5:30に宿泊先を出てメイン通りに向かうと、ワット・マハータートの近くには既に托鉢用の椅子が数えきれないくらい並んでいました。托鉢用のもち米が入ったカゴを購入し、椅子に座っていると僧の列がやって来ました。現地の人の真似て右手で施しをしていきます。
ワット・シェントーン等がある旧市街の方が観光客による托鉢体験が盛んです。しかし観光客が多く施されたもち米が多過ぎて、捨てられてしまうとの噂もあります。
托鉢を終えたら夜がまだ明けない中、ルアンパバーン朝市へ向かいます。空が明るくなり始めた頃、朝食にしました。食べたのはラオス風のお粥カオ・ピヤック・カオです。
鶏肉で出汁を取っているのか味がしっかりしていますが、さっぱりしており美味しいです。日本のお粥と香港のお粥の中間のような感じです。
川海苔で作ったであろうご飯にかけるふりかけがありました。酸っぱさは特に感じませんでした。
袋に入っている商品はだいたい値段が記載されている場合がほとんどです。値段はだいたい5,000~30,000キープぐらいです。ほんの一部の商品だけ同じ店で売っている同じ商品なのに値段が異なっている事がありました。
朝市の中に入口があるWat Phonxayを訪れてみました。
仏像が置いてあるであろう寺院の中には入れないようです。これでルアンパバーンともお別れですね。短い滞在の中でメイン所は観光できたと思います。
敷地の中で観光していると1人の僧が日本語で声をかけてきました。日本語を勉強しているようで外国訛りがなかったので、JICAかどこかから派遣された日本語教師から日本語を学んだのだと思います。
15歳で6年前に出家したとの事です。日本にはない文化ですね。
教科書を見せてもらったり、ノートの添削などをして時間を過ごした後、ホテルへ戻ります。ラオスは観光業が盛んで、日本人観光客も多いので、将来は日本語の特技を活かした道を歩むのかもしれないですね。
宿泊先の側にあるメコン川に立ち寄ります。昨日よりも靄が強いです。昨日と同様に午前中に晴れ間が広がるかもしれません。
バンビエン行きのバンが来るまで、朝市で買ったかりんとうみたいなお菓子で時間を潰します。
時間になり、バンに乗り込ります。幾つかのホテルを回り満席になるとバンビエンを目指します。
道中、現地の人を載せると乗車人数は16人を超える程です。日本だとアウトな人数です。
窮屈な車で快適な旅とは言えず、ちょっとした道路の凹凸や歪みで車は大きく揺れます。その度にお尻が座席を離れ中に飛び跳ねます。誇大表現でなく実際に10cmは宙に浮きます。
そんな過酷な移動が駄目な人は大型バス移動をお勧めします。値段はバンとさほど変わらないと思います。唯一の違いは移動にかかる時間です。大型バスの方が時間がかかるため、その日は移動で終わってしまうかもしれません。
途中、ガソリンスタンドでトイレ休憩です。同じようなバンがもう1台と、中国の団体バス1台も休憩してました。
売店でドリアンアイスが売ってました。8,000キープです。このアイスはドリアンの臭いと味がちゃんとしています。ドリアンそのものよりも癖が少なく、冷たいのでとっても美味しいアイスです。
色んな国で売っていますが、原産国はタイだと思います。見つけたら買ってしまうアイスになりました。ドリアンの季節を気にせずドリアンの味を楽しめます。
15分程の休憩を終えたら再びバンは走り出します。テレビ番組「世界の街道をゆく」のような光景が広がる道を通過します。ビエンチャンからルアンパバーンへ向かう飛行機の中から見たラオスの山々や自然を別角度で体感出来ました。
お昼ごろ展望のある峠に到着し、自由昼食になりました。カオ・チー・パーテを購入していると、バンに人が集まって何かやっています。どうやらバンを乗り換えるようです。もう1台バンがあり、乗り換えるようです。さらに小さなバンに乗る事になりました。
