ラマダンの影響を受けているコタバルで宿泊しています。今日はペナン島にあるジョージタウンへ長距離のバス移動をします。時間があればペナン島にあるザ・トップ・ペナン展望台から世界遺産の街並みを見下ろす観光を予定しています。
ホテルで目を覚ましたら、セントラルマーケット(Siti Khadijah Market)へ向かいます。本当はKopitiam Kitaと言う店でロティティタブ(Roti Titab)と呼ばれるカヤトーストの温泉玉子乗せを食べる予定でした。ただ街中を歩いていると、ラマダンの影響で朝ごはんの店がやっていなさそうです。ホテルからタクシーを使って訪れる予定の店だったので、計画を変更しました。
食べ物系は何も売っていないかもという不安がありましたが、ニョニャ・クエ等の甘いものは販売していました。
運動広場(Padang Merdeka)を通って、ケランタン川にある時計台(Menara Tinjau Tambatan Diraja)に来ました。
そのまま目の前にあるホテルへ戻ります。
朝食としてニョニャ・クエを頂きます。ピンク色の容器に入ったお菓子は、プリンでした。花の形をしたクエバカールはしっとり生地と甘すぎない味で美味しかったです。残りは昼食用にとっておきます。
ペナン島へのバス乗車まで時間があるため、ホテルをチェックアウトしてから観光をします。鎮興宮に行こうと思っていたのですが、寺ばかり観光してもつまらないため、イスタナ・ジャハールと呼ばれる博物館に行きました。入場料をおまけしてもらったのは、ここだけの話です。
1887年に王族の宮殿として建てられたものを、博物館として開放しています。王室の婚礼衣装等が展示してあります。
観光客は誰もいないので、貸し切りでした。と言うよりも、海外からの観光客をコタバルで見かけたのは、イオンモールだけでした。欧米系の年配者のみだったので、かなりローカルな街だと思います。
途中でスコールが降り出したので、タクシーを呼んでバスターミナルへ向かいます。
コタバル・バスターミナルに到着しました。かなり人が多いです。ちなみにコタバルはクアラルンプールとバスで繋がっているようなので、最短で4泊5日あれば寝台列車を目的とした旅行が可能です。もっと短い日数にするなら、国内線の飛行機利用が必要です。コタバルからペナン島への飛行機は安い日だと4200円で販売されており、今回のバスは1400円だったので、飛行機にすれば良かったと後で思いました。
2階建ての3列シートのバスに乗り込んで、ペナン島へ向かいます。乗車率はすごく低かったです。パシルマスへは立ち寄らず、追加の乗客が待つタナメラに立ち寄っていました。
マレーシアのお墓です。車窓からの景色を見ながら、ウトウト状態です。マレーシアは発展している国だけあって、犯罪等の危険な目に遭遇することはありませんでした。
乗車時間が長いため、トイレ休憩です。お昼なのにレストランは営業していません。予想はしていたので、事前にお菓子を持参していて良かったです。バス車内で昼食にしました。
下車する場所はペナン島のバスターミナルです。今夜の宿泊先はペナン島のジョージタウンにあり、バスターミナルからはかなり遠いため、バスに乗車する予定です。
長距離バスに乗車していると、バターワースのフェリー乗り場が見えてきました。ここで下車することも可能だと初めて知りました。予定外ですが、ここで下車してフェリーに乗れば、ジョージタウンまで行くことが可能です。急いで下車しました。
フェリーの存在は知っていましたが、バスが立ち寄るとは思いもしませんでした。フェリーの乗船料は2リンギットですが、クレジットカード決済のみとなります。無事に乗船できました。
ペナン島のジョージタウンが見えてきました。
フェリーを下船したら、ホテルまでは徒歩圏内なので、歩いて目指します。翌日に観光予定だったウォールアートをホテルに向かいながら立ち寄ります。
まずはブランコに乗った兄妹(Brother and Sister on Swing)です。一緒に撮影したくなる作品です。
豆乳を購入する子供たち(SUSU SOYA)
