ナガハシスミレとは、花の後方に長く伸びる距が長い嘴に見えることが名前の由来になっている多年草です。また距を天狗の鼻に見立ててテングスミレとも言われます。距は長さ1~2.5cm程で、天に向かって真っ直ぐや90度曲がって伸びる傾向があり、近縁種で一緒に生えていることもある距が0.7cm程度のタチツボスミレとの識別が容易なポイントになります。
白花品種はシラユキナガハシスミレと呼ばれ、日本の高山帯ではミヤマナガハシスミレが自生しています。ナガハシスミレは日本海側を中心に分布がありますが、太平洋側にも点在しています。
草丈は10~20cm程になり、根生葉は心円形で縁は浅く切れ込みがあり、葉柄の付け根にある托葉は細く裂けます。
和名:漢字
長嘴菫
学名
Viola rostrata var. japonica
分類:目
キントラノオ目 Malpighiales
分類:科
スミレ科 Violaceae
分類:属
スミレ属 Viola
分類:種
ナガハシスミレ V. rostrata var. japonica
花期
4~5月
分布
北海道, 本州, 四国
分布地
大潟水と森公園
その他
花は紫色で個体によって濃淡があります。花弁は重なり、唇弁と側弁の基部側には紫条があります。側弁は無毛で柱頭は円柱です。
地下茎は木質化し、果実は蒴果です。
根生葉は冬でも存在し光沢がありますが、アワガタケスミレの葉のような強い光沢や厚さはありません。葉の切れ込みや形は地域差があります。
横向きの距
上向きの距