ジンバホウチャクソウ

ジンバホウチャクソウとは、陣馬山で発見されたことが名前の由来になっている多年草です。ホウチャクソウは普通、白い花の先に緑色を帯びていますが、ジンバホウチャクソウは更に暗い紫色も帯びているのが特徴で、ホウチャクソウの自然品種となっています。

草丈は30~60cmあり、茎は上部で分かれます。葉は卵状楕円形で、互生し、長さ5~15cmです。葉の付け根から、長さ2~3cmの花が1~3個垂れ下がります。花は6枚の花弁が筒状に集まっています。花の色以外は、ホウチャクソウと違いはありません。

他にナンゴクホウチャクソウやヒメホウチャクソウ、ナントウホウチャクソウが存在します。

基本情報

和名:漢字
陣馬宝鐸草
学名
Disporum sessile f. melananthum
分類:目
ユリ目 Liliales
分類:科
イヌサフラン科 Colchicaceae
分類:属
チゴユリ属 Disporum
分類:種
ジンバホウチャクソウ D. sessile
花期
4~5月
分布
不明
分布地
陣馬山, 高尾山
その他

詳細情報

ジンバホウチャクソウの花

ホウチャクソウの名は寺院の軒に下げる宝鐸に花が似ていることから名付けられています。紫色の花を持った個体は1977年に陣馬山で発見されました。

高尾山に自生するジンバホウチャクソウ

高尾山(5月7日)