スハマソウ

スハマソウとは、ミスミソウの品種に分類されている多年草です。3中裂する根生葉において、裂片の先がミスミソウのように尖らず、丸くなるのがスハマソウの特徴ですが個体差があります。また花弁は存在せず、花弁状に見える白い萼片はミスミソウよりも枚数が少なくて、6~8枚程度で、卵形をしており幅が広くて先が丸みを帯びています。スハマソウの場合は萼片は10枚以上あり、幅が狭い長楕円形で先が丸みをあまり帯びていないです。

3中裂する葉の形が、海岸に突き出た州浜に似ていることが名前の由来になっています。雪が降る日本海側の自生地では、雪と同色の白色の花は目立ちにくいため、紅色や紫色等の色を帯びることが多いです。それに対して太平洋側では白い花が多いです。

類似植物として、葉の両面や花茎に毛が多いケスハマソウが存在し、ミスミソウの品種扱いです。他にもオオミスミソウや、アマクサスハマソウ、アシガラスハマソウ、トサミスミソウが日本に自生しています。

基本情報

和名:漢字
洲浜草
学名
Hepatica nobilis var. japonica f. variegata
分類:目
キンポウゲ目 Ranunculales
分類:科
キンポウゲ科 Ranunculaceae
分類:属
ミスミソウ属 Hepatica
分類:種
スハマソウ C. keiskeanum
花期
2~4月
分布
東北以南
分布地
城山カタクリの里
その他

詳細情報

スハマソウ
スハマソウ

スハマソウやミスミソウ等、スハマソウ属に分類される植物は園芸種も含めて雪割草と呼ばれることがあります。しかしユキワリソウと呼ばれる異なる植物が存在するため、混同に注意が必要です。

スハマソウ

神奈川県と愛知県では、スハマソウとミスミソウの両方が存在しますが、分布域が異なっており混在していません。

スハマソウ
スハマソウ

花弁のように見える白い萼片の後ろには3輪生する総苞葉があり、こちらは萼片のように見えます。

スハマソウの花
スハマソウの葉
スハマソウ

葉は常緑で長柄があります。