ハンゴンソウとは、葉の形が人の掌に似ており、死者を手招いているようで死者の魂を呼び戻すことから反魂と名付けられたとされていますが、名前の由来は諸説ある大型の多年草です。大きいものだと草丈は2m程にもなり、黄色い花には舌状花が5~7枚ある散房花序です。
明るい湿性の草原に生えており、低地から高山まで様々な湿原の端や林縁などで見かけます。開花時期はお盆の時期です。
名前が似ているオオハンゴンソウやアラゲハンゴンソウは外来種で、生命力と繁殖力が強く、黄色い花を咲かせます。
和名:漢字
反魂草
学名
Senecio cannabifolius
分類:目
キク目 Asterales
分類:科
キク科 Asteraceae
分類:属
キオン属 Senecio
分類:種
ハンゴンソウ S. cannabifolius
花期
7~9月
分布
北海道, 東北, 関東, 中部
分布地
尾瀬, 北岳
その他
総苞は筒形です。
葉羽状に3~7に深裂し、切れ込みがないものはヒトツバハンゴンソウと呼ばれています。北海道ではナナツバと呼ばれ新芽が山菜として食されています。
人丈よりも伸びます。
葉は互生します。