おはようございます。今日は朝早く5時起きです。というのも、早朝の托鉢を見学するためです。ワット・オントゥの周辺で僧侶が地元の住人から施しを受ける姿が見られます。ルアンパバーンでは托鉢体験が商売になっており観光客だらけですが、ビエンチャンでは観光客の姿はありませんでした。
施しをする住人の数はあまり多くありません。5時ぐらいから始まるため、まだ外は暗く、車の交通量も少ないです。静かな夜に実施される様はとても神秘的でした。
托鉢を見終わったらホテルに戻り朝までもうひと眠りします。ホテルのスタッフがホテル入口のフロント横で布団を敷いて寝ているので、起こさないように部屋まで戻りました。
朝になり、朝食はホテルの系列店であるMixok Innで摂りました。カオ・チー・パーテとコーヒーです。カオ・チー・パーテはフランスパンで作ったサンドイッチの事で、東南アジアでは一般的です。ベトナムだとバインミーって呼ばれますね。ナイフ付なのがちょっとおしゃれでした。
ホテルをチェックアウトしたらワッタイ国際空港へ行くためにトゥクトゥクを捕まえます。巡回バスで空港に行くと1人15,000キープですが、始発バスはまだ来ません。
トゥクトゥクは50,000キープと言われて、40,000キープになりました。ちなみに観光最終日はホテルからワッタイ国際空港まで30,000キープで乗りました。2人なら巡回バス代30,000キープと同額です。観光最終日に交渉した別のトゥクトゥクでは、料金表を見せられ、そこにはワッタイ国際空港まで60,000キープと書かれてました。
ワッタイ国際空港で搭乗券を発券し、搭乗手続きを済ませたら国内線の待合室で時間つぶしです。
今からルアンパバーンへ飛びます。航空会社が2社あり、ラオス国営航空と民間のラオスカイウェイ(Lao Skyway)があります。お安い方のラオスカイウェイに乗ります。
ネットでラオスカイウェイを入力すると墜落が多いとちらほら噂が記述されてますが、墜落が多ければ潰れてるはずだと思います。墜落が多い航空会社のパイロットや乗務員になりたい人はいなくなるよね。なので心配はしてません。
搭乗時間になり、飛行機まで地上を歩いて向かいます。ラオスカイウェイは予定時刻より早く離陸する事が多いと聞きましたが、実際その通りでした。
全席エコノミーシートでした。翼とプロペラが窓からの景色を邪魔するので、窓からの景色を見たい場合は一番前か一番後ろの席がお勧めです。50席ないくらいで、乗務員は2人。満席ではありあせんでした。
低空飛行のため、窓からはラオスの自然が良く見えました。山が多く、海はないのに川や湖など水が豊かなのが良く分かります。今見えているのはナムグムダムだと思います。海かと思う程の大きさです。
格安航空で飛行時間が短いので軽食がでないかと思ったらお菓子がでました。
ラオスは石灰岩地帯で、この山岳地帯の中にまだ未発見の巨大鍾乳洞が沢山隠れていそうです。
ちなみに墜落の心配はなく、離陸も着陸もスムーズでした。
ルアンパバーン国際空港に到着したら、入口のタクシーカウンターでタクシーを手配します。街中までは一律50,000キープです。
本日宿泊する場所はVilla Philaylackです。中心部から少し離れていますが、夜市や朝市は徒歩圏内です。ホテルで自転車を無料で借りる事が出来ます。宿泊者以外は有料で借りれます。
上の階から水の音が聞こえたり、テレビのチャンネルは変えても同じ番組しか映らない等ありますが、お部屋は綺麗な感じです。
ホテルで自転車を借りたら、まずはルアンパバーン国立博物館に行きます。今日の18時から催されるラーマーヤナの伝統舞踊の鑑賞チケットを購入しました。毎日開催ではないので事前調べが必要です。午前中の開館時間はあと僅かなので、ここの観光は後で行きたいと思います。
まずはワット・セーンを観光します。観光のメイン通りであるサッカリン通りにあります。
1714年に建立されています。寺院の中に収められているであろう仏像は見る事ができませんでした。寺院の外観だけ見れます。
お昼の時間なので地元レストランで昼食にします。カオ・ソーイ屋でした。
