ラオスの自然と寺院を探訪する旅 7日目
今日は観光最終日で午後までビエンチャンの市内観光です。その後ショッピングをして空港へ向かいます。
本日の目玉は昼食の平壌冷麺です。ビエンチャンには平壌レストランがあり、北朝鮮が外貨稼ぎのために経営しています。日本でも平壌冷麺が食べられますが、北朝鮮の人が作る平壌冷麺とはどんなものなのか気になります。
ビエンチャンの朝市(Morning Market)はタラートサオショッピングモールの横で開催されるとガイドブックやGoogleマップにありますが、朝7時を過ぎても朝市は開かれてませんでした。
朝市は必ずどこかで開かれているのは確かなので、Googleマップで周辺を調べると近くにクアディン市場(Khua Din Market)がある事が分かりました。そこまで行ってみると、朝市がちゃんと開かれてました。
ラオスの首都の中心部だけあって、とても巨大なマーケットで人混みが多いです。外国の観光客はなぜか見かけませんでした。ツアーだとホテルで朝食なのだと思います。
肉が売っている屋根付きのスペースに飯屋が数件並んでいたので、そこで食べる事にしました。カオ・ソーイをノースパイスで注文すると、味噌は別皿で運ばれてきました。味は大丈夫ですが、常にテーブルに置かれているライムには2種類のコバエが群がっていたので、もやしなどの常設フリートッピングは使用しませんでした。
朝食を終えたらホテルへ戻ります。帰り道に観光予定の寺院が2つあるので、立ち寄って行く事にしました。
まずはワット・シーサケットです。1551年に建立されたと伝えられるビエンチャン最古の寺院です。屋根真下の矢切り部分は屋根と同様に木製のように見えます。昔ながらの雰囲気でおしゃれでした。
本堂内では撮影禁止ですが、一見の価値ありの壁画と仏像があります。
こちらは本堂を囲む回廊で、2体ずつの仏像が安置されている小さな穴は3420個もあるそうです。
昨日の夜見た提灯は日中はこんな感じでした。
次は道路を挟んだ場所にあるワット・ホーパケオです。トイレはこっちの寺院にしかありません。
1563年、ラーンサーン王朝第18代王セーターティラートにより、古都ルアンパバーンから移されたエメラルド仏を安置するために王室寺院として建立されました。タイによる2度の侵攻を受けて破壊されましたが、1930年代にフランスにより再建され博物館になってます。館内は撮影禁止ですが、仏像の他に他の寺院では見ない展示品がありました。
ホテルに戻ったら休憩です。朝市で買ったカオパート・マントンです。ココナッツを練り込んだもち米のお菓子です。色は違っても同じ味で甘いココナッツ味です。
ホテルのチェックアウトを澄ましたら、リュックを預かってもらって観光再開です。今ならタラートサオショッピングモールが営業していると思いますが、そこは行かずに寺院巡りします。
ワット・シームアンに到着です。ここの敷地は広く、沢山の僧が暮らしているようです。中央にある本堂の外には崩れた仏塔がありました。黄色い獅子に載る仏陀と隣にはヤック(鬼)がいます。左側の長い髪の毛を束ねている女性の像は大地の女神ナーン・トラニーです。
大地の女神ナーン・トラニーには次のような由来があります。釈迦が悟りを開く禅定に入った時に、瞑想を妨げるために現れた魔物マーラ軍(煩悩の化身)が攻めて来ます。そこで釈迦は左手の中指で大地に触れて大地の女神トラニを呼び出しました。大地の女神トラニは釈迦が前世で積んだ徳を水にして長い髪の毛から絞り出し、洪水を起こしマーラ軍を撃退しました。
マーラは現在マラ(魔羅)として、日本語のとある言葉の隠語になっています。男性諸君、確かに煩悩の象徴ですね。
ここには自ら進んで人身御供となった妊婦の伝説があり、願いが叶う寺として女性に人気があります。
本堂の中では僧にラオスの伝統儀式であるバーシーをやってもらっている人がいました。バーシーとは、結婚、出産、入学、死別など人生の節目に行われる儀式で、体内にいる精霊が外に出ていかないように、僧侶からお祈りをいただき、手首に白い糸を巻き付けてもらいます。