今まで乗っていたバンから降ろされた荷物の中に私の荷物がなく、今まで乗っていたバンにも荷物が見当たらず戸惑っていたら、既に小さな方のバンに積み込まれていました。
小さなバンに乗り込むと更にぎゅうぎゅう詰めです。土砂で砂まみれになったカーブ道ではバンが30度程車体が傾いたり、バウンドしたりしながらバンビエンを目指します。
車内で昼食にします。甘辛いタレが美味しく、これで安定の10,000キープです。東南アジアではフランスパンサンドイッチは安価でかつお腹を満たせる食料です。ここのフランスパンは他で食べたのより柔らかいものでした。
バンビエンに到着です。バンビエンには3つのバス停がありますが、バンが停車したのはバンビエンの中心部にあるSakura Barがある通りでした。今日から2連泊する宿泊先はSout Jai Guest Houseで、ここから徒歩1分の場所にあります。1階はホットポット(鍋料理)のレストランになっています。
ベットのある部屋は広く、トイレとシャワーがある部屋も広いです。ここの唯一の弱点はSakura Barが側にあるため、夜間の営業中は音楽がここまで聞こえてきます。深夜は営業時間外なので眠れずに朝を迎える事はないです。ちなみにSakura Barは現在は不明ですが、ハッピーバルーンと言う薬物が売られていたとか。
乾きやすい服装に着替えたらお出かけです。徒歩1分の所にチュービング屋があります。チュービングとは巨大な浮き輪に乗って川を流れるアクティビティーでバンビエンではカヤックと同様に人気があります。この街に沿ってナムソン川が流れており、山々が川に面して川がビューポイントになっています。
料金は1人60,000キープで、2人の場合チュービング開始位置まで移動するトゥクトゥク料金が20,000キープでした。ライフジャケットや防水バッグの無料レンタルもあります。
チュービング開始位置まで来ました。ここからチュービング終了場所まで4km程の川流れです。雨季だと2時間、乾季だと4時間程かかるようです。
チュービングは欧米の人に人気があり、カヤックはアジアの人に人気があるようです。
韓国や中国からの団体客が一斉にカヤックを初めてはチュービングをあっという間に追い抜かしていきます。
川の両端は飲み屋になっています。ここでドリンクを購入する事も出来るようです。チュービングは流れるとか泳ぐというよりは流される感じなので、意図した場所へ移動するにはコツが必要です。片足泳ぎが方向や回転を操作でき便利ですが、乾季で水位が低いためか足が川底の岩や石に直撃します。素直に川に流された方が怪我はありません。
バンビエンらしいカルスト地形の山を観ながら、急ぐ必要のないゆっくり私時間を過ごします。
時刻は夕方です。季節は冬ですが、水温は温かいです。
日が沈みかけ、暗くなり始めた頃、ボートに乗った回収係のスタッフがやって来ました。岸にあがり無料のトゥクトゥクに乗ってチュービング屋に戻ります。暗くなると危険だからと言う事ですね。ちなみに最後までチュービングしないで途中でやめる場合、チュービング屋に連絡すると無料のトゥクトゥクが迎えに来てくれます。
ホテルに戻りシャワーと着替えをしたら、夕食にします。ホテルの隣にある地元レストランで食べる事にしました。
パッラオと呼ばれるパッタイに似ている料理とラオサラダです。ラオサラダとはヤムサラット(ラオス風野菜サラダ)の事だと思います。珍しくピーナッツジュースがあったので、頼んでみました。カシューナッツジュース程ではありませんが、ナッツ好きならお勧めのドリンクです。
パッラオはパッタイとの違いは分かりませんでしたが優しい甘い味で食べやすく美味しかったです。ラオサラダも文句ありません。家にいないと野菜不足になりがちです。
明日はバンビエンの魅力を体験する軽登山と鍾乳洞観光をしようと思います。旅の一番のメインになるので楽しみです。