ホテルSuper OYO 998 Queen City Hotelに到着しました。リトルインディアにあるため、通りではインド系の人の出店が立ち並びます。チェックインの対応をしたインド系のおばさんの対応が最悪でした。世界遺産にあるホテルだから、殿様商売で感じが悪いのかと思ってしまいました。翌日のチェックアウトの時に対応した別のおばさんは、感じ悪くなかったので補足しておきます。
世界遺産の街で宿泊するのは、今夜だけなので、お部屋のランクはスタンダードではなくスーペリアスイートにしています。シックな家具がありました。1泊3,845円です。近くにモスクがあるため、早朝はかなりうるさいです。宿泊の場所選びはモスクから遠い場所にすべきだと学習しました。夜間は酷い騒音はなかったのですが、バイクの走行音が聞こえたりしたためか、一睡も出来なかいことになります。
宿の目の前にあるスリマハマリアマン寺院を観光します。インド系のお寺です。
インド系移民に限った話ではないのですが、同じ民族が移民すると、そこに溶け込むのではなくコミュニティを作り、他の民族と分け隔てなく混ざることはないように思います。多民族国家のマレーシアでも、インド料理屋で働くのはインド人のみ、マレーシア料理屋等も同様です。タクシー運転手はインド系や中華系、イスラム系等様々でしたが、他の職業では人種による隔たりがあるように感じました。後は、ハーフを見かけなかったり、異なる民族同士で歩いている姿を見かけなかったです。私の完全な偏見だと思いますが、民族間で共存しておらず、住み分けているように感じました。
ヨーロッパ等で他民族の難民を移民として大量に受け入れた結果、治安が崩壊しています。日本も移民が増えて、外国人による暴走車や野菜や銅の盗難、転売や割り込み等のモラル欠如、性犯罪が増えており、共存のハードルが天空を貫くような難しさを実感しています。「郷に入っては郷に従え」と言う言葉は、宗教や生まれ育って凝り固まった価値観等を変えられるはずもなく、無理があるのだと思いました。
マレーシアでは民族間の摩擦のような、民族間カーストのようなものを、7日間の旅行期間中に感じ取りました。
タクシーでザ・トップ・ペナン展望台に行きました。先月、タクシーを呼ぶアプリにクレジットカード登録していたのですが、マレーシアに到着して確認したら、登録がされていませんでした。そのため、全て現金払いになります。
世界遺産になているジョージタウンの街並みを見下ろします。
宿泊しているホテルとその側にあるモスクが見えました。
ザ・トップ・ペナン展望台はガラス張りの床もあります。展望台の入場料は、べらぼうな値段でした。フェリーでペナン島に来ていなかったら、今日は展望台を訪れる時間はなかったです。
ペナンヒルと呼ばれる山も見えます。明日は時間があって、山がガスっていなければ、ケーブルカーに乗ってペナンヒルから街の景色を見たいと思います。中国からの団体ツアーが到着した瞬間に、かなり騒音になったため、退散します。それまでは観光客は一定数いましたが、かなり静かでした。活気と言うか集団圧を感じました。
ジャッキーチェンとすれ違います。触って壊したら買い取りと書かれていました。
夕食はチャークイティオ(炒粿條)を食べようと決めていました。お目当てのお店に行くと営業していません。三条路炒粿条と呼ばれるホーカー(屋台街)で売っていたので、そこで注文しました。かなりの混雑で、注文する前に座席の確保が必須です。
チャークイティオは幅広の米麵とエビや肉、もやし等と一緒に炒めた料理で、美味しかったです。
夜食を買っていきます。
ザ・トップ・ペナン展望台がライトアップされていました。
1st Avenue Mallでドリンクを買っていきます。スターバックスがあり、25周年記念のマレーシア限定品が売っていました。ここでは買いませんでしたが、最終日の空港で余った現地通貨を日本円に戻さずに、スターバックス等で使い切ることになります。ベアリスタフィギュアを購入することになります。
行きはタクシーでしたが、帰りは歩いてホテルへ向かいます。カピタンクリンモスクがライトアップされていました。
ホテルに到着したらこの日の旅は終了します。