ワット・シームアンの後はタート・ルアンへ向かうためCentral Bus Station(CBS)へ向かいます。CBSから11:05発の10番のITECC線に乗れば1人4,000キープでタート・ルアンに行けます。所要時間は18分ですが、40分に1本です。
Central Bus Station(CBS)に到着すると時間はぎりぎり。ただ10番のITECC線が見つからずうろうろしているとトゥクトゥクに絡まれてしまいます。タート・ルアンに行くバスについて他のバス運転手に質問していたのを聞いていたのか、タート・ルアンまで50,000キープと言われ続け無視する中、30,000キープと横槍が入ったため、そっちに逃げる事にしました。後で距離を確かめてみると20,000キープには確実に下がったと思います。
乗ったトゥクトゥクは最大4人入れば満席の小型でした。もう少し早くCentral Bus Station(CBS)に到着していたら時間に焦る事なくバスを見つけれたと思います。トゥクトゥクに乗った瞬間、出発開始したバスを見つけました。
運転手からトゥクトゥクツアーを提案されましたが、個人でちょこまか動きたいので断りました。
タート・ルアンに到着し、まずは側にあった寺院を見てみます。
他の寺院よりも天井が高いです。
本題のタート・ルアンへ行きます。ラオスを代表する仏塔で高さは45mあります。中に仏陀の骨が収められています。16世紀に、13世紀初頭に建てられたクメール様式仏塔の廃墟を修復、改築したものです。19世紀にタイの侵略を受け破壊されたが、その後再建されました。
11月の満月に開催され、1週間に及ぶ仏教行事のタート・ルアン祭りは、大勢の参拝者がタート・ルアンへ赴くラオス最大の祭典です。
タート・ルアンの側にはラオス仏教界最高位の僧侶の住まいであるワットタートルアンヌアがありました。中には入れない感じでしたが、中に入れることもあるようです。
キントーンの日本語の広告ベンチがありました。ラオスの人に対しての広告として提供されたわけではなさそうですね。
タート・ルアンの近くには幾つも寺院があり、その中の1つのWat That Luang Taiに横たわる金の涅槃像がありました。
象や猿、蛇などの動物のレリーフや像は寺院で見かけます。
Wat That Luang Taiの本堂でしょうか。
象のレリーフがあります。
本堂の天井は綺麗な壁画で埋め尽くされていました。隣接する僧の住居では、僧が昼食を作っていたので、ご飯を食べにここを後にします。
徒歩圏内にあるのが平壌レストランです。北朝鮮が経営し、北朝鮮人が働くレストランです。利用客は主に団体の観光客のようで、お値段はラオス物価で考えるとお高いです。団体の観光客が来ると店内で楽器の生演奏がされるようです。
中に入るとお客はいませんでした。注文したのは平壌冷麺(50,000キープ×2杯)と海苔巻き(30,000キープ)、キムチ(20,000キープ)です。お水とサービス料が付いて172,000キープくらいでした。
肝心のお味は今まで平壌冷麺や韓国冷麺を食べた事がないので他との比較が出来ないのですが、平壌冷麺はあまり美味しいものではありませんでした。冷麺とはスープは薄味だけど出汁が濃いとネットで書いてあったりしたのですが、薄くて出汁があまり分からなかったです。
海苔巻きのご飯は水分が多めで、なんとも言えず。やっぱり日本のお米が美味しいよね。日本の海苔巻きが恋しくなります。冷たいキムチは全く辛くなく、汗をかいた後だと食べやすいですが、漬かってませんでした。
美味しとは思えない結果でしたが、行きたかったお店なので、行って良かったです。日本にはない体験です。女性従業員の対応は良かったと思います。
お店を後にしたらすぐ近くの戦没者追悼モニュメントへ寄り道です。次の目的地は凱旋門(アヌサーワリー・パトゥーサイ)です。凱旋門へ行くバスが停車するバス停(Nong Sa Phang Lenh Park)が側にあるのですが、次に来るバスは当分先です。歩いた方が早いようなので歩きます。
