は8:30出発します。
馬料水三號梯台は荔枝窩へ行くフェリーが出ています。
土曜日のみ9:00だけでなく15:30馬料水出発もあります。帰りの便は17:15東平出発のみです。帰りのフェリーは40分前位から乗船可能になります。
馬料水渡輪碼頭
2人分の往復チケット。
片道約90分。
東平洲のフェリー乗り場。

東平洲

島は狭く、道標もあります。一周を3時間で歩けるため道は迷う事はありません。バーべーキュー場は左にあります。左右どちらから回っても大丈夫です。
トイレの設置は限定されており、東平洲フェリー乗り場(東平洲公共埠頭)かバーべーキュー場のトイレを利用するか船内のトイレを利用する事になります。
マップ
遊歩道
海水はとても澄んでいます。
中国大陸が見えます。
斬頸洲
斬頸洲はもともと地続きだったのが浸食によって2つの切り立った崖に分かれ、海風の通り道になりました。
風が遮られる場所はお弁当スポットです。
更樓石
チョコの様なマーブル模様
ウエハースの様な層
更樓石は波に侵食されて対になった2階建ての高さの海食柱です。
バーベキューも出来ます。
天后宮
島には寺があり、天后宮や譚大仙廟があります。
1727年創建の天后宮は天后娘娘が祀られています。
島で最も歴史的な建物である譚大仙廟は海神と称えられる譚公が祀られています。
譚大仙廟
ほんの一部の人が今も暮らしています。
色々問題があるようですね。
廃屋の多くは崩れかかっており、中に立ち入るのは危険です。ジオパークだけでなく、廃墟好きには魅力的な場所です。いつかは本当の無人島になりそうです。
木々が侵食した姿はとても神秘的です。