ホテルは朝食付き、冷房あり、バスタブなしです。朝食は幾つかの中から選べて、トーストにしました。
ワット・マハータート
食後はリュックを預かってもらい、ホテルで自転車をレンタルしてアユタヤ歴史公園を散策します。自転車は1日50バーツでした。最初に行ったのはアユタヤと言ったら一番有名なワット・マハータートです。
木の根の間に埋め込まれた仏像の頭が有名ですが、意外と小さくてガイドブックに紹介されている写真とは異なり迫力がないのが分かります。ズームアップによるマジックです。
1370~1388年にボロムラーチャー1世が建てたという説がある13世紀の重要な寺院の1つです。
アユタヤ王朝の時、1765年から2年間の間にビルマ軍の侵略を受け、廃墟と化しました。
今は木の根の間に埋め込まれた仏像の頭や、頭部がない仏像、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみとなっています。
観光していると海外の観光客の半分が日本人かと思うくらい、日本人が沢山いました。JTBの団体客もお出ましです。これから行く観光地も日本人だらけでした。
スコータイとアユタヤどっちの遺跡が良いかと言われたら、日本人を見かけなかったスコータイの方が遺跡の雰囲気を存分に楽しめたと思います。遺跡の規模で言えば、どちらも負けてないと思います。
ワット・ラーチャブーラナ
次の観光場所に行くと、急に同行者に異変が起きました。どうやら朝からお腹の調子が悪く、もう我慢できないとの事。先程のマハータートならトイレはあったのですが、こっちにはありません。入口のチケット購入する所でトイレの場所を質問すると道路向かいの黄色いホテルとの事でした。
グーグルマップでトイレを検索するとトイレがある観光地は少なかったので注意が必要です。
左上に見える黄色の建物でトイレを無事に借りれたようで観光を続けます。ワット・ラーチャブーラナはアユタヤ王朝末期の1424年、クメール王朝を倒したアユタヤ王朝8代目の王ボロムラーチャー2世によって創建された寺院です。
中央にはひときわ高い塔堂があり、そこからアユタヤの街を見下ろす事ができます。塔堂の中にはコウモリがいました。
こちらは巣から落ちた雛です。遺跡の建物のレンガが抜けた隙間に巣を作るようです。同行者のお腹がまだ不調だったので、次の観光地はトイレがある場所にします。
ウィハーン・プラモンコンボピット
本堂に安置される仏坐像のプランコンボーピットは、高さ約13mで台座を含む全高は約17mとタイ国内でも屈指の大きな仏像です。
この仏像は何度も修復されており、1955年の修復ではプランコンボーピットの左肩部より数多くの仏像が発見されました。
プラシーサンペット
次はすぐ隣にある遺跡です。右を見れば日本人、左を見ても日本人、後ろを見ても前を見ても日本人だらけです。
ここはアユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院です。トライローカナート王時代の1448年に建立され、3基のパゴダが目を引きます。3基の中にはそれぞれにトライローカナート王とその王子らの遺骨が納められていたと言われています。
同行者が再度トイレに駆け込み、ようやく最大の危機は過ぎたようです。たぶん昨日食べたドリアンが原因かもしれません。それと水の飲み過ぎも関係あるかもしれません。
旧市街の遺跡が密集した場所でもう1つ観光したい場所があったので向かいます。
ワット・プララーム
ここはプラシーサンペットから徒歩3分ほどの所にありますが、観光客がほぼおらず閑散としていました。中央のトウモロコシ型の塔堂が目立ちますが、ワット・ラーチャブーラナと違って塔堂に上ったり中には入れません。
塔堂へ続く階段の長さやどっしりと構えた姿は迫力があります。1369年、ラメスワン王によって建立されたとされるアユタヤ王朝初期の寺院です。
昼食は涼しそうな場所で食べたかったのでお値段が高そうなBaan Mai Rim Naamと言う場所で食べる事にしました。