20分程で凱旋門があるパトゥーサイ公園に到着しました。全て陶器の食器で作られたこちらの紀念碑は中国からの贈り物のようです。ここからホテルの方へ向かうバスはおよそ20分後に最寄りのバス停に止まります。観光時間は20分程になりそうです。
こちらが凱旋門です。パリの凱旋門との大きな違いは門の上に建物が更に乗っかっている事です。ラオス語でパトゥーとは「扉」や「門」の意味があり、サイとは「勝利」の意味です。内戦の終結とパテート・ラーオの勝利を記念しています。
入場料を支払って一番上まで登ると、ビエンチャンの街並みを4方向から見る事が出来ます。観光予定時間は20分ですが、20分じゃ物足りない感じです。バスに間に合わせるには足早になってしまいますが、今日の観光は時間が余る程あります。
最終日だし、バスを諦めてのんびり観光する事に決めました。次のバスは夕方にならないとなさそうな感じなので、次の場所も歩く事にしちゃいます。歩ける範囲ではあります。
建物の内側には綺麗なレリーフがありました。1962年に着工された比較的新しい建物なので状態は良いです。資金難により完成する前に工事は終了しています。
満足するまで見たら、ホテルの方向へ歩いて行きます。次に向かうのはホテルの側にあるワット・オントゥとその周辺の寺院です。
道をショートカットするのに小道を歩くと、何やら別世界が広がってました。凱旋門の一番上から見えた建物とは違い、古い木造造りでトタン屋根の家屋が何軒も並んでいました。
普通に観光しているだけでは気が付かない一面がラオスの首都のメインエリアにまだ存在していました。
ワット・オントゥの手前にあるワット・ミーサイをまず見て行きます。ワット・シームアンのような観光客に有名な寺ではないので、観光客は見当たりません。寺院の中ではバーシーの儀式をやっていました。
ワット・オントゥでは何やら何人もの僧があちこち動き回ってました。どうやら工事中のようです。
寺院の中ではビエンチャンで最も大きい16世紀の青銅仏が安置されていますが、工事中のため布がかけられて見れませんでした。
最後に道路を挟んだ向かい側にあるワット・ハーイソークです。
ここのナーガは大きく、頭が7つありました。
観光はこれでおしまいです。ホームアイディアールでお土産を買いに行きます。
ホームアイディアールの周辺は夜になると屋台が並びます。
ばら撒き用のお土産としてドリアン味とマンゴー味のウエハースが売ってました。タイ産ですが、値段は安くパッケージは品があります。乾燥黒ショウガは数少ないラオス産土産です。日本で買うとお高いです。台湾産のマンゴーケーキや、釈迦頭味も売ってます。
ルアンパバーンの川で採れた川海苔はビエンチャンでは売っていません。
ホテルに戻って保管してもらったリュックを返却してもらったら、ワッタイ国際空港へ向かいます。循環バスだと2人で空港までは30,000キープです。ただ、バスが来るまでまだ結構な時間がかかるので、トゥクトゥクに乗る事にしました。
すぐに待機中のトゥクトゥクを見つけて交渉開始です。相手が値段を言う前に30,000キープを提示しますが、相手は50,000キープから40,000キープまでしか値下げてくれません。隣にいた別のトゥクトゥクにバトンタッチされると値段表を見せられ60,000キープと書かれています。30,000キープを譲らずにいると元のトゥクトゥクに再度バトンタッチされ、30,000キープになりました。地元の人だといくらで乗れるのか気になります。
ワッタイ国際空港に到着し、チェックイン開始になったら搭乗券を発券します。ビエンチャンからハノイとハノイから日本への両方のチケットを手に入れました。
余ったお金で締めのドリアンアイスです。匂いが漂いますが、漂うほど美味しい。
荷物検査で携帯裁縫セットのハサミが取り上げられてしまいました。日本とベトナム、ラオスの国内線の荷物検査では問題なかったのですが、人によって基準が違うようです。
ベトナム航空ですがハノイまでの短い国際線なので液晶モニターや軽食はありませんでした。
ハノイに到着したら、乗り換えです。
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