辛さは自分で唐辛子を入れて調節するようです。お味は程よい辛さで美味しかったです。カオ・ソーイとは辛味噌を使ったルアンパバーンなど北部限定の麺料理です。タイのカオ・ソーイとは別物になります。
食後はすぐ側にある行く予定のなかった寺院を少しだけ見ていこうと思います。こちらはWat Phon Heuangです。外観の派手さはワット・セーン程ではありません。
こじんまりとした寺院の中には仏像がいました。
次はWat Syrimoungkoun Xaiyaramです。赤目の白い狛犬が印象的でした。
寺院の中は結構シンプルです。さくっと見終えたら、メインの観光に戻ります。
こちらは1560年建立のワット・シェントーンです。入場料が20,000キープ必要ですが、ルアンパバーンの寺院の中で一番見所のある寺院だと思います。手前の建物はレッド・チャペルと呼ばれています。
レッド・チャペルの中は見ただけで圧巻ですね。中も外も装飾が凝ってます。1569年に搬入された寝仏の曲線美がなんとも言えません。寺院にある仏はどれも金色ばかりなので、こちらは上品です。
本堂の中は、仏像も凄いですが、柱のデザインや朱色で統一された内装も見ものでした。
本堂は湾曲した屋根が特徴的で、ルアンパバーン様式と呼ばれるスタイルです。ワット・シェントーンは世界遺産であるルアンパバーン旧市街を象徴する寺院である事が分かります。
霊柩車庫に納められている霊柩車は1960年に行われたシーサワンウォン王の葬儀で使用されています。縦長の棺には立ったままの遺体が入れられています。
ナムカーン川とメコン川の分岐にあるリバービュー公園がすぐ側にあったので、そこへ向かいました。
お目当てはこの竹橋です。往復の通行料が10,000キープかかりますが、日本ではお目に掛かれない竹橋であり、記念に渡ってみても楽しいと思います。またナムカーン川に別の竹橋があります。
目の前に広がるのがメコン川です。東南アジアに行くとどこかしらでメコン川をお目にかかる機会があるかもしれません。東南アジアで最長の川で色んな国にまたがっています。
ベトナムだとホーチミン近くにあるミトーでのメコン川クルーズ、タイだとゴールデントライアングルからのメコン川クルーズ等あります。
自転車に乗って先程行ったルアンパバーン国立博物館へ向かいます。ここは王宮だった場所です。
その前に露店カフェで水分補給。練乳で白くなったコーヒーです。氷入りですが、お腹壊さないと思います。水道水は現地の人も飲んでいないはず。飲み過ぎによる腹痛には注意かもしれません。
ルアンパバーン国立博物館に到着しました。自転車は敷地の外に止められますが、ナイトマーケットが始まると自転車を止める場所は全てお店になります。
こちらが博物館の本部です。入場料が30,000キープで正門側の売り場でチケットを買えます。写真撮影禁止で荷物はロッカーに預ける必要があります。中は王室そのものの豪華さがありました。また各国からの贈答品が展示され、日本から贈られた物もありました。
一通り見た後は、車が展示されているガレージを見学しました。結構古くて名のあるブランド車が幾つも置いてありました。
ここがラーマーヤナの伝統舞踊が催される場所でチケット売り場です。ロッカールームにもなっています。
次はルアンパバーン国立博物館の隣にあるワット・マイです。入場料が20,000キープですが、50,000キープ紙幣は受け取ってもらえませんでした。ここだけに限らず、細かいお金はいつもあった方がよいと思います。
正式名称はワット・マイ・スワナプーマハムで、美しい黄金の国土の新しい寺院と言う意味です。
ワット・マイのメインは本堂になります。1796年にルアンパバーン王国のアヌルッタ王により創建され、さらに次のマンタトゥラート王の時代の1821年から改修がはじまり、その後70年近くに渡って増築が行われました。
中に安置された仏像はなぜか垂れ目です。
本堂の壁一面に精巧な彫刻が施された金のレリーフはラーマーヤナの物語が描かれています。
次は少し距離がある場所にあるワット・アーハームです。ワット・ビスンナラートと隣り合っている寺院で、どちらもそれぞれ入場料が20,000キープです。
壁面には仏教の教えが絵画で描かれています。