冷房の効いた場所は残念ながら団体の予約席で無理だったのですが、代わりにチャオプラヤー川を眺める屋外の席に案内されました。日除けの屋根から絶えず水が落ちているので、暑さは冷房程ではないですがまだ楽です。
頼んだのはエビの天ぷらとチャーハンとトムヤンクンスープです。お値段はエビが高かったのですが、3品とドリンク2杯で550バーツくらいでした。お高そうな外国人向けレストランにしては良心的な値段だと思いました。
味はとっても美味しいです。正午になると日差しが強くなって来るので、後半の観光でばてないように長めの休憩をとります。
ワット・チャイワッタナーラーム
食事休憩を終えると、チャオプラヤー川沿いの道を自転車で進み郊外へ移動します。橋を渡ればホテルの人にもお勧めされた観光地へ到着です。この遺跡も真ん中に塔堂があるパターンですが、敷地の規模は結構広かったです。塔堂の高さは35mあります。
1630年、第24代王・プラサートトーンが亡くなった母を偲んでチャオプラヤー川の西側に建設した寺院です。現在ではアユタヤでもっとも美しい寺院遺跡の1つだそうです。
側に貸衣装屋があり、地元の女性観光客が自撮りをしている姿が目立ちました。
ワット・カサッティラート
木陰で休憩した後、せっかくなのですぐ側にある寺院へ立ち寄りました。観光客はおらずちょうど扇風機が屋内にあったため、ドネーションボックスにお金を入れて利用させてもらいました。
ワット・プラモンコンボピットで見かけたおみくじがあります。どうやるのか知らなかったのですが、今なら誰もいないし、恥ずかしがらずにできそうです。
おみくじを振った後、1つ引き抜いてみると番号は24番でした。
(・_・)フムフム。そういう意味ですか。なるほど。グーグル翻訳先生が言うには以下らしいです。
「24枚の葉は花の近くにあります。苦しみは最も本物の救済でしたが、メリットは重要でした。私たちは何もしないことを謙虚にしなければなりません。後でそれを恐れているという感覚までその日を逃さず、体を見逃している。その人は本当の女性です質問は真ん中にいるようなものです。運が難しかったらこれも済ませてください。」
本当はワット・ヤイチャイモンコンに最後に行きたかったのですが、暑さが厳しいため断念しました。自転車でホテルへ戻ります。帰り道にも遺跡は至る所にありました。
ホテルへ戻り自転車を返却します。アイヤラハウスではカフェもやっているので冷房が効いた店内で緑リンゴのソーダ注文。蘇ります。
熱そうな姿を見てか、ホテルの人がシャワーを使わせてくれるとの事で、ありがたく利用させて頂きました。とても助かります。お会計の時にシャワーのお礼としてチップを渡し、リュックを背負って店を後にしました。
ロットゥー(バンコク行きバス)乗り場まで歩いて行きます。本当は電車でドンムアン国際空港に行こうと思ったのですが、座席が一杯だったら嫌だし、座席があっても冷房聞いてない3等車だと汗をかいてしまいます。ちょうど良い時刻の電車もなさそうです。
そう言えばバンコク行のミニバンがアユタヤから出ていたのを日本にいた時目に留まっていたので、グーグルマップでロットゥー乗り場を見つけました。
どんな小さな遺跡にも名前が付いており、全て数えるとどれ位あるのでしょうか?なるべく汗をかかないようにセブンイレブンで涼みながらロットゥーを目指します。
なんとかロットゥー乗り場にたどり着き、ドンムアン国際空港へ行きたい事を告げてミニバンに乗り込みます。1人60バーツで降車地が空港でもバンコクでも値段は変わりません。車内は冷房が効いており、座席も確保されているので極楽でした。
15分くらいで人が集まり出発しました。ドンムアン国際空港のバス停で降りるのは自分たちのみでしたが、自分で「ここで降ろして!」と言わなくても降ろしてもらえました。
夕食はこちらのご飯ではなく牛肉麺を食べます。同行者は麺を注文したのですが、八角のような香辛料の臭いが駄目で食べれなかったので料理を交換です。
余ったバーツを日本円に交換し、帰りの便のノックスクートの航空券を手に入れ後は搭乗するだけです。