シロウマチドリ

シロウマチドリとは、背丈60cmほどにもなる、花も含め全身緑色のラン科高山植物です。別名はユウバリチドリです。太い花茎には葉が互生し、上部には無数の黄緑色の花と包葉が密集しています。花と包葉が絡み合うような姿が特徴です。花の距は太く、下を向いています。幅広の唇弁の奥に隠れており、あまり目立ちません。唇弁の先端は尖らず、細長い舌を連想させます。側萼片は横に全開し、側花弁は前方へ伸びて互いの先端がくっついています。

夏の高山帯で森林限界を超えた日当たりの良い場所や、高山帯のやや湿った草原に自生しています。他の植物の緑に紛れて、存在に気が付かない登山者も多くいます。

基本情報

和名:漢字
白馬千鳥
学名
Platanthera hyperborea
分類:目
キジカクシ目 Asparagales
分類:科
ラン科 Orchidaceae
分類:属
ツレサギソウ属 Platanthera
分類:種
シロウマチドリ P. hyperborea
花期
7~8月
赤リスト
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
北海道:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
長野県:絶滅危惧IB類(EN)
分布
北海道と中部地方
分布地
白馬岳, 立山室堂, 北岳, 北海道
その他

詳細情報

シロウマチドリの花
個体数は多くありません。
7月21日(白馬岳)
シロウマチドリの全体像
海外では、北米(カナダやアメリカ)に自生地があり、北部ミドリラン(Northern Green Orchid)と呼ばれています。