ハマタカトウダイ

ハマタカトウダイとは、タカトウダイの海岸型品種です。タカトウダイと比べて全体が小型で、茎が匍匐するため草丈もより低く20~40cm程、葉に厚みがあり、やや密につきます。花序の枝が短くて花が密集します。自生地では他の植物とひしめき合いながら葉が隠れていたり、風などの影響で倒れながら生育しています。

花を初夏から夏にかけて咲かせますが、10月頃まで咲いています。杯状花序の黄色い腺体は楕円形をしており、4つの腺体の真ん中から雄しべと子房が伸びています。子房の先端に花柱が3本あります。総苞葉は菱状卵形です。果実には、いぼ状突起が無数にあります。

海岸の岩場などに多様な場所に生育する類似植物としてイワタイゲキが存在します。

基本情報

和名:漢字
浜高燈台
学名
Euphorbia lasiocaula f. maritime
分類:目
キントラノオ目 Malpighiales
分類:科
トウダイグサ科 Euphorbiaceae
分類:属
トウダイグサ属 Euphorbia
分類:種
ハマタカトウダイ E. lasiocaula f. maritime
花期
6~9月
分布
本州~九州
分布地
三浦半島
その他

詳細情報

ハマタカトウダイ
ハマタカトウダイ

海岸など海の近くで生育するため、潮風や海水に耐えられるよう葉が厚くなっていると考えられます。

ハマタカトウダイ

タカトウダイと同様に個体差が大きい植物で、葉が全縁の個体や縁の鋸歯が目立つ個体、葉の先端が尖る個体や丸い個体など様々存在します。

ハマタカトウダイ
7月
ハマタカトウダイ
ハマタカトウダイ