ミドリクロヤツシロラン

ミドリクロヤツシロランとは、クロヤツシロランの品種で緑色を帯びています。全草が緑色ではなく、花や子房、蒴果、花柄の一部が緑色を帯びます。それ以外はクロヤツシロランと違いはありません。

光合成をしない菌従属栄養植物のため葉緑素はなく、葉は退化しています。花の緑色は葉緑素によるものではありません。受粉した花はタール状に溶けて、蒴果を形成して花柄を30cm以上伸ばして、遠くへ果実を飛ばします。

クロヤツシロランの品種として、赤褐色の花を咲かせるベンガラヤツシロランが存在します。

基本情報

和名:漢字
緑黒八代蘭
学名
Gastrodia pubilabiata Y. Sawa f. viridis
分類:目
キジカクシ目 Asparagales
分類:科
ラン科 Orchidaceae
分類:属
オニノヤガラ属 Gastrodia
分類:種
ミドリクロヤツシロラン G. pubilabiata Y.Sawa f. viridis
花期
9月末~10月初旬
分布
不明
分布地
不明
その他

詳細情報

ミドリクロヤツシロランの花
ミドリクロヤツシロラン
上部
自然光では緑色は分かりにくいですが、ライトを当てるとより緑色に見えます。