ヒトヨシテンナンショウ

ヒトヨシテンナンショウとは、熊本県の人吉地方に自生していることが名前の由来になっている多年草です。草丈が50~120cm程になる日本固有種です。

仏炎苞が黒に近い赤紫褐色であることが特徴であり、舷部は真っ黒です。筒部はそれよりも白っぽく、クリーム色の縦模様があります。付属体は棒状でクリーム色をしており、時に黒色の斑点があります。葉は2枚あり、小葉は7~17個です。表面は光沢があり、その縁は波打ったり細鋸歯があったりします。小葉は鳥足状に付きます。花は葉よりも早く展開します。

雌雄偽異株のため、若い株は雄株で、生長すると雌株になります。

基本情報

和名:漢字
人吉天南星
学名
Lobelia sessilifolia
分類:目
オモダカ目 Alismatales
分類:科
サトイモ科 Araceae
分類:属
テンナンショウ属 Arisaema
分類:種
ヒトヨシテンナンショウ L. sessilifolia
花期
4~5月
分布
九州
分布地
阿蘇
その他

詳細情報

ヒトヨシテンナンショウ
鹿児島県(4月)
ヒトヨシテンナンショウ

仏炎苞の口辺部は開出しています。

ヒトヨシテンナンショウ

ガードレール脇の道路等、様々な場所で生えています。