ホテルから見る朝のピッサヌロークの街並みです。今日は8:55の電車に乗って、12:18にロッブリ―に到着する予定です。まずは朝食を食べに市場に出かけます。
朝も活気があります。ここに来て思ったのは他の観光都市と違ってその場で座って食べられる屋台がそんなに多くないようです。どちらかと言うと食材を買って持ち帰る人々で賑わっています。
こちらはカエルです。そういえば昨日バス停からホテルまで歩いてる途中で初めてゲテモノの揚げ物屋台を見かけました。ミルワームやサソリや昆虫の素揚げのようです。チェンマイのナイトマーケット(Ploen Ruedee Night Market)でサソリ1匹100バーツを見かけたのですが、ゲテモノ販売を見かけずに終わるのかと思っていました。
ここで卵クレープの肉巻きのようなものを1つ10バーツで買ってみました。タイ語を読めないので、何を売っているのか分かりやすいと助かります。
味は...生地も肉も何もしませんでした。ココナッツの生地かと想像していたのですが、ココナッツの味もしません。
座って食べられる屋台がない中で見つけたお粥屋さん。指差しで何となく購入しました。1杯35バーツくらいです。
鶏ガラスープでとても美味しかったです。タイ米と言うとパサパサ感があったのですが、お粥だったので全く感じず。日本のお粥よりは香港で食べたお粥に似てました。
駅に行って8:55の切符を買おうとすると何とスタンディングオンリーって言われてしまいました。座席は全て売り切れで3時間立ちっぱなしは厳しいです。
次の10:03発の電車なら席があるとの事で、次のをロッブリ―まで購入しました。1人99バーツで3等車で冷房なしです。
乗る電車が来るまで時間が結構あったため、急遽ピッサヌロークを観光する事にしました。一番有名なのがワット・プラシーラタナマハタートです。ソンテウで駅から60バーツでした。後で気が付いたのですが、駅にソンテウの料金表があるのでぼったくられる事はなさそうです。
ワット・プラシーラタナマハタート
スコータイ王朝6代目のリタイ王により1357年に建立された寺院です。本堂にあるこの仏像は、タイで一番美しい仏像と言われるチナラート仏です。
この棺みたいな箱は何か入っているのでしょうか?気になるけれど字が読めない。涅槃仏のようです。
裏手には大きな仏像があります。こちらはほとんど参拝客がいませんでした。一通り観光したら寺院の入口にあるソンテウ乗り場へ向かう事にします。
ワット・ナーンパヤー
歩いている途中で別の寺院があったので少しだけ立ち寄ります。規模は小さいです。
中も外もなぜか鶏の置物が多かったです。今年は干支の酉ではないです。本堂にはワット・プラシーラタナマハタートと同じようなチナラート仏が座っています。
駅まで60バーツでソンテウに乗って帰ります。ここにも料金表がありました。駅からホテルまで歩いて帰りチェックアウトしました。
こちらが電車の乗車券で5号車の座席61と62のようです。冷房がある2等車の座席は一杯との事でした。2等車は223バーツだと思います。
駅前で1パック20バーツで中華っぽい小籠包のような見かけの料理が売っていたので昼食用に購入します。
こちらは今朝、市場で買ったモチモチした食べ物。セブンイレブンで買ったパンと一緒に昼食用です。
電車は5分くらいの遅れで到着しました。ネットを見るとタイの電車は満席になりやすいから事前にネットで購入した方が良いと書いてありますが、時刻通り来ないで遅れやすいとも書いてありました。結構な遅れが発生しやすいとも。
電車のチケットは車両だけでなく、電車そのものも指定するため一本前や一本後の電車に乗れません。遅延しなければ事前購入したいけれど遅延の場合を考えるといつ乗車券を購入した方が良いのでしょう?
3等車の中はこんな感じで現地の人々で溢れています。扇風機はありますが、あってもなくても変わらない暑さです。座席の番号は壁に書かれていました。
一応4時間30分の乗車時間なので車窓をひたすら眺めます。走行している間は窓から風が入りますが、駅で停車中は蒸し暑い。
ビニール袋に入ったドリンクからお弁当、トウモロコシ等様々なものを売り歩く商売人が何往復もしています。冷たいおしぼりさえも売ってました。
食事タイムではさっき買った食料を食べます。皮はココナッツの味がしました。中華の点心ではなく、タイの点心だと分かる料理でした。
14:48にロッブリ―に到着しました。今日はアユタヤまで行って宿泊する予定なので、ロッブリ―を観光した後に乗る電車の乗車券を今買ってしまいます。18:06発の電車を予約しようとしたら何と3時間遅れだとの事。17:28のお高い電車のチケットを購入しました。
この電車はアユタヤまでたったの30分で行けてしまいます。18:06発だと1時間、鈍行だともっと時間がかかります。
ワット・ナコーンコーサー
駅について直ぐに観光マップを取り出します。線路の向こうに見える遺跡にまずは向かいます。実はガイドブックをちゃんと読んでいなかったためにある失敗をしてしまいました。
実は重要な観光場所5か所にあらかじめ丸を付けていたのですが、その内の1つプラカーン祠をこの遺跡だと勘違いしてしまいました。
こちらが本当のプラカーン祠です。ワット・ナコーンコーサーとは目と鼻の先だしロッブリ―観光で有名な猿も沢山いたのにスルーしてしまいました。
プラーン・サームヨート
そしてプラカーン祠と目と鼻の先にある重要な観光地のプラーン・サームヨートへ向かってしまいました。プラーン・サームヨートはロッブリ―の中で一番行きたかった場所です。複数の要因が重なり観光地を目の前でスルーしてしまい、今回の旅で一番の失敗をしてしまいました。
入場料50バーツを払って敷地に入ります。3基あるプラーンの中へは鉄格子の扉を開けて入るのですが、猿が中に入らないように扉は開けたら閉めるのが鉄則です。ですが、既に1匹中に入ってました。
天井にはコウモリもいます。鉄格子を挟んで猿が目の前に沢山いますが、人に慣れているようで逃げようとはしません。
こちらが鉄格子の扉です。大勢の猿が中に入りたそうにしています。その気持ちとてもよく分かります。外は暑くて中は涼しいです。
観光客が扉を開けっ放しにした結果、猿が我先になだれ込みます。そうすると係員が木の枝を地面に叩きながら猿を威嚇していました。
おお、尻尾が長い!なんて事よりも尻尾引っ張られて嫌がらないんかい!
