ウスギオウレン

ウスギオウレンとは、薄い黄色の花を咲かせる日本固有種の多年草です。個体によっては淡黄緑色の花を咲かせ、両性花、雄花、雌花があります。背丈は10~20cmあります。本州中部のフォッサマグナ域と呼ばれる限られた場所にしか生息していません。

葉は3回3出複葉しますが、2回3出複葉する個体もいます。葉はセリバオウレンやコセリバオウレンなどに似ていますが、これらの花は白く、花の形も異なります。

花を構成する薄黄色のパーツは長さが短いのが花弁で、長くて4~5枚あるのが萼片です。他のオウレンと比べ、萼片は波打ったり、よじれたりしやすい特徴があります。

基本情報

和名:漢字
薄黄黄蓮
学名
Coptis lutescens Tamura
分類:目
キンポウゲ目 Ranunculales
分類:科
キンポウゲ科 Ranunculaceae
分類:属
オウレン属 Coptis
分類:種
ウスギオウレン C. lutescens
花期
2~5月
分布
本州中部(東京都・神奈川県・山梨県・静岡県・愛知県)
分布地
西丹沢, 大山(東丹沢), 水晶山(奥秩父)
その他

詳細情報

ウスギオウレンの両性花
両性花(中央の緑色が雌花)
ウスギオウレンの雄花
雄花(中央の豆粒のようなものが葯)
葯は花弁や萼片と同じ色をしており、中央に赤紫色の線が入っています。
ウスギオウレンの雌花
雌花(3月16日)
丹沢(3月13日)
ウスギオウレンの葉
葉は3回3出複葉が一般的です。
よじれた萼片
見た目は春の妖精です。
萼片が5枚の花
周囲(背景)に同化しています。
萼片が4枚の花
ウスギオウレンの群生地に咲く無数の花
この群生地では、人の手が届く場所には個体数は少なく、手が届かない場所に密集していました。