アーグラー・メトロのタージ・マハル駅

夜明け前にホテルを出発して、タージ・マハルへ向かいます。今日の観光地は1983年に世界遺産登録されたタージ・マハルのみです。後はアーグラからデリーへ移動しながら茶葉専門店に立ち寄り、インディラ・ガンディー国際空港から日本に帰国するだけです。

まずはアーグラー・メトロのタージ・マハル駅でツアー車を降ります。ここからは西側ゲートまで歩いて行きます。

タージ・マハルの西側ゲート

西側ゲートはまだ閉まったままです。インド人専用レーンと外国人レーンが別れています。ちなみに荷物検査が厳しく、食べ物や飲み物、三脚、ビデオカメラ、モバイルバッテリー等の荷物は持ち込めません。携帯電話や録画機能が付いたデジタルカメラは持ち込んでも大丈夫です。余計な荷物はホテルに置いてくる必要があります。

西側ゲートに無料の手荷物預かり所(クローク)があるようですが、朝一番からやっているのか、具体的な場所は不明でした。Goog;e Mapで検索すると全く別の手荷物預かり所(Taj Mahal Locker room)が表示されますが、そこは有料かつバッグの中の貴重品がなくなったこともあるようです。

タージ・マハル

無事にゲートを通過すると、北インドのツアーで7つ目の世界遺産、タージ・マハルを間近で見ることができました。早朝でも外国人だけでなく、インド人も大勢来ており、大混雑です。

水に写った逆さタージ・マハルを撮影するには、人が多すぎて至難の業です。

タージ・マハル

こちらはベストポジションから撮影したタージ・マハルです。この場所は闇営業しているカメラマンが占拠して、観光客から荒稼ぎしています。ここで写真を撮ってもらうと50ルピーします。70ルピーや100ルピー等、言われることもありますが、50ルピーまでは簡単に下がります。自分自身を撮ってもらう必要がなく、ただ景色を自分で撮影する場合は、お金を払わずに強気で撮影する必要があります。

世界遺産でかつ神聖な霊廟で無許可商売はインドならではだと思いました。他の世界遺産でも巡視員のような人が写真撮影する代わりにチップを要求されたので、日本と感覚が違いました。(実際は撮影を断ったのにチップを要求されたので、拒否っています。)

ちなみに今回のツアーで何度かガイドさんに写真を撮ってもらいましたが、チップの要求はもちろんないので安心です。

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが王妃ムムターズ・マハルの死を悼み17年をかけて建てた霊廟です。白い大理石で建てられており白亜の霊廟と称され、霊廟の中は撮影禁止で、監視員がいます。ガイドと一緒に霊廟の中に入ると、監視員が棺の撮影を1枚だけ許可してもらえた例があり、ガイドがいなくても監視員にチップを渡せば撮影させてくれると思います。見学できる棺はレプリカで、本物は開放されていない地下にあります。

インドでチップは優先パスのような使い方もあり、チップで何でも解決してしまうガイドに当たってしまうと、ツアーの最後にチップを要求され、更に追加チップもねだられる傾向があります。インドの善意は基本的に有料です。

タージ・マハルの側にあるヤムナー川はガンジス川最大の支流です。そういえば観光地での物売りは、安い値段で売りつけてきますが、値段が10と言われたら、10ルピーではなく10ドルです。ルピーで売っていることは絶対にないです。

大楼門は高さ30mあり、赤砂岩で作られています。

入場料は1100ルピーです。インド人だと50ルピーなので、外国人は22倍の値段です。更に墓廟に入るためには追加で200ルピー必要です。ツアーなので全て込みこみになっています。

大楼門から見たタージ・マハル

帰りは電気バスでアーグラー・メトロのタージ・マハル駅まで移動します。

ホテルに戻ったら朝食になります。

生野菜はお腹を壊す可能性があるため、誰も食べませんでした。ガイドさんからは生野菜は避けた方が良いこと、生の果物は食べても大丈夫と話がありました。午前10時までホテルで休憩したらホテルを出発します。

デリーへ向かう途中、サービスエリアのような場所で昼食になりました。フードコートが2店舗あり、現地人向けと外国人向けのように分かれているようでした。外国人向けのフードコートでは、ケンタッキー・フライド・チキンやピザハットと言った日本でも知られた店舗も入っていました。

インド定食ターリーです。左下のヨーグルトソースは、他の具材と合わせると辛味が軽減されます。

ニホンザルよりも尻尾が長く、アカゲザルでしょうか。インドでは個体数が多いようです。

デリーに到着したら茶葉専門店に向かいます。お店の側にスラムがありました。

TopQualiTeaと言う名前のお店です。茶葉専門店はツアーの初めに訪れていたようですが、ツアー客の要望でツアーの最後に変わったとのことです。旅の最後に余ったルピーをここで使い切る人が多いのだと思います。

飛行機NH838便

インディラ・ガンディー国際空港に到着したらツアーはここで解散となります。出国手続きをして飛行機NH838便に乗り込みます。ANAもJALも1日1便しかありません。

夕食はハンバーグを選びましたが、よく分からない肉の塊で美味しくなかったです。野菜は生なので硬く、インドで作られた機内食のため心配です。同行者はラタトゥイユを選んだのですが、マカロニが農薬の味がするとのことで、食後暫くしてから嘔吐してしまい、蕁麻疹が出てしまいました。インド旅行中は絶えず食に気を付けていたのに、ANAの機内食で問題が発生するとは想像していませんでした。食後のアイスクリームは、Mother Dairyのイチゴ味で、こちらも美味しくなかったです。

最後の最後にトラブル発生しながらインド旅行は終了します。

4日目