今回の海外旅行先はマレーシアです。最初に航空券を予約してから、何をしにいくか予定を計画しました。初めて訪れる国であり、知識が皆無からの調べものは骨が折れました。また日本からや現地の団体ツアーを1つも使わない個人旅行になります。

同行者と2人旅のため、費用を押さえながらも、宿は2ベッドのクーラーあり個室を基準にしています。また計画が固まる前に宿を確保してしまうため、日本出発直前までキャンセル無料の宿を選んでいます。2人で費用は合計21万円以内になりました。飛行機代やホテル代、食費、移動費、観光費、お土産代、保険料などを含みます。

同じ場所に連泊せず、絶えず街を変えながらの観光となるため、バックパッカースタイルです。携帯電話は海外ローミングが無料のプランに加入していますが、念のためマレーシアで使えるSIMカードを事前に持っていきましたが、使わずに済みます。ちなみにESIMが使えない機種です。旅行期間は終始ラマダンの最中です。何も影響ないかと思ったら、影響を受けてしまうことになります。

まずは成田空港からバティックエアの飛行機に搭乗します。この航空会社はフルキャリアとLCCの中間にあたり、食事は有料のため事前に注文してあります。座席に液晶モニターがないかと思いきや、ありました。コンテンツは少なく、トワイライトやハンガーゲームと言った古い映画を観ることが出来ました。座席はLCCより広いのですが、隣に座ったマレーシア人が巨漢で、ひじ掛けを飛び越えてひじを当ててくる人だったので、かなり窮屈でした。絶えず身体を動かし、その度にひじでつつかれる感じです。

最初の計画組み立てでは、キャメロンハイランド等でラフレシアを見るツアーに参加すること、寝台列車に乗ること、世界遺産を訪れることの3つが候補にあがりました。しかしラフレシアの花が高確率で見られる時期ではなさそうだったので、その部分がイポーでの鍾乳洞や洞窟寺院を見る計画になりました。それ以外は変更なく採用です。世界遺産ではラフレシアも自生するレンゴン渓谷の考古遺産を考えたのですが、車がないと厳しいとのことで諦めました。代わりにマラッカとペナン島のジョージタウンになりました。後になってイポーからタクシーを1日貸し切ってレンゴン渓谷に行けば良かったと思いました。実際に今回の旅行では、イポーから1時間40リンギット(RM)でタクシーを貸し切っています。

機内食はビリヤニです。帰路の飛行機はエアアジアを利用し、そちらでもビリヤニを食べたのですが、帰路の方が圧倒的に美味しかったです。バティックエアの食事は美味しくないですが、値段が他の航空会社より安く、水も付いてきます。帰路の方が座席は狭いですが、隣の人が太っておらず、互いにひじ掛けを使わなかったので、かなり快適でした。

飛行機が無事に離陸すると、飛行機が停止する前、つまりシートベルトを外しても良いサインが出る前に巨漢の隣人は飛び出して行ったので、かなり不思議な人でした。

入国審査はパスポートを機械でスキャンするだけで終わりました。入国スタンプはもらえません。入国がスキャン方式だと出国時もスキャン方式のレーンに並ぶことになり、有人のレーンでは出国不可になります。デジタル・アライバルカード(MDAC)の提出は、日本にいる時に済んでいます。入国3日前からネット提出出来ます。

空港の両替所は日本で両替するよりもレートが悪いと評判のため、ATMで300リンギットだけ引き出します。100リンギット紙幣が3枚出てきますが、紙幣の額が大きすぎて、使えない場所があるようです。そのため、本当の両替は翌日のマラッカで実施する予定です。両替所だと50リンギット紙幣でくれます。

空港直結のKLIA駅からKLIA Transitに乗って、バンダル・タシッ・スラタン駅(Bandar Tasik Selatan)へ向かいます。切符はクレジットカード払いのみでした。普通の電車は券売機で切符を買うなら現金で支払い可能ですが、有人で買うならクレジットカードのみです。

駅で下車したら、連結しているバスターミナルへ向かいます。ここからは長距離バスが出ており、明日の朝にマラッカ行きのバスに乗ります。今回の旅で乗る予定のバスは全て予約してあります。バウチャーではバス乗場の改札を通過できないため、チケット購入カウンターでバスチケットを印刷してもらいました。QRコードが記載されているので、それで改札を通過出来ます。街によっては改札がなく、その場合はバウチャーで乗れます。

今日泊まるホテルはVホテル クアラルンプールです。マレーシアは赤道に近い国だけあって、駅からホテルへの徒歩だけでも大量の汗でした。ホテルに入りチェックインのために立ち止まった瞬間に汗が吹き出したので、びっくりです。

ホテルの部屋は狭かったです。これで125リンギットします。1泊4000円以上で、この値段でこの内容はかなりお高めでした。早朝のバスに乗るために、バスターミナルに近い場所を選びました。初めての国の初日なので、ここなら想定外のハプニングは避けられるはずです。

夕食のためにホテルから外へ出てみると、大雨と雷です。予定していた食事処へは行かずに、ホテルの横にあるインド料理店で食べることにします。ミーゴレンを注文したのですが、現地の香辛料でかなり辛めです。ドリンクは練乳入りの甘い紅茶、テタレを注文しました。マレーシアでは一般的な飲み物です。

ホテル近くのコンビニで軽食を買って、ホテルに戻り、初日は終了になります。スコールはまだ止む様子はありませんでした。雨の中の観光にならないことを祈ります。天気予報では毎日、雨マークが出ています。

補足すると、飛行機は往路と復路共に直行便です。香港で乗り継ぎ、香港エクスプレス航空を利用すると飛行機代が約半額に抑えられたのですが、乗り継ぎ待ち時間を考えると却下しました。