遺跡と調和する猿に見とれて写真撮影に集中する事なかれ。気が付けば猿が背後から飛び掛かってきます。全ての猿が攻撃的ではないですが、挑発な個体もいます。
猿は遺跡の中だけでなく街にもいます。
歩行者優先の国ではないですが、車よりも猿が優先のようです。誤って事故にならないのでしょうか?縄張り争いとかエサの取り合いもありそうです。
この風景どこかで見たことあると思ったら、ホテルのTVでみたCMでこの場面が映っていました。寂れた店に猿がはびこっており絵になります。
ロッブリ―の観光地は全て近い場所にあるので、全て歩いて観光していきます。歩きながらも背後から猿に襲われないか注意が必要です。
プラーン・ケーク
予め行く予定だった5か所の主要観光場所ではないですが、通り道にあった観光地です。ぐるっと道路に囲まれて取り残されたような小さな場所でした。
バーン・ウィチャエーン
ギリシャ生まれで1675年にタイに渡来した後、王ナーラーイ(在位1656-1688年)のもとで大臣を務めたコンスタンティン・フォールコンの邸宅の跡です。入場に50バーツ必要です。
巣から落ちて日陰の隅っこに隠れていた雛を見つけました。結構な大きさまで育っていただけに残念ですね。
観光客は誰もいませんでした。猿もいません。邸宅の跡らしさのような特徴は特にないです。けれど行く価値はあると思います。ここを野外劇場として何か演目やったら素晴らしいと思う何かがあります。
ナーラーイ国立博物館
開放時間は16:30ですが16:28に到着しました。本当は50バーツの支払いが必要でしたが、閉館間際という事で無料でした。
アユタヤ王朝第3代・ナーラーイ王により構築された離宮の跡です。
崩御した1688年まで雨期以外、ナライ王はここで海外からの来賓と接客し、アユタヤ朝の統治をしていたと伝えられています。
5つ目の観光地は駅前にあるワット・プラシーラッタナーマハータートです。残念な事に時間が遅く入る事はできませんでした。実はこの時スルーしてしまったプラカーン祠はまだやっていたのですが、気が付かず駅で電車を待つ事に。
30分遅れで電車がやって来ました。アユタヤまで340バーツです。3号車の座席は9と10です。
2等車は冷房が効いており、暑さで熱を持った体に心地よく冷やしてくれます。夕陽を見ながら疲れた足をブラブラさせてました。
あっという間にアユタヤに到着すると駅前で女性に日本語で声をかけられます。「どこに行く?船ないよ!」どうやらタクシーの勧誘のようです。駅から観光地やホテルがある旧市街へは川で隔てられているため片道5バーツの船に乗る必要があります。
「船ないよ!」観光客を不安にさせる言葉が何なのか良く分かっているようです。
無視して、船乗り場に行くと、「船あったよ!」でした。初めてのタイで初日に「船ないよ!」なんて言われたら、きっとタクシーに乗っていたかもしれません。
船と徒歩で無事に今日宿泊するホテル、アイヤラハウスに到着しました。どうやらカフェもやっているようです。チェックインと同時に色々親切な説明を受けます。観光マップに色々距離を書きながらお勧めの観光場所を教えてもらうと同時に、結構な距離がありアユタヤが広い事を知りました。夕飯はナイトマーケットがお勧めとの事。
自転車をホテルで借りられる事、リュックをホテルに置きっぱなしで良い事も確認しました。明日どこに宿泊するのか聞かれ、ドンムアン空港に行って帰国する事を伝えると時刻表をカメラで写真撮影できるように出してくれました。結構サービス良かったです。
こちらがお部屋です。結構綺麗でおしゃれな雰囲気です。ただ、シャワー兼トイレルームは細長く巨漢の人だと入らないと思いました。
ナイトマーケットへ歩いて行き、夕食です。ムーチュムと呼ばれる鍋料理で、生卵と肉を鍋に入れ、野菜を入れて2分たてば完成です。辛いタレと甘いタレ好きな方に付けて食べるしゃぶしゃぶでした。
1人前200バーツで、水は有料でした。2人前だと思ったら1人前を2人で食べていたので、お腹は一杯になりませんでした。他の食べ物探しをしようと思います。
ナイトマーケットを色々見て回ります。食事以外にも雑貨も売ってました。欧米系の観光客が多く酒飲み場となっていました。
アユタヤでもドリアンが売っていたので90バーツで購入です。食べてみると残念な事に鮮度がちょっと古い感じでした。珍しかったのが、なぜか海ブドウが40バーツで売ってました。
買ったのは左のココナッツのプリンのようなものと、右は「カノムクロック」と呼ばれるココナッツ生地のたこ焼きみたいなタイ伝統のお菓子です。どちらも美味しかったのですが、ココナッツの味に慣れてくるとクノールスープのコーンポタージュの味にすごく似ている気がしました。カノムクロックは米粉とココナッツミルクで出来ており、具材は定番のネギでした。
明日は観光最終日でアユタヤ1日観光です。炎天下での自転車なので早めに寝て、体調を整えたいと思います。