天国とか幸せは上段に、地獄や苦しみは下段に描かれています。
隣にあるのはワット・ビスンナラートです。スイカ寺と呼ばれる寺院で、スイカを半分に切ったような形をしているこの仏塔が由来です。この仏塔はタート・パトゥムと呼ばれ宝が埋め込まれていました。1914年の大雨で破壊された時に宝が発見され、現在は王宮博物館にて展示されてます。仏塔の中に入る入口はありません。
ガイドブックで紹介される写真では全身汚れていましたが、現在では真っ白になっていました。
1513年にビスンナラート王によって建立され、その後に中国雲南のホー族の侵入により建物は破壊されましたが、1896年から2年かけて修復され現在のような姿になりました。
寺院観光はこれで終わりで、明日の観光ツアーを申し込みに行きます。日本観光客にはクチコミで良く知られているマニファトラベルでツアー予約をしました。象乗り・パークウー洞窟・クアンシーの滝の3つがセットになった1日ツアーで1人35USD(315,000キープ)です。ネットやホテルで申し込むと40USDになります。
また近くのツアー会社で明後日午前のルアンパバーンからバンビエンへ移動するバンを予約しました。1人80,000キープです。本当は明日はパークウー洞窟・クアンシーの滝を観光し、明後日の朝は象乗り、午後に移動する予定だったのですが、計画を変更しました。
時刻は17:00過ぎで、夕陽が綺麗な時間です。ルアンパバーン国立博物館の周囲はナイトマーケットの準備が始まっています。博物館周辺に臨時駐車場が出来ており、そこに自転車を止めました。そして博物館の目の前にあるプーシーの丘に登ります。ここも入場料が20,000キープです。
日没に間に合わないかと思ったら、すぐに頂上に到着しました。既に多くの観光客で埋まり、歩くのもままならないです。日没時刻が一番混雑します。
18:00からは国立博物館でラーマーヤナの伝統舞踊が始まります。それまでには日没を迎えそうです。
プーシーの丘からはルアンパバーンの街を見下ろせる場所です。ナムカーン川が流れる小さな街という印象です。素朴な感じがルアンパバーンの魅力だと思います。
こっちはメコン川と沈む夕陽です。雨季だと見れなかったりするので、見れて良かったです。夕陽を見届けてから、丘を降りて行きます。
丘を降りると既にナイトマーケットが開かれてました。博物館のパバーン像安置祠の屋根がとても豪華なのがここから見て分かります。
ラーマーヤナの伝統舞踊は元王宮で開催されるだけあって、観ていて飽きないものでした。
シンプルな舞台ですが、演者の人数は多く、女人のダンスが一番の売りだと思いますが、動物役の仕草も見所の1つです。
伝統舞踊を見終わったらナイトマーケットで買い物と食事です。工芸品や手芸品は寺院や夜市で売っています。
夕食は米麺とフルーツシェイクです。米麺は普通に美味しく食べやすいです。ライムを絞って食べるのはベトナムっぽいですね。ラオスにはベトナム料理やタイ料理も見かけます。
シェイクはパパイヤとマンゴーのミックス。シェイクは安い所だと5,000キープ、高い所だと10,000キープします。ルアンパバーンでは5,000キープの所は見かけませんでした。
臨時駐車場に自転車を取りに行くと、駐車代が2,000キープでした。最後はスーパーマーケットのD&Tに行きます。ダラマーケットの隣にあり、周辺では一番大きなスーパーです。
スーパーの中にパン屋があったので、プチシューを買ってみました。昨日、ビエンチャンで食べたプチシューが美味しかったのでリピートです。15,000キープですが、中の生クリームが美味しかったです。露店で売っているものと全然違いますが、どちらも当たりです。
スーパーではルアンパバーンの名産品の1つである川海苔が売ってました。35,000キープですが、朝市の方が安く売ってました。揚げて食べるもので、味は酸っぱいです。
ラオスを観光していて思ったのは結構日本人が多い事です。ワッタイ国際空港の国内線の待合室や、ルアンパバーン国立博物館、ラーマーヤナの伝統舞踊、寺院など至る所で見かけました。
明日はツアーに参加します。今回の旅行で参加する唯一のツアーになります。