ナガバマムシグサ

ナガバマムシグサとは、小葉が細長いことが名前の由来になっている多年草で、また小葉が波打つ様子からナミウチマムシグサとも呼ばれています。同じ分布域に生息するホソバテンナンショウよりも小葉が細くて長いです。花は紫褐色や黄褐色をしており、草丈は10~35cm程です。

葉は基本的に2枚あり、葉身は鳥足状に分裂して9~21枚の小葉になり、縁は全縁と鋸歯どちらもあります。小葉の中脈に沿って白斑が生じる個体が多いです。仏炎苞の筒部内にある付属体は棒状になり、先端は太くも細くもなりません。

葉が展開するよりも先に花序が開きます。花は葉より高い位置に付きます。類似植物としてウワジマテンナンショウが存在します。

基本情報

和名:漢字
長葉蝮草
学名
Arisaema undulatifolium
分類:目
オモダカ目 Alismatales
分類:科
サトイモ科 Araceae
分類:属
テンナンショウ属 Arisaema
分類:種
ナガバマムシグサ A. undulatifolium
花期
3~5月
分布
静岡県
分布地
伊豆半島
その他

詳細情報

ナガバマムシグサ
紫褐色の花
ナガバマムシグサ
黄褐色の花

日本固有種で、伊豆半島に自生するテンナンショウ属の植物の中では個体数が多い種で、その中で一番最初に開花します。

ナガバマムシグサ
仏炎苞の舷部
ナガバマムシグサ
付属体
ナガバマムシグサ
偽茎部

雌雄偽異株で、小さい株は雄株ですが、大きくなると雌株に性転換します。雄株の仏炎苞の下の方に穴が開いており、仏炎苞の内部に引き寄せられた小さな虫は、花粉を付着させてその穴から脱出して雌株へ花粉を運びます。

ナガバマムシグサ

2枚の葉は互いに同じ大きさで、互生します。

ナガバマムシグサ
4月
ナガバマムシグサ