今日は旅行の最終日です。マレーシアの郊外にあるバトゥ洞窟を観光します。朝ごはんはそこら辺のインド料理屋で食べ、近くのスーパーマーケットでお土産を買う予定でしたが、それは止めてピンクモスクに行こうと計画変更することになります。ただ電車の乗換待ち中の買い物で迷子になり、計画が崩れることになります。
まずはホテルからクアラルンプール駅まで歩きます。途中で鬼仔巷に立ち寄る予定でしたが、駅までスムーズに行けるのかがGoogle Mapのストリートビューを見ても確信が持てず、駅まで直行します。
結果としては迷うことなく駅に到着出来、余裕を持って電車に乗り込めました。バトゥ洞窟は観光客に凄く人気があり、大混雑すること間違いなしです。営業開始時間が午前8時からなので、それに合わせて向かいました。
終点のバトゥ洞窟駅で下車します。電車はガラガラでしたが、バトゥ洞窟は既に観光客が一定数見かけました。遅い時間になるとカラフルな階段が人混みで塗り尽くされる可能性があります。階段の右横には高さ42.5mあるヒンドゥー教の神であるスカンダ像があります。
272段ある階段を登りきると、洞窟が待ち構えています。その中に寺院があります。今まで、雨が降る日は数日ありましたが、観光がおじゃんにならずに来れました。最終日は終日晴れです。初日の到着直後に止まないスコールで、マレーシアに来たことを後悔することになるのかと思っていました。実際はとても良い旅行になりました。
インド系の人々が大勢います。正装しているのが印象的でした。
食べ物を持っているとカニクイザルに奪われるので注意が必要です。帽子や眼鏡を奪って、食べ物と交換を要求することはありませんでした。
いつかボルネオ島に行って、シルバーリーフモンキーやトーマスリーフモンキー等の様々な猿を野生の姿で見てみたいです。
インドには、ヒンドゥー教の信者が自らの体に針を刺して固定したり、口や舌に鉄棒を貫通させたり、供物としてミルクポットを運びながら寺院を目指す奇祭「タイプーサム」が存在します。インドでは現在禁止されていますが、マレーシアでは毎年実施されています。実施日はタミル暦のタイの月の最初の満月の日です。そしてバトゥ洞窟でもこの奇祭は実施され、多くの観光客が集まります。
最奥にある寺院には、聖者スブラマニアンが祀られています。
前日はイポーで洞窟寺院を見ていたのですが、どれも仏教系だったため、ヒンドゥー教の洞窟寺院は初めましてでした。鍾乳洞としても見所はあります。
バトゥ洞窟にはダークケイブと呼ばれる洞窟があり、有料で巨大な洞窟を45分間で探検することが出来ました。しかし2019年以降は探検ツアーは開催されておらず、ダークケイブを観光する方法はなさそうです。実際に、ダークケイブの案内は現地で見当たりませんでした。
今日は、もっと早起きして、クアラルンプール駅にあるレストラン、Heritage One Station Restaurantで朝食を食べようかと計画の片隅にありました。ネット情報だと24時間営業とあります。そうすれば1時間に1本しかないクアラルンプール駅とバトゥ洞窟駅を結ぶ電車でも、時間管理がしやすくなります。ただ、起床直後に食べるとお腹が痛くなるタイプで、疲労も溜まっているため、却下しています。
バトゥ洞窟には猿だけでなく、ハトやウズラもいました。人が集まっている場所にいってみると、ちょうど小さな蛇がハトを絞め殺した所で、観光客は撮影していました。蛇が飲み込めない大きさのハトで、蛇はそのまま去っていきました。
ジャスミンの一種である植物の花が咲いていました。
観光を終えた後に、バトゥ洞窟駅からの電車の時刻を確認します。ここで朝食もスーパーマーケットでの買い物も抜きにして、電車に乗れば、ピンクモスクへの観光時間を確保出来ることが分かります。同行者と話し合った結果、同行者はお腹の調子が良くないため、朝食は不要とのこと。電車に乗ってKLセントラル駅で下車しました。
KLセントラル駅からはKLIA Transitに乗って、ピンクモスクの最寄り駅であるプトラジャヤ・サイバージャヤ駅に移動する必要があります。まずはそこまでの切符を購入します。
電車が来るまで時間があったので、諦めていた買い物をすることにします。駅に連結しているニューセントラル・ショッピングモールで買い物をしました。電車の発車12分前に駅に向かい始めたのですが、まさかの迷子になりました。人に尋ねながら駅に到着するも、各停のKLIA Transitではなく、特急のKLIA Ekspresの改札に来てしまいました。結局、時刻通りに来た電車に3分間に合いませんでした。
次の電車は30分後で、どうしようか迷った挙句、30分後の電車でプトラジャヤ・サイバージャヤ駅に到着しました。ここでの滞在可能時間は予定していた1時間ではなく、30分のみです。駅にあったダンキンドーナツでお腹を満たすことにしました。
電車でKLIA2駅まで行き、クアラルンプール国際空港T2に到着します。余った現地通貨でお土産と機内用のお水を購入しました。クアラルンプール国際空港T2はLCC向けの空港で、かなりの距離を歩きます。搭乗口では出発時刻よりかなり早い時間に「ファイナルコール」の案内があったので、ピンクモスクを強引に観光して、KLIA2駅への電車を30分遅らせる判断をしなくて良かったです。またピンクモスクから空港までは、30分に1本の電車を待たずに、余った現金でタクシーに乗る選択肢もありましたが、危なかったかもしれません。
飛行機はエアアジアで、自動で割り振られた座席は同行者と前後の、どちらも窓側でした。追加料金を払って席を並びにしませんでした。
機内食は事前予約したチキンビリヤニです。往路のバティック・エアで食べた機内食より美味しかったです。ただお米は日本の方が美味しいです。
羽田空港への到着は悪天候でかなり遅れてしまいました。機体大きく下に揺れることも1度あり、機内から声が上がります。座席は後方だったので、最終電車に間に合うかの心配がありました。何とか、空港や漫画喫茶等で1泊することなく、無事に帰宅できました。
クアラルンプール国際空港T2では、お金が余ったらほしかったスターバックスの25周年記念マレーシア限定品を購入し、免税店ではドリアン味のチョコレート等を購入しています。