十三層遺址
日本統治時代の1933年に日本人によって建てられた製錬所の廃墟。最盛期には工員が7000人ほどいたそうですが、1985年に閉鎖されました。
金瓜石鉱山で採掘された銅を製錬する場所で13層の建物(実際は18層)ですが、ほとんどが倒壊し今は最上部の建物のみ残っています。
この製錬所は重金属による土壌汚染が深刻となっており、ほとんどの場所が立ち入り禁止です。

基本情報

住所
新北市瑞芳区金水公路
アクセス
台北駅(台北火車站)から台湾鉄道に乗って瑞芳駅へ。
①瑞芳駅で下車し、「瑞芳火車站」バス停で基隆客運バス(856番)に乗り、
「水湳洞」バス停で下車し坂を上る(平日1時間に1本、休日30分に1本)。
②瑞芳駅で下車し、「瑞新新村(瑞柑新村)」バス停で基隆客運バス(826番)に乗り、
「茹川橋」バス停で下車(休日のみ運行で40分に1本)。
営業時間
24時間
料金
なし
観光シーズン
オールシーズン
観光時間
1時間
その他
建物内の見学は危険かつ健康を害する可能性があります。

バス停「水湳洞」から見た姿

製錬所の上部へ向かう途中

製錬所の上部

黒金剛大山と陰陽海が見えます。
黒金剛大山…キングコングに見える基隆山。
陰陽海…黄金瀑布を含めた、金瓜石の山間部から流れる水に重金属が含まれており、それが青い陰陽海に流れ出て茶色に染まっています。
陰陽海
雑草と錆びた鉄筋コンクリート
触るのは危険です。
現在は柵で入れません。

長仁三坑廃煙道

廃煙道は海抜70mから400mまで伸びています。
精錬場の煙が水湳洞や金瓜石のあらゆる場所で漏れた問題を解決するために三本の煙道を建設しました。

見下ろした姿