サツマイナモリとは、イナモリソウに似た白い花を咲かせることが名前の由来になっている多年草で、分布は薩摩地域だけでなく広いです。別称としてキダチイナモリソウとも呼ばれます。草丈は10~25cm程で、花は漏斗形をした花冠であり、先は5裂して長さ1~1.5cmです。 花冠の内側や裂片の表面には白い毛が生えています。
異形花柱花であり、花柱が長く花糸が短い長花柱花と花柱が短く花糸が長い短花柱花の株が存在する集散花序です。葉は卵形や長楕円状披針形で対生し、長さは2~5cmあります。茎は枝分かれしながら地上を這い、節から発根して広がり、時に群生します。
日差しが強くない湿った林内や滝の近くに生育しています。
和名:漢字
薩摩稲森
学名
Ophiorhiza japonica
分類:目
アカネ目 Rubiales
分類:科
アカネ科 Rubiaceae
分類:属
サツマイナモリ属 Ophiorhiza
分類:種
サツマイナモリ O. japonica
花期
12~5月
分布
関東~沖縄
分布地
八雲
その他
茎の頂部に複数付く花は横向きに咲き、花ごとに様々な方角を向きます。
茎には褐色の曲がった毛があります。雄しべは5本あります。
鹿児島県(4月)